Road to COLOMBIA vol.5 『世界を見据えた熱い闘い!』

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 若手の台頭が、Fリーグを面白くしている。

 第11節、名古屋オーシャンズvs湘南ベルマーレは2-1で名古屋が勝利。開幕から負けなし、連勝を11に伸ばしている。しかしながら、湘南も素晴らしい闘志を見せてくれた。現役の日本代表選手であり、名古屋の得点源でもある森岡薫に、湘南の植松晃都が果敢に勝負を挑む。ふたりの年齢差は19歳。弱冠17歳の植松がトッププレーヤーの森岡に怯むことなく勝負を挑み、得点を目指す。非常に見応えのある1対1の攻防であった。また、デウソン神戸vsフウガドールすみだでも、すみだの清水和也(18歳)、岡山和馬(22歳)の得点で神戸から勝点3をもぎ取った。

 昨季までは日本代表経験のある選手やベテランの選手に歯も立たなかったような若手が、各クラブの監督に育てられ、成長していく様が今季の各試合で垣間見える。しかし、ベテラン選手も黙ってはいない。プライドを持ち、「まだまだ舐めるなよ!」と若手選手を弾き飛ばして活躍している姿もまた、非常に見応えがある。

 ベテランと若手が切磋琢磨し、激しく熱い戦いが増えることで、Fリーグ全体のレベルが向上する。それは2016年に行われるFIFAフットサルW杯でのベスト4入りを目指す日本代表のレベルアップにも繋がっていく。

 全33節からなるFリーグは、今週末から2巡目に入る。7月にはSFIDA Fリーグオーシャンカップ・神戸フェスタ2015 supported by LIFEGUARDで、スペインやブラジルの強豪との対戦も控えている。

 AFCフットサル選手権を、FIFAフットサルW杯を、日本代表として闘う選手は誰なのか。それは、誰にも分からない。世界を見据え、決して諦めずに闘う選手が、日の丸を背負う戦士になるだろう!!