Road to COLOMBIA vol.8 『いよいよ名古屋がアジア連覇を懸けてAFCフットサルクラブ選手権へ!』

14セルジーニョ

 SFIDA Fリーグオーシャンカップ・神戸フェスタ2015 supported by LIFEGUARD ~阪神・淡路大震災復興20年事業~は大盛況のうちに幕を閉じた。

 並みいる海外の強豪に果敢に立ち向かい、リーグ戦とは違った雰囲気やリズムを経験したFリーグの選手たち。ひと回りもふた回りも成長した彼らが再開したリーグ戦に臨んだ。

 カップ戦王者としてフウガドールすみだと対戦した府中アスレティックFC。連戦での激闘を終え、中5日でのリーグ戦再開となり疲労もあったのか、開始直後にすみだの若手、清水和也に得点される。8分にも曽根直人に得点を奪われ、1点を返すも失点が続き4-1で前半を折り返す。迎えた後半、府中が意地を見せた。皆本晃、渡邉知晃、永島俊と主力が得点を重ね同点にすると、小山剛史のこの日2点目となるゴールで逆転に成功。このままリードを守りきりたい府中だったが、東京ダービーということもあり大歓声が響く中、試合時間残り30秒あまりですみだの青山竜也が得点。終了間際まで両者追加点を狙うも5-5で試合が終了し、勝点1を分け合う結果となった。

 カップ戦決勝で府中との激闘を繰り広げた名古屋オーシャンズは、カップ戦4位のエスポラーダ北海道をホームに迎えた。開始早々からスピーディーで激しい試合を展開した両者。まずは1分41秒で森岡薫が強烈なシュートを放つ。北海道GK関口優志も反応していたものの、シュートの勢いは衰えずボールはゴールの中へ。粘り強さが持ち味の北海道は上貝修が躍動し、本田拓磨のゴールをアシストし同点とするも、キャプテンのペドロ コスタが「負けを認めたわけではないが、カップ戦決勝を落としたことはいい経験になった」と語ったとおり、名古屋の猛攻は止まらなかった。怪我による長期離脱から復帰したシンビーニャのアシストでペドロ コスタが得点すると、セルジーニョ、酒井といった主力が得点を重ね、森岡薫が終了間際にだめ押しの追加点。6-3で勝利した名古屋は今季リーグ戦無敗の勢いのまま、AFCフットサルクラブ選手権連覇に臨む。来年開催されるW杯を見据え、Fリーグ全12チームの代表として、まずは名古屋がアジア王者の貫禄を見せつける!