町田セントラル1日目レビュー:仙台が浜松との接戦を制す、府中勝利でプレーオフへ!

町田市立総合体育館で開催中の町田セントラル。今季最終節となるセントラルの1日目は3試合が行われた。

2点リードから追いつかれるも仙台が接戦を制す

ヴォスクオーレ仙台 4 – 3 アグレミーナ浜松
Watch Star of The Match : 佐々木 諒


町田セントラル初日、1戦目はヴォスクオーレ仙台 vs アグレミーナ浜松。下位同士の対戦とは思えないほど熱のこもった激戦となった。立ち上がり、浜松が積極的に攻撃を仕掛けるが、仙台がカウンターで応戦する。双方のGKがファインセーブを見せ、一進一退の攻防の中、ベンチのホセ・フェルナンデス監督から「シンプルに!」と何度も声をかけられていた仙台が拮抗した試合をこじ開ける。FP佐々木諒がゴール前右手からのシュートで1分間で2得点を挙げ、2点のリードで前半を折り返す。迎えた後半、開始1分4秒で浜松FP松浦勇武が得点を挙げると、そのわずか16秒後にFP銀島壮志がゴール右端にシュートを突き刺し2-2の同点に。その後も両者一歩も譲らず、激戦を繰り広げたが、審判に注意を受けるほど念入りにタイムアウトで監督の指示に耳を傾けた仙台が浜松の追随を許さず4-3で勝利。今季浜松に2勝1敗で最終戦を終えた。

33佐々木、狩野

シンプルに得点を重ねた名古屋が王者の貫禄を見せつける

バルドラール浦安 2 – 7 名古屋オーシャンズ
Watch Star of The Match : 篠田 龍馬


名古屋が王者の貫禄を見せつけた。以前ほど気負わず試合に入れている感のある浦安は、前半立ち上がりから積極的に前プレをかける。しかし、浦安のプレスを巧みにかわす名古屋は4分、FP森岡薫のアシストからFP酒井ラファエル良男がピンボールのようなシュートを決めると、6分にはGK篠田龍馬のロングスローを受けたFP前鈍内マティアスエルナンがゴールし2-0。その後もFPペドロコスタの落ち着きはらったループ、森岡の相手GKの左脇をかすめる狙いすましたゴールで得点を重ねる。浦安ベンチから「寄せろ!」「(前に)いかないと!」と再三檄が飛び、FP野村啓介が頭で足で名古屋ゴールに迫るが、名古屋GK篠田龍馬がゴールを割らせない。名古屋32本、浦安15本とシュート数でも倍以上の差をつけた名古屋が7-2と圧勝。最終戦を勝利し、プレーオフ決勝Roundへ弾みをつける結果となった。

33森岡

府中アスレティックFC 5 – 4 シュライカー大阪
Watch Star of The Match : 柴田 祐輔


プレーオフ進出が懸かる府中とプレーオフ進出の順位を上げたい大阪の一戦は、激しいものとなった。立ち上がり1分半、FP堀内廸弥がこぼれ球を押し込み先制。しかし、わずか22秒で府中が同点に追いつくと、6分にはFP柴田祐輔が落ち着いて相手GKをかわし逆転弾。その後も両者積極的に攻撃を仕掛け、大阪のヴィニシウスが得点記録を伸ばすなど点の取り合いになる。柴田の2点目で2点のリードを奪われた大阪ベンチからは「ディフェンス!」「寄せろ!」と激しい檄が飛んだ。堀内の2点目で1点差に迫るも、府中FP上福元の反転シュートで再度2点を追う展開に。残り5分を切り、右サイドから仕掛けたFP加藤未渚実のアシストからFPアルトゥールが技ありゴールを決め5-4とするも追撃及ばずタイムアップ。府中が3年ぶりのプレーオフ進出を決めた。

敗れた大阪だが、スターティングメンバー5人全員が90年代生まれという若手中心の起用について木暮監督は「プレーオフ進出が決まっている状態でプレッシャーも少なく、スタートはまっさらな状態なので例えミスをしても取り返す時間はあります。今日もいい入りをしてくれて、彼らなりの共通意識やコンビネーションを見せてくれました。大阪は若手が伸びてきて戦えるチームだということを証明できたのではないかと思います」と語った。

33柴田

明日の町田セントラル2日目も3試合が行われる。町田セントラルチケット情報はこちらから