プレーオフFinal Roundプレビュー:府中の下剋上なるか、名古屋が王者の貫禄を見せつけるか、注目の決戦が幕を開ける

6日に行われたSuperSports XEBIO Fリーグ2015/2016 プレーオフ 2nd Round。この試合で府中アスレティックFCが勝利し、リーグ戦1位でプレーオフに進出した名古屋オーシャンズに挑むことが決まった。

7月に神戸市で行われたオーシャンカップ・神戸フェスタ決勝と同カードとなったFinal Round。府中の監督、選手がカップ戦後に口々に「目指すものはリーグ優勝」「2冠を目指す」と語った決意が現実味を帯びてきた。

ただし今回のFinal Roundはリーグ戦1位の名古屋がアドバンテージを持つ。第1戦で名古屋が勝利または引き分けた場合、その場で名古屋の9連覇が決定する。府中が王者の座を奪うには2戦とも勝利あるのみ。真夏のカップ戦の再来なるか、絶対王者がその座を守り切るのか、日本で最も熱い決戦が名古屋で幕を開ける。

プレーオフ Final Round
名古屋オーシャンズ vs. 府中アスレティックFC
2016年1月9日(土)14:00 キックオフ

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リーグ戦1位でプレーオフに進出した名古屋。その道のりは決して楽なものではなかった。シーズン中の吉川智貴の移籍、AFCフットサルクラブ選手権出場のためのタイトなスケジュール、エース森岡薫の離脱・・・。ホーム最終戦の第32節、vsペスカドーラ町田戦では1-2と敗戦を喫した。ビクトル・アコスタ監督、キャプテンのペドロ コスタは敗戦を経験するたびに「経験」「成長」を口にした。そういった経験を経た名古屋の選手たちがこのプレーオフFinal Roundをどう戦い抜くのか、その成長ぶりにも注目だ。

府中はFリーグにプレーオフ制度が導入された2012/2013シーズン、リーグ戦3位で進出。今回2nd Roundを戦ったシュライカー大阪に敗れ、Final Round進出は叶わなかった。今回、その雪辱をはたし、昨季の大阪がそうであったように、リーグ戦5位からのFinal進出と下剋上を狙う。2日連続の激戦を終え、中2日でのFinalと体力面が懸念されるが、谷本俊介監督は「トレーニングのほうがつらいくらい」と選手たちのフィジカルに絶対の自信を見せる。あと2勝で名古屋以外が手にしたことのないリーグチャンピオンの座に手が届く。まずは9日の第1戦に期待したい。

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