2016/2017シーズン振り返り<第24節~33節・プレーオフ>

2016年6月11日(土)、12日(日)の代々木セントラルで開幕し、2017年3月4日(土)のプレーオフ Final Roundで閉幕した2016/2017シーズンのFリーグ。様々な記録が生まれたほか、初のオールスターゲームも行われ、10周年を迎えたFリーグを盛り上げました。最終回では終盤戦の第24節~第33節、プレーオフを振り返ります。

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第24節〜33節

*ロドリゴ選手(湘南ベルマーレ)リーグ通算8500ゴール

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1月7日に小田原アリーナ(神奈川県小田原市)で行われたFリーグ第27節 湘南ベルマーレvs名古屋オーシャンズ戦において、湘南のロドリゴ選手がリーグ通算8500ゴールを達成。ロドリゴ選手の記念ゴールはPKでした。

 

*アグレミーナ浜松、Fリーグ参入後初の3連勝

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1月21日にエコパアリーナ(静岡県袋井市)で行われたFリーグ第29節 アグレミーナ浜松vsヴォスクオーレ仙台。3—2で勝利を収めた浜松は、2012/2013シーズンのFリーグ参入以来初の3連勝を達成しました。

 

*シュライカー大阪、リーグ戦1位確定

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2月3日に行われたFリーグ第30節 名古屋セントラル。首位大阪と2位名古屋オーシャンズとの直接対決は、1—0で名古屋が勝利しました。この時点で大阪の勝点は74。名古屋の勝点は67。つづく第31節、先に試合を行なった名古屋は府中アスレティックFCに敗戦。残り2試合で大阪の勝点を上回ることができなくなったため、大阪のリーグ戦1位が決定しました。名古屋以外のチームが1位の成績を収めることは、Fリーグ史上初の快挙です。大阪はその後3勝し、最終的な勝点を83まで伸ばしました。

 

*名古屋オーシャンズ、1試合での最多得点12得点を記録

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2月12日、仙台市体育館(宮城県仙台市)で行われたFリーグ第32節 ヴォスクオーレ仙台 vs 名古屋オーシャンズ戦。12-1で名古屋が勝利し、2016/2017シーズン1試合での最多得点及び、最多得点差での勝利を記録しました。

 

*府中アスレティックFC、プレーオフ出場最後のひと枠を獲得

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2月12日、町田市総合体育館(東京都町田市)で行われたFリーグ第32節 府中アスレティックFC vs バサジィ大分。2—1で勝利した府中が、残り1試合を残してリーグ戦5位を確定。プレーオフ出場最後のひと枠に滑り込みました。

 

*エスポラーダ北海道、シーズン最多入場者数を記録

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2016/2017シーズン、すべてのホームゲームで1000人以上の入場者数を記録した北海道。シーズン通算26,420名はリーグ史上最多。今シーズン最も入場者数が多かった試合は、10月15日に北海きたえーるで行われた第14節 エスポラーダ北海道 vs 名古屋オーシャンズでした。(セントラル方式をのぞく)

 

*シュライカー大阪、Fリーグ10年目に初優勝!

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リーグ戦1位でプレーオフに出場した大阪。1st/2nd Roundを勝ち抜いてきたペスカドーラ町田と、Final Roundで対戦しました。リーグ戦上位のアドバンテージを持つ大阪は、1戦目を勝利した時点で優勝が決まりますが、前半に3点をリードした町田が第1戦を3—2で勝利。優勝のゆくえは、翌日の第2戦に持ち越されました。第2戦も両者譲らぬ激戦を繰り広げましたが、リーグ戦1位の意地を見せた大阪が3—2で勝利し、悲願の初優勝。最優秀選手賞を小曽戸允哉選手が、得点王をヴィニシウス選手が受賞したほか、ベスト5に4選手が選出され、大阪のチーム力を示す結果となりました。

プロ選手、アマチュア選手が混在するリーグにおいて、優勝という結果を収めた要因について木暮賢一郎監督は「12チームそれぞれ状況が異なる中で、大阪は恵まれた環境に置かれている」ということをひとつ要因に挙げなから、「3年前の就任初日に「歴史を変えよう」と選手たちの前で挨拶をしたその日から、このチームで成し遂げたい目標、その目標設定から自分自身がぶれてはいけないと思ってやってきました。選手たちはフットサルが大好きで、自分たちの生活も含め、(フットサルに)懸けて、時間を割いて一生懸命やっていることを理解しています。そういった彼らの欲求というのは、こういったタイトル、喜びに対して向かうことが一番だと信じてやってきました。もちろん普及活動や魅力の伝え方はたくさんあるし、それも大事なことだと思っています。ただ、今までも色々な注目されるきっかけがあったと思いますが、本当の意味で定着するには、タイトルを懸けて戦えるチームが1チームでも増えて、観に来た人がその熱さ、激しさを感じてリピーターになってくれること。僕たちフットサルの人間が面白いゲームをする、それ以外にないと信じています。厳しい決断をしたこともたくさんあります。多くのベテランの選手を使わない時期もあったし、みんな悔しい思いをしたと思います。自分自身も選手だったので、その気持ちは十分分かりますけども、そこで自分がぶれてしまったら本当に一生懸命やっている選手に申し訳ないと思うし、監督である以上は、最初に掲げた目標を自分の信念としてやり続ける。それを選手たちに伝えてきたつもりです」と話しました。

Fリーグの年間優勝を遂げた大阪は、3月中旬に行われた全日本フットサル選手権でも優勝し、シーズン2冠を達成しています。