仙台がホームで今季初勝利を挙げる。名古屋は今季初の黒星。【DUARIG Fリーグ2017/2018 第12節】

DUARIG Fリーグ2017/2018は、25日(金)~27日(日)の3日間にわたり、第12節の6試合を行いました。

DUARIG Fリーグ2017/2018 第12節

8月25日(金)19:00キックオフ(札幌市美香保体育館)
エスポラーダ北海道 3-5 湘南ベルマーレ

前節敗戦し、連敗は避けたい湘南が、アウェイで北海道を下しました。開始わずか2分、PKを得た湘南は、これをロドリゴ選手が危なげなく決め、先制に成功します。6分、室田翔伍選手のゴールで北海道が同点に追いつくと、9分、鍛代元気選手のゴールで再度湘南がリードし、試合はシーソーゲームの様相を呈します。16分、得点ランキング上位に名を連ねる水上玄太選手がゴールし、再度同点に追いつきますが、17分、19分と湘南が得点を重ね、北海道を突き放します。2-4で迎えた後半、序盤に湘南は退場者を出し、北海道がPKを獲得。これを水上選手が決め、3-4と1点差に追いつきます。ここから波に乗り、追いつきたい北海道でしたが、35分、内村俊太選手がこの試合2点目となるゴールを決め、湘南が2点をリードすると、パワープレーを開始した北海道。しかし、なかなか得点を奪えない北海道は、タイムアウトを取り体制を立て直します。タイムアウト明けも湘南ゴールに迫りますが、得点を奪うことができずにタイムアップ。前節1点差で敗戦した湘南が勝利し、2位をキープしています。

8月26日(土)15:30キックオフ(浦安市総合体育館)
府中アスレティックFC 5-6 シュライカー大阪

激しい打ち合いとなったこの試合。立ち上がりから両者積極的にゴールを狙います。先制は府中。交代でピッチに入ったばかりの関尚登選手が、右サイドからシュートを突き刺します。直後に大阪はフリーキックからチャンスを迎えますが、これは決めきることができません。その後も激しい攻防を繰り広げますが、府中GK山田正剛選手、大阪GK柿原聡一朗選手と両GKが好セーブを見せます。大阪は10分、小曽戸允哉選手のパスを芝野創太選手が押し込み、同点とすると、そのわずか15秒後にはキャプテン・アルトゥール選手のゴールで逆転に成功します。18分には佐藤亮選手のゴールで大阪が点差を広げますが、19分、得点ランキング上位をキープする渡邉知晃選手が得点を挙げ1点差に追いつき前半が終了。後半も両者一歩も譲らず、わずか1分の間に内田隼太選手が2得点を挙げ、府中が逆転に成功すると、30分には渡邉選手がこの日2点目となるゴールで追加点。リードを広げます。しかし失点直後、大阪・ヴィニシウス選手がゴールし1点差に迫ると、36分に堀米将太選手が同点弾。39分にはチアゴ選手が逆転ゴールを挙げ、5-6と大阪がリードを奪います。皆本晃選手をGKにパワープレーを仕掛けた府中でしたが、追いつくことができずに試合終了。両チーム64本のシュートが生まれた一戦は、追い上げを見せた大阪が勝利を挙げました。

8月26日(土)18:00キックオフ(浦安市総合体育館)
バルドラール浦安 3-3 アグレミーナ浜松

ホーム浦安が、終盤に追いつく粘りを見せました。先制したのはその浦安。4分、中島孝選手から永島俊選手を経由し、最後は野村啓介選手がゴールを決めます。その後も両者チャンスを作りますが決めきれず、1-0と浦安リードのまま、10分が経過します。すると浜松は、前鈍内マティアスエルナン選手が左足でシュートを放ち、これを浦安GK藤原潤選手がはじいてコーナーキックを獲得。これを新加入のフィネオ アラウージョ選手がダイレクトで押し込み同点とします。1-1で迎えた後半、開始わずか49秒で、星翔太選手がこぼれ球を押し込み再度1点をリード。その後どちらにも得点が生まれないまま、後半も半分以上を経過しますが、34分、先制点を挙げたフィネオ選手のアシストから野嶋倫選手が同点弾を決めると、直後にそのフィネオ選手がこの試合2点目となるゴールを決め逆転に成功。しかし、粘りを見せる浦安は、星選手がミドルシュートを突き刺し3-3の同点に。さらに追加点を挙げるべく積極的に仕掛ける浦安でしたが、これを浜松がしのいで試合終了。勝点1を分ける結果となりました。

8月27日(日)13:00キックオフ(カメイアリーナ仙台)
ヴォスクオーレ仙台 4-3 デウソン神戸

1巡目の11試合で勝利を挙げることのできなかった仙台が、ホームで今季初勝利を挙げました。前半序盤は拮抗した展開が続きましたが、先にタイムアウトを取った仙台はタイムアウト明けの14分、堀内迪弥選手のゴールで先制に成功します。つづく16分にはサイドの突破から内野脩麻選手が追加点を挙げ、仙台が2点をリードし前半を折り返します。2点を追う神戸は後半序盤から積極的に攻撃を仕掛けますが、ゴールを奪うことができず、29分、失点を喫してしまいます。リードを広げられた神戸はパワープレーを開始すると、これが功を奏し森洸選手の2ゴールで1点差へと迫ります。しかし、残り25秒で仙台・アレックス選手がゴール。再度2点を追う展開に。試合時間残りわずか14秒で、神戸は森選手のハットトリックとなる得点で1点差に迫りますが、追撃及ばず。猛攻を防いだ仙台が、4-3で勝利を挙げました。

8月27日(日)13:00キックオフ(ビーコンプラザ)
バサジィ大分 2-5 フウガドールすみだ

復帰が待たれていた大分のエース、仁部屋和弘選手が開幕戦以来の出場をはたしたこの試合。しかし、ペースをつかんだのはすみだでした。11分、キックインの流れから宮崎曉選手がこぼれ球を押し込み先制。つづく15分には田口元気選手のアシストから栗本博生選手が今季初得点となるゴールを挙げ、リードを広げます。0-2で迎えた後半も、すみだは攻撃の手を緩めず、ボラ選手の放ったシュートを宮崎選手が押し込むと、29分にも宮崎選手がゴールを挙げハットトリックを達成。4点を追う大分は、32分、田村研人選手のパスを受けた山蔦一弘選手が右サイドからゴールを決め1点を返しますが、すみだは田村佳翔選手のゴールで大分を突き放します。7分近くを残し、仁部屋選手をGKに置きパワープレーを仕掛けた大分は、その仁部屋選手が左足でゴールを決め、再度3点差へと迫りますが追撃及ばず。2-5ですみだが勝利を挙げました。

8月27日(日)14:00キックオフ(武田テバオーシャンアリーナ)
名古屋オーシャンズ 1-2 ペスカドーラ町田

同日に行われたFチャレンジリーグ・名古屋オーシャンズサテライトvsペスカドーラ町田アスピランチの試合で、名古屋サテライトが完封勝利し、その後に行われたこの一戦。両者立ち上がりから、気合いのこもった激しい試合を展開しました。両者テンション高く、球際の激しい攻防戦を見せますが、得点を挙げることができません。0-0で折り返し、迎えた後半、フリーキックを得た町田は、森岡薫選手がこれを蹴ると、名古屋のオウンゴールで先制。するとわずか30秒ほどで、室田祐希選手がヒールでシュートを流し込み、町田が2点をリードします。まずは1点を返したい名古屋。果敢に町田ゴールを脅かしますが、町田GKピレス イゴール選手が好セーブを見せ、ゴールを割ることができません。7分以上を残し、パワープレーを仕掛けた名古屋。GKを西谷良介選手、安藤良平選手と使い分けながらゴールを狙い、試合も終盤に近づいた39分、ルイジーニョ選手のアシストからラファ選手のゴールで1点差に迫りますが、町田が集中した守備を見せこれをしのいで試合終了。1-2で町田が勝利し、名古屋は今季初の黒星となりました。