シュライカー大阪がプレーオフ出場をもぎ取る!名古屋は湘南との上位対決で快勝【DUARIG Fリーグ2017/2018 第33節】

DUARIG Fリーグ2017/2018は、1月8日(月・祝)に駒沢セントラル3日目の5試合を行いました。プレーオフ出場残りひと枠に滑り込んだのは、昨年度王者のシュライカー大阪。勝点60で並ぶ府中アスレティックFCは、得失点差で6位となり、惜しくもプレーオフ出場を逃しました。
 

DUARIG Fリーグ2017/2018 第33節

シュライカー大阪 5-3 アグレミーナ浜松
6日の第32節で勝利し、前日の試合で府中が町田と引き分けたため、プレーオフ出場に優位となった大阪は、この試合で掲げるのは必勝のみ。序盤から積極的に攻撃を仕掛けます。しかしこれを集中した守備でしのぐ浜松は、負けじと攻撃を仕掛け返します。試合を動かしたのは大阪。加藤未渚実選手が左足でシュートを突き刺し、1点をリードします。13分には小曽戸允哉選手、佐藤亮選手とつなぎ、芝野創太選手が合わせてリードを広げると、2-0で迎えた後半、開始直後に堀米将太選手、25分には佐藤選手が追加点を挙げ、4点をリードした大阪。点差を広げられた浜松でしたが、27分、今季初出場となった小池良平選手がこぼれ球を押し込み1点を返すと、29分にはカウンターから中村友亮選手が追加点を挙げ、2点差に迫ります。さらに追い上げたい浜松でしたが、31分、大阪・チアゴ選手のゴールで再度3点差に。35分に松本行令選手のゴールで2点差に迫った浜松は、その後中村選手をGKに置きパワープレーを開始しますが、追加点は奪えずタイムアップ。勝利した大阪は、得失点差で大きくアドバンテージを持つため、プレーオフ出場に王手をかける結果となりました。

府中アスレティックFC 4-2 バサジィ大分
直前の試合で大阪が勝利し、プレーオフ出場に後がない府中は開始2分、ゴール前右手から皆本晃選手が先制点を挙げると、5分には岡山洋介選手がこぼれ球を押し込み、2点をリードします。さらに得点を奪いたい府中でしたが、徐々に大分にペースを奪われます。しかし、その大分は前半得点を奪えず、2-0で迎えた後半、開始早々パスを回す大分は、左サイトから仁部屋和弘選手が突き刺し1点差に迫ります。27分、フリーキックを得た府中は、これを渡邉知晃選手が直接突き刺し、自身通算150ゴールを達成。32分には右サイドから抜け出した花嶋悠選手が自らゴールを決め3点差とします。35分、仁部屋選手のパスから田村研人選手がループシュートを決め2点差とした大分は、パワープレーを開始。しかしその後は両者に得点は生まれず、4-2で試合終了。勝利した府中でしたが、得失点差で6位となり、この試合の結果を以って、大阪のプレーオフ出場が決まりました。

名古屋オーシャンズ 6-1 湘南ベルマーレ
上位対決となったこの試合。終始名古屋がペースをつかみました。まずは5分、ルイジーニョ選手のアシストから橋本優也選手が先制点を挙げると、7分にはラファ選手のシュートのこぼれ球を八木聖人選手が突き刺し2点をリードします。ここまでの2戦はどちらも名古屋に敗れている湘南も、黙ってはいられません。12分、GKフィウーザ選手が起点となり、佐藤玲惟選手が押し込んで1点差に迫ります。しかし前半終了間際にラファ選手のシュートで再度2点差とした名古屋は、後半も攻撃の手を緩めず、29分、キックインに合わせた安藤良平選手のゴールで4点目を挙げると、本田真琉虎洲選手をGKにパワープレーを仕掛けた湘南に対し、名古屋のGK篠田龍馬選手がパワープレー返しで2得点。6点を奪った名古屋が快勝し、プレーオフ決勝へ弾みをつける結果となりました。
 
フウガドールすみだ 1-2 デウソン神戸
リーグ最終戦、神戸が勝利をもぎ取りました。先制したのはすみだ。13分、ボールを持つ大薗諒選手がハーフウェイラインを越えて自らシュート。神戸GK小石峯成彦選手がはじきますが、勢いの強いシュートはそのままゴールに吸い込まれます。1点を追う神戸は稲田瑞穂選手がミドルシュートを放つも枠の外。森洸選手のシュートも枠を捉えることができません。1-0で迎えた後半立ち上がり、岡崎チアゴ選手のロングパスに合わせた松宮充義選手の右足ボレーが決まり1-1の同点とすると、その後はどちらにも得点が生まれません。試合残り時間はおよそ2分。最下位脱出を目指す神戸がここで動きます。岡崎選手をGKに置きパワープレーを開始すると、残り58秒、稲田選手のシュートのこぼれ球を森洸選手がすかさず突き刺し逆転に成功。1点のリードを守った神戸が勝利し、最終順位を11位に上げました。

 
ペスカドーラ町田 2-1 ヴォスクオーレ仙台
立ち上がりから両者チャンスを作ります。仙台・南本晶選手のパスに右サイトのノエ選手が合わせますが、これは町田GKイゴール選手がセーブ。対する町田の攻撃にも、仙台GK税田拓基選手が好セーブを見せ、ゴールを割ることができません。ミスから町田に決定機を与えた仙台は、これをゴール前に入ったノエ選手がクリアし、ゴールを守ります。しかし直後に室田祐希選手のロングパスに原辰介選手がヒールで合わせて町田が先制。1-0で前半を折り返します。迎えた後半、追加点を狙うべく攻撃を仕掛ける町田でしたが、カウンターから仙台・アレックス選手がゴールを決め、1-1。試合は振り出しに戻ります。勝ち越したい町田。しかし、ダニエルサカイ選手の強烈なシュートはポストに阻まれ、追加点を奪うことができません。すると残りおよそ2分、タイムアウトを取った町田は、横江怜選手をGKにパワープレーを開始。これが功を奏し、残り46秒で室田選手が勝ち越しゴールを挙げると、マルロン選手をGKにパワープレーを仕掛けた仙台の攻撃をしのぎ、2-1で町田が勝利を収めました。