大分が粘りの逆転勝利! 名古屋、大阪も開幕2連勝【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第2節】

Fリーグ2019/2020 ディビジョン1は、5月31日(金)から6月2日(日)の3日間にわたり、第2節の6試合を行いました。
 

Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第2節

バルドラール浦安 0-1 立川・府中アスレティックFC
 
第1節に引き続き、小宮山友祐監督代行が指揮を執った浦安。開幕2連勝、そしてホーム開幕戦での勝利を目指し、この試合に臨みました。対する立川・府中は開幕戦でバサジィ大分に敗れており、連敗は避けたいところ。試合を動かしたのは、アウェイの立川・府中でした。4分、内田隼太選手のアシストからジョー選手がゴールし、先制に成功します。その後は拮抗した展開が続き、両GKの好セーブもあり、得点が生まれません。0対1と立川・府中リードで迎えた後半、まずは追いつきたい浦安ですが、決めきることができずに時間が経過していきます。流れを掴みながらも得点を奪えない浦安は、3分弱を残してタイムアウトを取ると、長坂拓海選手をGKに置き、パワープレーを開始。しかし、得点を挙げることができずにタイムアップ。ホーム開幕戦は敗戦となりました。
 
ヴォスクオーレ仙台 3-5 シュライカー大阪
 
開幕戦でFリーグ選抜に快勝した仙台が、シュライカー大阪をホームに迎えました。ホセ・フェルナンデス体制5年目を迎え、補強も十分に新シーズンを迎えた仙台。Fリーグオーシャンカップから粘り強さを見せ、開幕2連勝を期待されたホーム開幕戦でした。しかし、先制を挙げたのは大阪。15分に今井翔選手がゴールを挙げると、17分には今季初出場のアルトゥール選手が追加点を奪い、一気に仙台を引き離します。0対2で迎えた後半も大阪の勢いは止まらず、序盤にも追加点を奪うと、26分には永島天太選手のFリーグ初ゴールで4点をリード。しかし、1600人を越える観衆に後押しを受ける仙台はパワープレーを開始すると、31分、35分と堀内迪弥選手がゴールを挙げ、38分には柴田孝平選手のゴールで1点差に迫ります。その後も大阪ゴールを脅かす仙台でしたが、終了間際に失点を喫し3対5で試合終了。アウェイの大阪が勝利し、開幕2連勝を飾りました。
 
フウガドールすみだ 1-3 バサジィ大分
 
開幕戦でエスポラーダ北海道に6対0と大勝したすみだ。この勢いのまま連勝を狙うべく、ホーム開幕戦に臨みました。6分、開幕戦でハットトリックの活躍を見せたガリンシャ選手がセットプレーから得点を挙げ、幸先のいいスタートを切りますが、その後は拮抗した展開が続きます。すみだが1点のリードを守って迎えた後半、両者になかなか得点が生まれないまま時間が経過します。このまま逃げ切りたいすみだでしたが、37分、大分の森洸選手に得点を許し、1対1の同点に。ここですみだがパワープレーを選択。しかし、追加点は奪えず、今度は大分がパワープレーを開始します。これが功を奏し、山田 ラファエル ユウゴ選手のゴールで逆転に成功した大分は、終了間際にも森選手がダメ押しの追加点。激戦を制した大分が、開幕2連勝を飾りました。
 
湘南ベルマーレ 2-3 ペスカドーラ町田
 
今季初の”境川決戦”が行われました。開幕戦では、Fリーグオーシャンカップ決勝の再戦となった試合で1点差に迫りながらも名古屋に敗戦した湘南。対する町田も大阪との激戦に敗れ、連敗は避けたい両者の対戦は、戦前の予想通りの接戦となりました。まずは12分、クレパウジ ヴィニシウス選手が湘南のミスを見逃さず先制点。すると14分には今季下部組織からトップチームに昇格を果たし、この試合がFリーグデビュー戦となった山﨑歩夢選手が同点弾を挙げ、試合を振り出しに戻します。17分、ヴィニシウス選手がこの試合2点目となるゴールを決め、1対2と町田リードで前半を折り返すと後半開始2分で滝田学選手が得点しリードを広げます。苦しい展開となった湘南は、本田真琉虎洲選手のゴールで1点差に迫ると、GKフィウーザ選手も攻撃参加し追加点を狙いますが追撃及ばず2連敗。ホーム開幕戦を黒星で終えました。
 
Fリーグ選抜 2-3 エスポラーダ北海道
 
どちらも連敗は避けたいF選抜と北海道との対戦。F選抜の金井一哉監督は所属を北海道に置き、対する北海道には昨季F選抜で経験を積んだ3選手が所属し、両者にとっても是が非でも勝利したい一戦となりました。拮抗した試合展開の中、13分、ゴール前の高山剛寛選手を狙い三浦憂選手が放ったロングパスがそのままゴールに入り北海道が先制。0対1で前半を折り返します。後半序盤には、堀米将太選手のアシストから水上玄太選手がゴールし、北海道がリードを広げます。しかし、その後ファウルを重ねた北海道は、F選抜に第2PKを献上。これを磯村直樹選手が決めて1点差に迫ると、さらに第2PKを獲得したF選抜でしたが、決めきることができません。すると36分、キックインから宮原勇哉選手がゴールし北海道がリードを広げます。直後に粘り強くプレスをかけ続けていた髙橋裕大選手のゴールで1点差に迫ったF選抜でしたが追撃及ばず。これでF選抜は2連敗、北海道は今季初勝利を挙げました。
 
名古屋オーシャンズ 8-1 ボアルース長野
 
名古屋がホーム開幕戦に今季F1昇格を果たした長野を迎えました。序盤から積極的に先制点を狙う名古屋に対し、粘り強く跳ね返す長野は、8分に先制点も奪います。キャプテン、西巻広直選手が放ったゴールを名古屋GK関口優志選手がはじき損ねてゴールへ。しかし、1点をリードされた名古屋は攻勢を強め、12分、ペピータ選手のアシストからヴァルチーニョ選手が同点ゴールを挙げると、その後も2得点を追加し、3対1で前半を折り返します。迎えた後半も攻撃の手を緩めない名古屋は、開始40秒でペピータ選手が追加点を挙げるとその後もコンスタントに得点を重ねます。8分以上を残し、田口剛志選手をGKに置きパワープレーを開始した長野でしたが、追加点を挙げることができずにタイムアップ。名古屋が開幕2連勝を収めています。