F選抜、今季リーグ戦初勝利!町田vs湘南の”境川決戦”は町田に軍配【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第6節・第7節 共同開催名古屋ラウンド】

Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第6節・第7節 共同開催名古屋ラウンドは、本日最終日の5試合を行いました。バルドラール浦安がシュライカー大阪に逆転勝利を収め、ペスカドーラ町田が5試合ぶりの勝利、Fリーグ選抜が今季初勝利を収めるなど、激戦が繰り広げられました。また、名古屋オーシャンズは本日の試合で、Fリーグ最多得点記録、最大得点差記録を更新しています。
 
シュライカー大阪 3-4 バルドラール浦安
最終日の1試合目から、波乱の展開となりました。まず試合を動かしたのは浦安。7分、野村啓介選手のゴールで先制に成功します。しかし10分、大阪は加藤未渚実選手のキックインからアルトゥール選手がゴールを決め、試合を振り出しに戻します。1対1で迎えた後半、稲田瑞穂選手が2得点を追加し、大阪がリードを広げます。7分以上を残し、長坂拓海選手をGKに置き、パワープレーを仕掛けた浦安でしたが、大阪GK檜山昇吾選手の好セーブに阻まれ、得点を奪うことができません。試合時間残り4分を切り、タイムアウトを取った浦安は流れを引き寄せ、オウンゴールを誘発。1点差に迫ると、そのわずか16秒後には宮﨑岳選手のゴールで同点に追いつきます。今季無敗、勝ち切りたい大阪は稲田選手をGKに置きパワープレーを開始しますが、ディドゥダ選手にパワープレー返しを浴びリードを奪われると、追撃及ばずタイムアップ。2点差をひっくり返した浦安が、3対4で大阪に勝利しました。
 
ペスカドーラ町田 4-0 湘南ベルマーレ
今季2度目の”境川決戦”。第2節で勝利を収めている町田は5試合ぶりの勝利を目指し、高い集中力でこの試合に臨みました。まずは4分、クレパウジ ヴィニシウス選手がこぼれ球に詰め、先制に成功した町田。6分には中村充選手が追加点を挙げ、2点をリードします。7分には左サイドから滝田学選手がゴールし、3点をリード。ここで湘南はタイムアウトを取ります。しかし、町田GK小野寺優介選手の好セーブにも阻まれ、リズムを変えることができません。すると13分、菅谷知寿選手のアシストから滝田選手がこの試合2点目となるゴールを挙げ、さらにリードを広げます。4対0で折り返した後半、粘り強くゴールを狙う湘南でしたがGK小野寺選手の守備を前にゴールをこじ開けることができません。9分を残しパワープレーを開始した湘南は、マルロン選手が幾度となく町田ゴールを脅かしますが、後半だけで21本ものシュートを放ちながらも決めきることができずに試合終了。町田が5試合ぶりの勝利を収めました。
 
名古屋オーシャンズ 15-2 フウガドールすみだ
名古屋がこれまで以上の攻撃力を見せつけました。序盤こそ名古屋の攻撃を跳ね返していたすみだでしたが、徐々に押し込まれる時間が長くなると、8分、平田ネト アントニオ マサノリ選手がこぼれ球を押し込み、名古屋が先制に成功します。ここから名古屋はゴールラッシュ。9分、セットプレーからラファ選手が得点を挙げると、わずか27秒でヴァルチーニョ選手が追加点を挙げ、一気に3点をリードします。前半のうちにさらに2点を追加し、5対0で前半が終了。5点を追うすみだは、まずは1点を返したいところでしたが、後半開始わずか52秒で西谷良介選手に得点を許してしまいます。その後も勢いの止まらない名古屋は次々に得点を重ね9対1。丹羽脩人選手のゴールで1点を返したすみだでしたが、34分にはヴァルチーニョ選手がハットトリックを達成し、10対1。4分半を残しガリンシャ選手をGKに置きパワープレーを開始したすみだでしたが、1点を追加したものの失点がかさみ、15対2で試合終了。名古屋はこの試合でリーグ最多得点、最大得点差記録を更新しました。
 
立川・府中アスレティックFC 2-3 Fリーグ選抜
F選抜が、今季初勝利を挙げました。ここまで1分5敗で勝点わずか1に留まっていたF選抜。序盤から上位の立川・府中に対し、集中した試合展開を見せます。まず試合を動かしたのは立川・府中。上村充哉選手が先制点を挙げ、1点をリードします。このまま得点を重ねたい立川・府中でしたが、10分、右サイドから切り込んだ熊谷貫太郎選手が同点弾を挙げ、試合を振り出しに戻します。1対1で迎えた後半、開始わずか59秒で新田駿選手のFKから計盛良太選手が勝ち越し点を挙げF選抜が逆転に成功。しかし、32分、体勢を崩しながらもシュートを押し込んだ酒井遼太郎選手のゴールで立川・府中が同点に追いつきます。勝ち切りたい立川・府中は、3分強を残し、新井裕生選手をGKに置きパワープレーを開始。しかし、F選抜の集中した守備に阻まれ得点を挙げることができません。このまま試合が終わるかに見えた残り6秒、U20フットサル日本代表でも経験を積んだ畠山勇気選手がパワープレー返しを決め2対3。このまま試合が終了し、F選抜が今季初の勝利を収めました。
 
ボアルース長野 1-3 ヴォスクオーレ仙台
共同開催名古屋ラウンド最終試合は、ここまで未勝利の長野が仙台と対戦しました。序盤からペースをつかむ仙台は4分、森村孝志選手のFKを受けた田村研人選手が中央に送り、これに合わせた堀内迪弥選手のゴールで先制に成功します。10分には左サイドからアランギタヒ選手が追加点を挙げ2点をリード。さらに14分、セットプレーから堀内選手がこの試合2点目となるゴールを決め、3点をリードします。仙台がこのリードを守り、3対0で迎えた後半、まずは1点を返したい長野は粘り強く得点を狙うと、27分縦パスを受けた田口剛志の折り返しに北原健治選手が合わせてゴールを挙げます。この勢いで追加点を狙いたい長野でしたが、試合終盤には退場者を出し、数的不利の状態に。仙台に追加点こそ許さなかったものの、パワープレーでも得点を奪えず試合終了。1対3で仙台が勝利を挙げました。