大阪が2点差を追い上げ、名古屋と引き分ける【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第20節 かみすセントラル】

Fリーグ2019/2020 ディビジョン1は5日(土)、第20節 かみすセントラルの5試合を行いました。
 

【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第20節 かみすセントラル】

バサジィ大分 7-2 ヴォスクオーレ仙台
 
今季躍進を見せる大分が、9月以降勝利から遠ざかっている仙台と対戦しました。先制したのは大分。3分、山田 ラファエル ユウゴ選手のゴールで1点をリードします。しかし8分には、今季大分から仙台に移籍した森村孝志選手がドリブルで独走し、自らシュート。これがゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻します。両者次の得点を狙い、チャンスを作る中、10分には田村龍太郎選手のアシストから森洸選手が勝ち越しゴール。前半終盤にも1点を追加し、3対1と大分リードで前半を折り返します。迎えた後半、開始わずか51秒でレイチ選手がゴールを挙げ、大分がリードを広げると25分にはヴィトン選手がさらに追加点を奪い5対1。28分には森村選手同様、今季大分から仙台に移籍した田村研人選手が1点を返しますが、試合巧者ぶりを見せる大分がさらに2点を追加。7対2で大分が勝利を収めました。敗れた仙台の清水誠監督は「大分は決めきる場面で決め、仙台は決めきることができなかった。それが今の順位を表している」と話しました。大分はかみすセントラル最終日の初戦で3位のシュライカー大阪と、仙台は初戦で逆転勝利を収めたペスカドーラ町田と対戦します。
 
シュライカー大阪 3-3 名古屋オーシャンズ
 
首位名古屋と3位大阪、要注目の一戦は予想を上回る激戦となりました。まず試合を動かしたのは大阪。8分、田村友貴選手のアシストからアルトゥール選手が絶妙なコースにゴールを決め、1点をリードします。しかしおよそ1分半後には大阪GK檜山昇吾選手がはじいたボールを西谷良介選手が押し込み、名古屋が試合を振り出しに戻します。10分にはセットプレーからペピータ選手が得点し名古屋が逆転に成功。16分にはフリーキックの流れから西谷選手がこの試合2点目となるゴールを決め、リードを広げます。1対3で迎えた後半、さらにリードを広げたい名古屋でしたが、29分、アンドレウ選手のアシストからアルトゥール選手がゴールし1点差に迫ると、その2分後には先制点をアシストした田村選手のゴールで大阪が同点に追いつきます。その後も猛攻を粘り強く跳ね返す大阪に対し、得点を奪えない名古屋は試合終盤ペピータ選手をGKにパワープレーを開始。しかししゴールを挙げることができず、3対3で試合終了。名古屋は今季のリーグ戦で初めて引き分けに持ち込まれ、勝点を分ける結果となりました。
 
バルドラール浦安 1-3 ペスカドーラ町田
 
立ち上がりから拮抗した試合展開となったこの一戦。前半終盤、浦安に待望の先制点が生まれます。ディドゥダ選手と長坂拓海選手の連係から、最後は石田健太郎選手が押し込み1点をリード。しかしそのわずか19秒後には、若手の成長がめざましい町田の特別指定選手、二井岡嵩登選手が同点ゴール。試合を振り出しに戻します。1対1で迎えた後半、立ち上がりにヴィニシウス選手のゴールで逆転に成功した町田は、28分、そのヴィニシウス選手からのロングフィードが起点となり、室田祐希選手がゴールを挙げ1対3。チャンスを作りながらも決めきれない浦安は、長坂選手をGKに置き、パワープレーを開始します。しかし、町田GKピレス イゴール選手の好セーブにも阻まれ得点を奪うことができずに試合終了。町田が逆転勝利を収めました。
 
エスポラーダ北海道 0-5 湘南ベルマーレ
 
前日の試合で快勝を収めた北海道が、3試合ぶりの勝利を目指す湘南と対戦しました。開始2分、鍛代元気選手のゴールで幸先のいいスタートを切った湘南は11分、ロドリゴ選手のゴールでリードを広げます。対する北海道も湘南のバックパスから得たフリーキックや、GK坂桂輔選手が起点となるなど幾度となくチャンスを作りますが、決めきることができません。0対2と湘南リードで迎えた後半は両者ともチャンスが得点に結びつかず、拮抗した展開が続きます。その均衡を破ったのはまたも湘南。高橋広大選手がゴールし、北海道を突き放すと、試合時間残り2分を切り、北海道の累積ファウルにより第2PKを獲得。これをロドリゴ選手が危なげなく決め、4点をリード。その9秒後にも本田真琉虎洲選手のゴールで追加点を挙げた湘南が、0対5で完封勝利を収めました。
 
ボアルース長野 1-7 Fリーグ選抜
 
連戦の長野が、平均年齢が若く、勢いのあるF選抜と対戦しました。前日の試合に続き、開始わずか10秒とかなり早い段階で、小林大晃選手のゴールで先制に成功した長野。しかし、2分には吉田愁平選手が同点ゴールを挙げ、F選抜が試合を振り出しに戻すと、そのわずか16秒後には先制点を挙げた吉田選手のコーナーキックに髙橋裕大選手が合わせて一気に逆転に成功します。その後もオウンゴールを誘発するなど得点を重ねたF選抜が1対4と3点をリードし、前半を終了します。後半も集中した守備を見せながら、少ないチャンスを着実に得点に変えるF選抜。GK上原拓也選手のゴールを含む3得点を追加し、長野を突き放します。田口剛志選手をGKに置きパワープレーで追い上げを狙う長野でしたが、得点を奪うことができずにタイムアップ。長野はかみすセントラル2連戦を2敗で終えました。