第24節レビュー:名古屋が大分を下し首位争いを一歩リード! 浦安は2位浮上!

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第24節が6日(土)、7日(日)にかけて全国各地で行われた。6日(土)に行われた大分vs.名古屋の首位攻防戦は2-4で名古屋が勝利。湘南と浜松の対決は、ホームの湘南が2-0で勝利した。前節、大分に勝利した仙台は3位の浦安を迎えるも2-4で敗戦を喫している。7日(日)に行われた大阪vs.府中の一戦は、激しい打ち合いになるも5-5のドロー。すみだと北海道の一戦も1-1のドローに終わった。また、神戸が町田を迎えた一戦は4-1とホームの神戸が勝利を収めている。第24節の詳細は以下の通り。

 

◆大分vs.名古屋
べっぷアリーナで行われた首位攻防戦は、開始37秒に小曽戸允哉選手のFリーグ通算100得点となるメモリアルゴールで、ホームの大分が先手を奪う。しかし、名古屋もすぐさま反撃に出ると、5分にペドロコスタ選手がネットを揺らして同点とした。これ以上名古屋に離されたくない大分は15分に田村龍太郎選手のゴールでリードを奪う。しかし、18分にペドロコスタ選手がこの日2点目を奪い、再びタイスコアとなる。その後はこう着した状態が続くが33分、セルジーニョ選手がネットを揺らし、この試合初めて名古屋がリードを奪う。追いかける展開となった大分は残り2分30秒でタイムアウトを取るとパワープレーを開始。しかし、残り45秒で名古屋GK篠田龍馬選手にパワープレー返しを決められて勝負あり。名古屋は首位をキープ、大分は3位となった。

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◆湘南vs.浜松
小田原アリーナで行われた一戦は、保田健二朗監督が復帰した浜松が序盤から攻勢をかける。それでもゴールを奪えないでいると7分、右サイドでボールを受けたボラ選手が江藤正博選手を背負いながらも鋭い反転シュート。これがネットに突き刺さり湘南が先制する。さらに9分、中村友亮選手からボールを奪ったボラ選手がカウンターからゴールを決め、湘南が2点目を奪う。浜松はその後、プレスを強めて押し込む展開を続けるも、ゴールが遠い。後半も浜松がペースを握る展開が続くが、湘南GK鈴木陽太選手の活躍もあり無得点。そのまま試合は終了し、湘南が7試合ぶりの白星を挙げた。

 

◆仙台vs.浦安
仙台市体育館で行われた一戦。序盤からペースを握った浦安は、高橋健介選手や深津孝祐選手が積極的にシュートを放つも、GKクロモト選手が立ちはだかりゴールを奪えない。しかし9分、右サイドを突破した加藤竜馬選手がミドルシュート。これがネットを揺らし、浦安が先制に成功する。前半を0-1で凌いだ仙台だったが、後半早々に庄司紘之選手が2度目の警告を受けて退場。すると浦安は数的優位の状態を生かして高橋選手が追加点を奪う。2点ビハインドとなった仙台は29分からクロモト選手を上げてパワープレー開始。しかし直後、高橋選手にパワープレー返しを決められ3点目を許す。その後もパワープレーを続けた仙台だったが40分にカウンターから加藤選手に決められ万事休す。その後、渡邊一城選手、今井翔選手と連続ゴールで追いすがるも時間が短く試合終了。浦安が2-4で勝利し2位に浮上した。

 

◆大阪vs.府中
大阪市中央体育館でプレーオフ進出を争う両チームの対決。開始1分、自陣でボールを奪った府中がカウンターを仕掛けると、ソロカーバ選手のパスを上福元俊哉選手が合わせて、府中が先制する。しかし4分、キックインの流れからヴィニシウス選手がネットを揺らし、大阪がすぐさま同点とする。追いつかれた府中だったが4分、上福元選手がミドルレンジから右足一閃。これが決まり府中が再びリードを奪うと、5分には大阪がカウンター。これを稲田瑞穂選手が冷静に沈め2-2の同点とする。勢いに乗る大阪は10分、ロングボールを受けたヴィニシウス選手がトラップで相手をかわしそのままゴール。Fリーグ通算100得点目となるゴールで、大阪がこの試合初めてリードを奪う。しかし19分、CKからのマイナスのパスを山田ラファエルユウゴ選手が豪快に突き刺し再び同点に。それでも大阪は直後に奥田亘選手が豪快に蹴り込み、大阪がリードして前半を終える。後半も大阪が攻勢を掛けると21分、稲田選手が左サイドを仕掛けると、ゴール前でヴィニシウス選手が詰めて大阪が5点目を奪う。2点のビハインドの府中は残り5分52秒から関尚登選手をGKに置いてパワープレーを開始。すると36分、38分に小山剛史選手のシュートが決まり府中が同点に追いつく。その後、大阪はパワープレーを仕掛けるも反撃は実らず、打ち合いは5-5のドローに終わった。

 

◆すみだvs.北海道
墨田区総合体育館で行われた一戦は、立ち上がりから攻守が目まぐるしく入れ替わる展開が繰り広げられる。スコアが動かない時間帯が続くも20分、カウンターを仕掛けた北海道が鈴木裕太郎選手のゴールで先手を奪う。後半も攻守の入れ替わりが早い緊迫した試合展開に変化はなく、互いに相手ゴールを目指して素早いカウンターの応酬となった。すると26分、右サイドに開いた太見寿人選手がゴール前に送ったボールを、金川武司選手が押し込み、すみだが試合を振り出しに戻した。その後は、互いの特徴を出した展開で攻め合うもゴールを奪えず。終了間際には、北海道の水上玄太選手が決定的なチャンスを掴むも、GK揚石創選手の好守に阻まれてノーゴール。手に汗握る攻防が繰り広げられた熱戦は1-1の引き分けに終わった。

 

◆神戸vs.町田
ベイコム総合体育館で行われた試合は、立ち上がりに神戸がパス回しを使ってチャンスを作っていく。3分、西谷良介選手からボールを受けた神戸洋平選手がシュートを放つも、これはGK鈴木紳一朗選手がキャッチする。対する町田は、5分に本田真琉虎洲選手がエリア付近からシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーの上を超えてしまう。それでも11分、須藤慎一選手が山元優典選手からのパスをゴール中央へ突き刺し、神戸が先制に成功。しかし、13分に神戸のオウンゴールで町田が同点に追いつき、試合は振り出しに戻って前半を終える。後半は互いに決定機を作るも決め切れない展開が続き、スコアが動かない。それでも34分、ゴール正面でボールを受けた須藤選手がミドルシュートを放つと、ボールは鈴木選手の腕の下を抜けゴールへ転がった。35分には、西谷選手がケガから復帰後、初ゴールを挙げて3-1と神戸がリードを広げる。町田は直後に甲斐修侍選手をGKに置いてパワープレーを開始。しかし39分には、岡崎チアゴ選手のパワープレー返しで神戸が追加点を挙げると、4-1で試合は終了。神戸が年内最後のホームゲームで勝利を収め、3連勝を飾った。