名古屋対湘南の激戦は決着つかずドロー!接戦を制した北九州、大勝の大分が勝点を伸ばす【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

2月13日(土)、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場でFリーグ2020-2021 ディビジョン1の3試合が行われました。
 
ボルクバレット北九州 1-0 Y.S.C.C.横浜 ▶▶▶試合ハイライト
 
今季F1初年度の両チームが対戦しました。1巡目では決着がつかなかったこのカード。最終戦に向け、ひとつでも順位を上げたい北九州と、最下位脱出を試みる横浜、どちらにとっても勝たなくてはならない試合は、引き締まった試合運びとなりました。立ち上がりから攻勢に出る北九州に対し、横浜も集中した守備でゴールを守ります。第1ピリオドは両者に得点が生まれないまま、スコアレスで折り返しました。第2ピリオドでは一転、なかなかチャンスを作ることができない北九州でしたが、26分にキックインを得ると、これを樋口岳志選手がしっかり沈めて先制に成功します。1点ビハインドの横浜はいくつか決定機を作りながらも決めきれず、1対0で敗戦。勝利を収めた北九州は明日フウガドールすみだと、敗れた横浜は湘南ベルマーレと対戦します。
 
バルドラール浦安 1-9 バサジィ大分 ▶▶▶試合ハイライト
 
1巡目では浦安が3点を追う展開から追いつき4対4のドローで終わった同カード。序盤から両者得点を奪えないまま第1ピリオドの中盤に差し掛かると、まずは浦安が試合を動かします。滝田学選手のフリーキックにゴール左手の長坂拓海選手が合わせて先制に成功。浦安が1点をリードします。このまま勢いに乗りたい浦安でしたが、およそ15秒後には右サイドからボールを持ちあがった小門勇太選手のアシストで森洸選手がゴール。試合を振り出しに戻します。15分にも森選手がゴールし逆転した大分は、第1ピリオドでさらに1点を追加。1対3で迎えた第2ピリオドも大分の勢いは止まらず、開始わずか24秒でカウンターの流れから野口芽斗選手がゴールを決めると、その後もオウンゴールを誘発するなど得点を重ねます。対する浦安はGK藤原潤選手が退場処分を受け、さらに苦しい展開に。パワープレーでの反撃も叶わず1対9で大分が大勝を収めました。大分はこの勝利により、今シーズンのリーグ戦2位が確定しています。敗れた浦安は明日の第3試合でシュライカー大阪と対戦します。
 
名古屋オーシャンズ 4-4 湘南ベルマーレ ▶▶▶試合ハイライト
 
この日最も注目が集まったこの試合。12月の対戦では湘南が接戦を制し、今季初めて名古屋に対し勝利を収めました。絶対王者と称される名古屋にとっても気合いが入るこの一戦。戦前の予想通り、攻守の切り替えが激しく、目の離せない一戦となりました。まず試合を動かしたのは湘南でした。高溝黎磨選手のアシストから鍛代元気選手が左足でシュートを流し込み、先制に成功します。しかし、落ち着いた戦いぶりを見せる名古屋は4分、八木聖人選手が逆サイドにキックインを送ると、これをペピータ選手がダイレクトで合わせて同点に追いつきます。直後には星翔太選手が逆転ゴールを決め、貫禄を見せつける名古屋。その後も攻撃の手を緩めず、10分には西谷良介選手のゴールで湘南を突き放します。しかし、粘り強くチャンスを窺う湘南は荒木辰文選手のゴールで1点差に迫ると、19分にはロドリゴ選手がPKを危なげなく決め同点に追いつきます。第2ピリオドも両者ともに集中した試合運びを見せ3対3のまま試合は終盤へ。37分にはセットプレーから星龍太選手がゴールし名古屋が勝ち越しに成功しますが、試合時間残り42秒で本田真琉虎洲選手がゴールを挙げた湘南が再度同点に追いつくと、その後は得点が生まれず4対4で試合終了しました。名古屋は明日、エスポラーダ北海道と、湘南はY.S.C.C.横浜と対戦します。