第28節レビュー:名古屋が浦安を退け強さを示す!!

▽1月16日(金)~18日(日)の3日間、全国各地でFリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第28節が開催された。16日(金)に行われた浜松vs.仙台はスコアレスドローに終わっている。17日(土)に行われた浦安vs.名古屋の上位対決は、4-2で名古屋が勝利。18日(日)に行われた大阪vs.湘南は打ち合いの末に、4-3で大阪が勝利し、大分vs.すみだは4-4のドローに終わった。北海道vs.神戸は、1-0で北海道が勝利し、町田vs.府中の“東京ダービー”は、6-1で府中が制している。第28節の詳細は以下の通り。

 

◆浦安vs.名古屋
▽勝ち点6差で迎えた3位・浦安と首位・名古屋の“シックスポインター”。試合は、立ち上がりから浦安が前線から激しいプレスを敢行する。ところが名古屋はこのプレスを掻い潜りポゼッションを取ると、4分にペドロコスタ選手のゴールが決まる。さらに16分には渡邉知晃選手が加点して、名古屋の2点のリードで試合を折り返した。迎えた22分、セルジーニョが選手カットインからの強烈なシュートを沈めて、後半も名古屋が先にスコアを動かす。33分には森岡薫選手にも得点が生まれて、名古屋が4-0と浦安を大きく引き離した。追いかける浦安は、後半に入り多くのチャンスを作るが決めきれない。それでも残り6分20秒から高橋健介選手をGKに置いてパワープレーに出ると、36分に星翔太選手がミドルシュートを決める。39分には荒牧太郎選手もミドルレンジからのシュートを沈めて、浦安が2点差に詰め寄るも反撃はここまで。名古屋が浦安を退けて、上位対決を制した。

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◆浜松vs.仙台
▽2015年初勝利を目指す両チームの一戦は、ホームの浜松がポゼッションを高めて攻め込み、仙台はハーフに引いて守備を固めてカウンターで応戦した。前半は浜松が優勢に試合を進めていくが、決定機を決めきれずハーフタイムを迎える。後半は、仙台のカウンターが機能し始めるが、こちらもチャンスを決めきれず。すると浜松は残り1分23秒から三輪修也選手をGKに置いてパワープレーを開始。直後、6つ目のファウルを犯した浜松は仙台に第2PKを献上してしまうが、ここはGK川原永光選手が会心のセーブで防ぐ。再びパワープレーを開始してホーム初勝利を目指す浜松だったが、ゴールが生まれることはなく試合は終了。勝ち点1を分け合う結果に終わった。

 

◆北海道vs.神戸
▽試合は、北海道が攻勢に出るものの、神戸の守備をこじ開けることができない。スコアレスで迎えた後半も前半と同様に拮抗した展開で推移。GK関口優志選手の好セーブで神戸の攻撃を防ぐ北海道は30分、水上玄太選手のシュートパスを室田祐希がゴールに押し込んで待望の先制点を奪った。1点を追う神戸は、36分から鈴村拓也選手をGKに置いてパワープレー開始する。押し込む神戸だが、最後までGK関口選手の牙城を崩せずに試合は終了。北海道が2015年初勝利を手にした。

 

◆大阪vs.湘南
▽岸和田体育館で行われた一戦は激しい打ち合いとなった。5分にヴィニシウス選手のゴールで大阪が先制し前半を終えると、後半は21分に安藤良平選手のゴールで湘南が追いつく。すると26分、近藤純也選手が得点を奪い湘南が逆転するが、大阪は27分に加藤未渚実選手のゴールで同点とした。勢いに乗る大阪は28分に稲田瑞穂選手が勝ち越しゴールを奪取。しかし湘南も32分にボラ選手が加点して、スコアは3-3に。シーソーゲームとなった試合は37分、森秀太選手が勝ち越しゴールを奪う。打ち合いを制した大阪がプレーオフ進出に一歩前進した。

 

◆大分vs.すみだ
▽ビーコンプラザで行われた一戦は、3分に芝野創太選手のゴールで幕をあける。しかし、そこからすみだが反撃に転じると、11分と18分に宮崎暁選手が得点を奪い、すみだが2-1とリードして前半を終えた。迎えた後半は点の奪い合いとなる。25分に金川武司選手が得点を奪うと、大分も29分に小曽戸允哉選手がネットを揺らす。30分には太見寿人選手がゴールを奪い、すみだが4-2とする。しかし大分は31分、37分に仁部屋和弘選手が連続で得点を奪い、試合は終了。大分が同点に追いつき勝ち点1をもぎ取った。

 

◆町田vs.府中
▽横浜国際プールで行われた町田と府中の“東京ダービー”は、11分にソロカーバ選手のゴールで府中が先取点を奪う。前半をそのまま終えると、23分府中は上福元俊哉選手が追加点を奪う。勢いに乗る府中は34分にカウンターから皆本晃選手がゴールを奪って3点差とする。追いかける町田は直後に滝田学選手をGKに置いてパワープレーに出ると、38分に出浦知弘選手がゴールを挙げた。追い上げムードとなった町田だったが、得点直後に滝田選手が2枚目のイエローカードで退場となると、39分に府中小山剛史選手に得点を許す。数的同数に戻った町田は、すぐさま藤井健太選手をGKに置いてパワープレーに移行するがゴールは生まれず。府中が大量得点でダービーマッチを制した。