プレーオフ最後の切符を勝ち取るのは?大阪、府中……

全33節にわたって開催されるFリーグ2014/2015 powered by inゼリーも残すところ1節となった。しかし、残された1節は2つのチームにとって大きな意味合いを持つ。今シーズンはリーグ戦5位までに与えられるプレーオフ出場権。第32節終了時点で、名古屋オーシャンズ、バサジィ大分、バルドラール浦安、エスポラーダ北海道の4チームがプレーオフ進出を確定させており、現在5位のシュライカー大阪、6位の府中アスレティックFCが残りの1枠を争っている。

 

大阪は第32節終了時点で勝ち点52、府中は勝ち点49と両者の勝ち点差は3。6位の府中はプレーオフ進出に向け、勝利しか許されない。一方の大阪は、最終節で引き分け以上の結果を残せば自力でプレーオフ進出を決定させられる状況だ。しかし、大阪は敗れた場合、府中が勝利していると順位が逆転。府中が5位となり、逆転でのプレーオフ進出決定となる。

 

◆ビックサプライズを起こせるか!?~府中アスレティックFC~
14日(土)17時から府中市立総合体育館に大分を迎える府中。プレーオフ進出は翌日の大阪の結果に委ねられるものの、まずは勝利を挙げることが最低条件となる。

開幕6連敗とシーズンスタートでつまづいた府中だったが、第18節の名古屋戦で勝利すると第25節まで無敗を継続。第26節では大分に敗れたものの、その後も白星を積み重ねプレーオフ進出の希望が見えてきた。しかし、名古屋セントラルで痛恨の連敗。それでも、最終節までもつれたのは府中に“ツキ”があるとも言える。「人事を尽くして天命を待ちたい」と谷本監督が語ったように、勝たなければ全てが終わってしまう。

昨シーズンは、最終節のべっぷセントラルで大逆転劇が起こり、大阪が町田を逆転してプレーオフ進出を決定した。府中はビックサプライズを起こすべく、まずは大分相手に勝利を収められるかに注目だ。

 

◆絶対有利な状況を生かせるか~シュライカー大阪~
現在5位、あと勝ち点1でプレーオフ進出を決めることができる大阪。最終節は15日(日)の17時から町田市立総合体育館でペスカドーラ町田と対戦する。前日の府中vs.大分で府中が勝利しなければ、その時点でプレーオフ進出が決定するものの、準備を怠ることは無いだろう。

町田とはアウェイでの対戦となるが、今季の対戦成績は大阪の2戦2勝。Fリーグ通算成績でも14勝2分8敗と大きく勝ち越している。「結果が大事」と木暮賢一郎監督以下、選手たちも語るように、自力で掴めるプレーオフ進出の権利を逃すわけにはいかない。昨シーズンは窮地からの大逆転でプレーオフ進出を決めた大阪。奇しくも、大逆転で苦汁をなめたのは町田だった。先日、現役引退を発表した大地悟選手のラストゲームということもあり、町田はこれまで以上に勝利に向かってチームが一丸となるはずだ。難敵・町田を相手にアウェイで勝ち点を奪い、プレーオフ進出を決めたい。

 

泣いても笑っても残すところ、あと1節。14日(土)は府中で、15日(日)は町田で熱戦が繰り広げられるはずだ。果たしてプレーオフ最後の切符を勝ち取るのはどちらのチームなのか。是非、会場に足を運び、その熱気と興奮を味わって頂きたい。

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