第33節レビュー:リーグ戦全33節198試合が終了!! 大阪がプレーオフ出場権最後の一枠を獲得!!

14日(土)、15日(日)に全国各地でFリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第33節(最終節)が開催された。14日(土)には残り1枠となったプレーオフ出場を目指す6位の府中が、大分と対戦し3-3のドローに終わった。この結果、5位の大阪がプレーオフ出場を決めた。同日には今シーズンからFリーグに参入したすみだと仙台が対戦し、5-1ですみだが勝利している。15日(日)に行われた北海道vs.浜松は3-2で北海道が勝利し、名古屋vs.湘南は名古屋が5-2で勝利した。姫路で行われた神戸vs.浦安は、神戸が2-1で勝利し、町田vs.大阪は4-4のドローに終わっている。最終節の詳細は以下のとおり。

 

◆府中vs.大分
逆転でのプレーオフ出場を目指す府中が、かつての指揮官が率いる大分をホームに迎えた一戦。勝つしかプレーオフへの道が残されていない府中は、立ち上がりから積極的に大分陣内に攻め込んでいく。しかし16分、仁部屋和弘選手の今シーズン25点目で大分が先制する。その後、前半終了間際にセットプレーの流れからオウンゴールで同点とした府中だったが、23分にカウンターから山口敬太選手のFリーグ初ゴールで再び大分がリードする。またも追いかける府中は、その後も攻勢を強めると、32分にロドリゴ選手のミドルシュートが決まる。さらに37分からは関尚登選手をGKに置いてパワープレーを開始し勝利を目指すが、40分、ディドゥダ選手にパワープレー返しを決められ再びリードを許す。それでも粘る府中は、残り46秒で関選手が同点ゴールを奪うが、反撃もあと一歩及ばず試合は終了。引き分けた府中は勝ち点で大阪に並ぶことができず、プレーオフ出場はならなかった。

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◆町田vs.大阪
レギュラーシーズンを締めくくる一戦は、4分に永島俊選手のゴールで町田が先制する。しかし15分、田村友貴選手のFリーグ初ゴールで大阪が追いつくと、町田に退場者が出た直後の19分にヴィニシウス選手がネットを揺らし、大阪が逆転して試合を折り返した。大阪は、23分に田村選手のこの日2点目が生まれると、27分には加藤未渚実選手も得点を奪い、若手の活躍で点差を広げる。一方の町田も、今季限りで現役を引退する大地悟選手のリーグ戦ラストゲームで負けるわけにはいかず、34分からは横江怜選手をGKに置いたパワープレーを開始。すると、35分、36分に横江選手が連続得点を奪うと、39分には金山友紀選手が自ら得たPKを決めて、町田が3点差を追いつく。その後もパワープレーを続ける町田だったが、あと一点が遠く、試合は4-4で終了した。

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◆すみだvs.仙台
今シーズンからFリーグに参入した両チームの一戦は、7分に宮崎暁選手の今シーズン23得点目ですみだが先制する。さらに14分には諸江剣語選手が加点して試合を折り返した。後半もすみだが主導権を握ると、23分に太見寿人選手のゴールが決まる。さらに33分には、今季限りでの現役引退を発表した一木秀之選手がFKを直接叩き込む。直後には仙台が意地を見せて藤本豊選手が得点するも、35分には再び一木選手がネットを揺らして試合は終了。すみだが5連勝を飾り、参入初年度を6位で終えた。一方の仙台は11位でシーズンを終えている。

 

◆北海道vs.浜松
プレーオフ進出を決めている北海道がホーム最終戦に浜松を迎えた一戦。試合は、開始17秒に浜松の野嶋倫選手が電光石火の先制点を奪う。さらに浜松は3分、田中充彦選手が追加点を挙げてリードを奪う。先行された北海道だったが、9分に吉田順省選手のゴールで1点を返すと、ここから徐々にペースを掴み始めた北海道は 17分、室田翔伍選手のゴールで試合を振り出しに戻した。2-2のスコアで迎えた後半は序盤から激しい攻防が繰り広げられると、北海道が勝ち越しゴールを奪う。33分、ドリブルで突破した室田祐希選手のパスを受けた鈴木裕太郎選手がシュートをゴール右に突き刺した。その後、浜松は曽根田盛将選手をGKに置いてパワープレーを開始するが、ゴールを奪えずに試合は終了。プレーオフ進出を決めていた北海道がホーム最終戦で逆転勝利を収めた。

 

◆名古屋vs.湘南
試合は、立ち上がりから積極性を見せた湘南が5分に岡村康平選手のゴールで先制する。先行された名古屋は徐々に試合を落ち着かせると、13分に吉川智貴選手が、16分には星龍太選手がゴールを奪い逆転に成功する。後半に入ると22分、名古屋は八木聖人選手のゴールで湘南を突き放す。30分には、湘南の岡村選手にこの日2点目を決められた名古屋だったが、34分に前鈍内マティアスエルナン選手、37分に森岡薫選手がゴールを重ねて湘南を突き放す。結局、リーグ1位を確定させている名古屋が最終節で快勝。プレーオフFinal Roundで挑戦者を待ち受けることとなる。

 

◆神戸vs.浦安
今シーズン2度目の姫路開催。試合は3分に岡崎チアゴ選手のゴールで神戸が先制すると、17分には渡井博之選手も加点しリードを広げる。そのままハーフタイムを迎えると、浦安は23分に中島孝選手のゴールで1点を返す。その後は一進一退の攻防となると、浦安は36分から完山徹一選手をGKに置いたパワープレーを開始。しかし、最後まで同点ゴールは生まれずに試合は終了。神戸が今シーズン最後のホーム戦を白星で飾った。