第22節レビュー:府中11月無敗をキープ! 名古屋は8発快勝で首位を堅持!

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第22節が11月21日(金)から4日間にわたって全国各地で行われた。21日(金)に開催された府中vs.浦安は、府中が6-3で勝利し11月を無敗で終えた。22日(土)開催の神戸vs.浜松は、神戸が4-3で勝利し、9節ぶりの白星を手にしている。23日(日・祝)には2試合が行われ、北海道vs.大阪は1-1のドローに終わり、名古屋vs.仙台は名古屋が8-1で勝利した。24日(月・振休)にも2試合が行われ、湘南vs.大分は大分が4-2で勝利、町田vs.すみだの“東京ダービー”は町田が4-2で勝利した。第22節の詳細は以下の通り。

 

◆府中vs.浦安
11月無敗を目指す府中と連敗は避けたい浦安の一戦は、立ち上がりから動きを見せた。1分にオウンゴールで先制した府中は2分、11分に皆本晃選手がゴールを奪い、3点のリードを得る。しかし、ここから浦安が反撃に出ると、15分と19分に中島孝選手がネットを揺らす。さらに21分には星翔太選手も得点を奪い、浦安が後半の早い時間帯で試合を振り出しに戻した。ところが26分に小山剛史選手の得点で府中がまたもリードすると、31分には皆本選手がハットトリックを達成。さらに35分に、ソロカーバ選手にもゴールが生まれた府中がまたも3点のリードを得た。追いかける浦安は直後に完山徹一選手をGKに置いてパワープレーを開始するが、得点を奪えずに試合は終了。府中が首位争いを演じる浦安から白星を奪い、11月を無敗でキープしている。

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◆神戸vs.浜松
グリーンアリーナ神戸で行われた一戦は3分、松浦勇武選手がFKを直接叩き込み、浜松が先制する。追いかける展開となった神戸は4分に田中智基選手が同点ゴールを奪うと、16分には須藤慎一選手がPKを沈めて前半のうちに逆転に成功した。迎えた32分には相井忍選手がネットを揺らし、神戸がリードを広げることに成功。すると浜松は曽根田盛将選手をGKに置いてパワープレーを開始。37分には松本行令選手がゴールを奪うが、38分には相井にこの日2点目を決められてスコアは4-2に。40分には曽根田選手がゴールを奪うが、反撃もここまで。神戸が9節ぶりの白星を手にした。

 

◆北海道vs.大阪
今季最後の釧路開催となった一戦は、前半をスコアレスで終える。迎えた後半もスコアが動かないまま時間が経過していくが、39分に水上玄太選手のゴールで北海道が試合の均衡を破る。リードを許した大阪は失点直後に稲田瑞穂選手をGKに置いてパワープレーを開始。すると40分に水上洋人選手がネットを揺らして同点に追いついた。北海道はすぐさま室田翔伍選手をGKに入れてパワープレーを行うが、決勝ゴールは生まれずに試合は終了。プレーオフ出場権を争う2チームの対戦は引き分けに終わった。

 

◆名古屋vs.仙台
テバオーシャンアリーナで行われた一戦は、名古屋のゴールラッシュとなった。3分に森岡薫選手のゴールで先制した名古屋は、19分にラファエルサカイ選手が加点して前半を終える。迎えた後半も22分に星龍太選手、27分に吉川智貴選手が得点を奪った名古屋は直後に藤巻孝平選手のゴールで1点を返されたものの、31分には渡邉知晃選手が得点を挙げる。追いかける仙台は32分からGKクロモト選手を上げてパワープレーを開始するが、名古屋の勢いは止まらず。34分にペドロコスタ選手、36分に吉川選手、37分に森岡選手が得点を奪って試合は終了。名古屋が仙台を相手に8発快勝を収めている。

 

◆湘南vs.大分
年に1度の南足柄開催を迎えた湘南と、首位の名古屋と勝ち点で並ぶ大分の一戦は、開始3分に左CKを岡野健選手がヘディングで叩き込み、湘南が先制する。リードを奪われた大分は、4分に小曽戸允哉選手のリーグ通算99点目となるゴールで同点に追いつくと、7分には仁部屋和弘選手のゴールで逆転に成功した。早々に逆転を許した湘南はカウンターで反撃。すると12分、安藤良平選手のアシストから小野大輔選手のゴールが生まれて同点とした。2-2のスコアで迎えた後半は、徐々にオープンな展開となる。この状況でネットを揺らしたのはアウェイの大分。28分、カウンターからディドゥダ選手の浮き球パスを仁部屋選手が頭で押し込んだ。さらに大分は29分、森村孝志選手のゴールで湘南を突き放す。2点差とされた湘南は、34分から安藤選手をGKとしてパワープレーを開始。しかし、ゴールを奪うことができずに試合は終了。勝ち点3を積み上げた大分が、再び名古屋と勝ち点で並んだ。

 

◆町田vs.すみだ
町田市立総合体育館で行われた“東京ダービー”は、立ち上がりからスコアが動く展開となった。3分に町田ゴール前の混戦から金川武司選手が頭で押し込み、アウェイのすみだが先制に成功する。しかし、町田も5分にカウンターから藤井健太選手がネットを揺らして同点とすると、7分には横江怜選手のゴールで勝ち越した。ところが、すみだもすぐに反撃に出ると、8分に金川選手がこの日2点目のゴールを奪い、スコアを2-2として前半を終えた。迎えた24分、本田真琉虎洲選手がゴール前でこぼれ球を押し込んで町田が勝ち越しに成功する。再び追いかける展開となったすみだは、残り1分54秒から宮崎暁選手をGKに置いて今季初めてパワープレーに出るも、直後にカウンターから大地悟選手にゴールを奪われて2点差とされる。その後もパワープレーを仕掛けてゴールを目指したすみだだったが、町田のブロックを崩せずに試合は終了。町田がすみだとの東京ダービーを制した。