第21節レビュー: 首位・名古屋は大分と勝ち点で並ぶ!!

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第21節が11月15日(土)、16日(日)に全国各地で行われた。15日(土)は2試合が開催され、浦安vs.北海道は北海道が2-1で勝利。大阪vsすみだはすみだが2-0で勝利した。16日(日)は残りの4試合が開催され、浜松vs.町田は3-0で町田が、大分vs.神戸は3-1で大分が、仙台vs.湘南は2-0で仙台がそれぞれ勝利している。名古屋vs.府中は2-2の引き分けとなっている。この結果、首位の名古屋と2位の大分は勝ち点45で並び、ホーム初勝利を飾った仙台は浜松を抜いて最下位を脱出している。第21節の詳細は以下の通り。

 

◆名古屋vs.府中
北海道セントラルで首位に返り咲いた名古屋がホームで府中と対戦。長期離脱のシンビーニャ選手に代わり、先日チームに加入した現役ブラジル代表の新外国人FPセルジーニョ選手に注目が集まった。するとそのセルジーニョ選手がいきなり見せる。7分、FKのチャンスを得ると、その流れからセルジーニョ選手が合わせてデビュー戦初ゴールを記録し、名古屋が先制する。先手を奪われた府中だったが17分、第2PKのチャンスを得ると柴田祐輔選手が冷静に沈めて試合をふりだしに戻す。それでも首位の座を明け渡したくない名古屋は20分、森岡薫選手が遠い位置からのFKを直接沈め1点リードで前半を終える。1点リードで後半を迎えた名古屋だったが26分、カウンターから皆本晃選手にゴールを許し2-2のタイスコアに。追いつかれた名古屋は森岡選手、セルジーニョ選手を中心に猛攻を仕掛けるも1点が遠く。試合は2-2の引き分けに終わり、首位の座は守ったものの2位の大分に勝ち点で並ばれてしまった。

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◆浦安vs.北海道
首位の名古屋に勝ち点で並んだ浦安がホームに北海道を迎えた一戦。先制点を奪ったのはアウェイの北海道だった。2分、十川祐樹選手がカウンターから押し込んでリードを奪う。さらに6分、またしてもカウンターから室田祐希選手がネットを揺らし、北海道が追加点を奪う。負けられない浦安は13分、荒牧太郎選手からのシュートパスをセグンドに詰めた中島孝選手が合わせて1点を返す。18分には第2PKを得るも、完山徹一選手が放ったシュートはGK関口優志選手がセーブ。その後も浦安が攻め込む展開が続くが、関口選手を中心とした堅い守備で北海道が1点のリードを守り切り、アウェイで貴重な勝ち点3を獲得した。

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◆大阪vs.すみだ
連勝で4位まで順位を上げた大阪がホームにすみだを迎えた。勝ち点3が欲しい両チームは序盤から攻勢を掛ける。しかし、大阪GK宮竹晴紀選手、すみだGK揚石創選手の両守護神が立ちはだかりゴールを許さない。互いに無得点で迎えた後半、先手を奪ったのはアウェイのすみだだった。24分、GK宮竹選手が弾いたボールに岡山和馬選手が詰めてすみだが先制する。追いかける大阪だったが決定機を生かせないでいると34分、宮崎暁選手のパスを受けた太見寿人選手がネットを揺らしすみだが追加点。大阪は直後からパワープレーを仕掛けるもゴールが遠く試合終了。すみだがアウェイゲームを制し、4試合ぶりに白星を掴んだ。

 

◆浜松vs.町田
テバオーシャンアリーナで行われた浜松と町田の一戦。2分、浜松のパスミスを拾った後呂康人選手がそのままネットを揺らし町田が先制する。その後は一進一退の攻防が続くも得点は生まれず。迎えた後半も1点を追う浜松が攻勢を仕掛けるが24分、一瞬の隙を突かれると最後は本田真琉虎洲選手に決められリードを2点に広げられる。浜松は33分からパワープレーを開始。積極的に放つシュートは枠を捉えられずゴールを奪えない。38分には横江怜選手にパワープレー返しを決められ万事休す。その後も猛攻を仕掛けた浜松だが最後までゴールは遠く、町田が勝利し5位に浮上。敗れた浜松は仙台に抜かれ、最下位に転落した。

 

◆大分vs.神戸
3位の大分がホームで神戸と対戦。これ以上名古屋との勝ち点差を広げたくなかった大分だったが2分、原田浩平選手にネットを揺らされてしまい神戸に先制を許す。ホームで負けることは許されない大分だったが、攻め込むもゴールが遠い。それでも18分、冨廣洋平選手ゴールを奪い同点に追い付くと、後半には逆転に成功。23分に仁部屋和弘選手がゴールを奪うと、その直後にはディドゥダ選手が強烈なシュートを突き刺し2点差をつける。追いかける神戸だったがGK村山竜三選手の牙城を崩せず。終盤には田中智基選手をGKに置いてパワープレーを仕掛けるが、それでもゴールは遠く試合終了。大分がホームで勝利し、勝ち点で首位・名古屋に並ぶことに成功した。

 

◆仙台vs.湘南
最下位の仙台がFリーグ初勝利を挙げた相手である10位の湘南を迎えた一戦。この試合も先手を奪ったのは仙台だった。13分、CKを得るとマイナスのパスを今井翔選手がダイレクトで左足一閃。強烈なシュートがネットに突き刺さり、ホームの仙台が先制する。先制を許した湘南だが、攻勢を強めて試合のペースを握る。しかし、再三迎えた決定機もGKクロモト選手に全て防がれてしまい、リードを許したまま後半へ。前半以上に押し込む展開が続いた湘南だったが、守護神・クロモト選手の壁を破ることができない。残り3分からGKに安藤良平選手を置いてパワープレーを仕掛けるも、ことごとくシュートはブロックされる。さらに39分にはシュートブロックから最後は影浦俊介選手にパワープレー返しを決められ勝負あり。仙台がホーム初勝利を挙げ、浜松を抜いて最下位を脱出した。