横浜セントラル2日目レビュー:大分が小曽戸のハットトリックで連敗脱出! “東京ダービー”は府中に軍配!
13日(土)に横浜国際プールでFリーグ2014/2015 powered by inゼリー第25節、第26節 横浜セントラル2日目(5試合)が開催された。第1試合は大阪と大分が対戦し、大分が5-4で勝利し、第2試合の神戸vs.浦安は両者譲らずにドローとなった。第3試合は、北海道が仙台に3-1と逆転勝利を収め、第4試合の府中vs.すみだの東京ダービーは打ち合いの末に府中が6-3で制した。第5試合は、名古屋が追いすがる町田を振り切って3-2で勝利した。横浜セントラル2日目の詳細は以下の通り。
◆大阪vs.大分
大阪と大分の“オレンジダービー”は、2分に大分がピヴォ当てから小曽戸允哉のシュートが決まって先制する。追いかける大阪は5分を過ぎる頃にGK宮竹晴紀を上げて、早くもパワープレーを開始。すると8分、左サイドを崩すと最後はセグンドの稲田瑞穂が楽々と押し込んで、大阪が同点に追いつく。しかし12分、小曽戸がカウンターからシュート突き刺すも、大阪は13分にヴィニシウスのゴールですぐさま同点とする。しかし18分に芝野創太のゴールが決まって、前半は大分が3-2とリードして終えた。迎えた31分、大阪はヴィニシウスの得点で同点に追いつく。しかし36分には、芝野が勝ち越しゴールを奪い大分が4度目のリードを手にする。大阪は残り2分55秒から稲田をGKに置いてパワープレーに出るが、38分に小曽戸のハットトリックとなるパワープレー返しが決まる。39分には大分が6つ目のファウルを犯して大阪が第2PKを獲得。これを林浩平が決めてスコアは4-5に。しかし大阪も反撃もここまでで終了。大分が打ち合いを制し、連敗を止めた。
◆神戸vs.浦安
前日に試合を行っている2チームの対戦は、2分に原田浩平のゴールで神戸が先手を奪う。そのまま前半を終えた試合は、37分に浦安がカウンターの流れから深津孝祐のシュートが相手のオウンゴールを誘発して、浦安が同点に追いつく。すると神戸は、すかさず渡井博之をGKに置いてパワープレーを開始。浦安も残り1分10秒から完山徹一をGKに入れてパワープレーを行うなど、両チームとも勝ち点3を目指す。しかし決勝ゴールが生まれることなく試合は、勝ち点1を分け合う結果に終わった。
◆北海道vs.仙台
プレーオフ進出圏内を目指す北海道と仙台の対戦は、北海道がが優勢に試合を進めていくも先制点は仙台に転がる。11分、右サイドでボールを受けた清水誠のシュートをゴール前の今井翔が体に当ててコースを変えると、これが北海道のゴールネットに収まった。主導権を握りながらなかなかゴールが奪えない北海道だったが、17分に室田翔伍が放ったミドルシュートのこぼれ球を水上玄太が押し込み、前半のうちに試合を振り出しに戻す。その後は拮抗した展開となるが、31分に神敬治のゴールで北海道が逆転に成功。すると仙台は残り5分からGKクロモトを上げてパワープレーに出る。ところが直後に水上のパワープレー返しが決まり、北海道が3点目を奪った。その後も仙台がパワープレーからゴールを目指すがスコアに動きはなく、北海道が逆転勝利を挙げた。
◆すみだvs.府中
横浜で開催された“東京ダービー”は1分に太見寿人のゴールですみだが先取点を奪う。しかし府中も反撃に出ると6分に皆本晃のゴールで試合を振り出しに戻す。さらに府中は13分にロドリゴ、14分に山田ラファエルユウゴのミドルシュートですみだを突き放した。府中が2点リードで迎えた30分、得意のピヴォ当てから最後は田村研人が得点を奪い、府中が4点目を奪う。33分には宮崎暁が太見とのパス交換からシュートを突き刺すが、府中も小山剛史を起点に田村がネットを揺らす。すみだは残り3分から宮崎をGKに置いたパワープレーを開始する。すると39分に田村が二枚目のイエローカードで退場となり、リードする府中が窮地に立たされるも、40分にはオウンゴールで府中が6点目を奪う。その後、すみだはパワープレーから宮崎が加点するが反撃もここまで。府中が横浜で開催された“東京ダービー”を勝利した。
◆町田vs.名古屋
守護神・イゴールを欠く町田と首位・名古屋の対戦は、名古屋が主導権を握って試合を進めていくと13分にセットプレーから渡邉知晃がネットを揺らす。15分にはCKの流れから大地悟がネットを揺らして町田が同点とする。しかし前半終了間際の19分に渡邉が勝ち越しゴールを奪って、前半は名古屋が2-1とリードして終えた。迎えた24分、セルジーニョの突破を起点に星龍太が得点を奪う。町田も28分に滝田学のゴールで1点差に詰め寄ると、残り4分7秒から横江怜をGKに入れてパワープレーを開始。39分に6つ目、40分に7つ目のファウルを犯した町田は名古屋に連続して第2PKを献上してしまうが、どちらもGK鈴木紳一朗がブロックして、このピンチを脱する。しかし同点ゴールは生まれずに試合は終了。名古屋が町田を振り切って白星を飾った。