浦安がアウェイで勝利! 乱打戦を制した名古屋が首位に立つ!
8月2日(土)、3日(日)に、全国各地でFリーグ2014/2015 powered by inゼリー第7節が行われた。2日(土)に行われた北海道vs府中は、5連勝を目指した北海道が3点差を追いついてドローに終わった。3日(日)に行われた大分vs浦安の上位対決は、2-3で浦安が勝利。名古屋vs浜松の“東海ダービー”は乱打戦の末に名古屋が競り勝ち、大分を抜いて首位に立った。大阪vs仙台は、大阪が効果的に得点を重ねて3-1で勝利。町田と湘南の“境川決戦”は2-2のドローに終わった。神戸がすみだを迎えた一戦は、すみだが怒涛のゴールラッシュで奪ったリードを守り切り4-5で勝利している。第7節の詳細は以下の通り。
◆北海道vs府中
2日(土)に札幌市美香保体育館で、北海道vs府中が行われた。クラブ史上初の5連勝を目指した北海道だったが、2分にFP上福元俊哉選手のゴールで府中が先制する。6分にFP水上玄太選手のゴールで同点とした北海道だったが、10分にはFP小山剛史選手のゴールで府中が再びリードを得る。さらに府中は、17分にFP岡山洋介選手、小山選手が加点に成功。前半は4-1と府中がリードして終えた。迎えた後半は北海道が攻勢に出ると、22分にオウンゴールで得点を奪う。29分にはFP吉田順省選手のゴールで1点差に詰め寄った北海道は、34分にFP室田祐希選手がネットを揺らして、試合を振り出しに戻した。終盤は府中が猛攻を仕掛けるも、北海道が最後まで耐え抜いて試合は終了。初の5連勝とはならなかったが北海道が3点差を追いついて勝ち点1を獲得。一方の府中も開幕から続く連敗を“6”で止めて、今季初の勝ち点獲得となった。
◆大分vs浦安
3日(日)に大分県立総合体育館で大分vs浦安が行われた。今節、最注目の上位対決は8分、FP仁部屋和弘選手のゴールで大分が先制する。そのまま前半を終えると、21分にはFP完山徹一選手のゴールで浦安が同点に追いついた。しかし大分も反撃に出ると、24分にFPディドゥダ選手のゴールで勝ち越しに成功。浦安も食い下がると、36分にキャプテン・FP星翔太選手がネットを揺らして、またも浦安が同点とした。打ち合いとなった試合は38分、完山選手のこの日2点目が決まる。結局このゴールが決勝点となり、浦安が大分との上位対決を制した。
◆大阪vs仙台
3日(日)に住吉スポーツセンターで、大阪vs仙台が行われた。住吉スポーツセンターで初のFリーグ開催となった一戦は、12分にゴール前でこぼれ球を拾ったFP江口孝一選手が押し込んで大阪が先制する。そのまま前半を終えた試合は、22分にパス回しから相手を崩した大阪はFP佐藤亮選手がネットを揺らした。追いかける仙台は25分を過ぎた頃からGKクロモト選手を上げたパワープレーの形を時折混ぜて攻撃を仕掛ける。しかし36分にFP林浩平選手のシュートが決まって大阪がリードを3点に広げた。失点後から完全にパワープレーに移行した仙台は、FP渡邊一城選手のミドルシュートで1点を返すも反撃はここまで。大阪が3試合ぶりの白星を手にした。
◆名古屋vs浜松
3日(日)にテバオーシャンアリーナで、名古屋vs浜松の“東海ダービー”が行われた。試合は6分に、FP蓮池紳吾選手のゴールで浜松が先取点を奪うと、18分にはCKの流れからFP曽根田盛将選手がネットを揺らして2点目を奪った。一方の名古屋は、20分にFPシンビーニャ選手のゴールで、前半のうちに1点差へと詰め寄る。すると、23分にFP前鈍内マティアスエルナン選手のゴールで名古屋が同点に追いつく。さらに名古屋は、28分にFP北原亘選手、30分にはFPラファエルサカイ選手が立て続けにネットを揺らして、スコアを4-2とする。引き離された浜松だったが、33分にFP江藤正博選手のゴールで詰め寄ると、33分にFP田中充彦選手がネットを揺らして同点に追いついた。しかし36分FP渡邉知晃選手のゴールで名古屋が勝ち越しに成功すると、試合はそのまま終了を迎え、名古屋が逆転で“東海ダービー”を制した。
◆町田vs湘南
3日(日)に町田市立総合体育館で、町田vs湘南の“境川決戦”が行われた。試合は互いに早い時間帯にチャンスを作り出すと、徐々に湘南が試合のペースを握り始める。試合が動きを見せたのは11分、左サイドでボールを奪ったFP内村俊太選手が縦に突破すると、FP小野大輔選手が合わせて湘南が先制する。先制を許した町田だったが12分、FP横江怜選手のシュートパスをFP狩野新選手が押し込んで同点に追いつき前半を終える。同点で迎えた後半、先手を奪ったのは町田だった。24分、味方のクリアのこぼれ球を拾ったFP出浦知弘選手が一瞬の反転で前を向きシュート。これが決まり町田が勝ち越しに成功する。勝ち越された湘南だったが26分、左サイドからのシュートパスを、内村選手がニアサイドで触ってコースを変え、湘南が同点に追いつく。その後は互いにチャンスを作り出すも、決定力を欠いてゴールを奪えず。今季最初の“境川決戦”は2-2のドローに終わった。
◆神戸vsすみだ
3日(日)にグリーンアリーナ神戸で、神戸vsすみだが行われた。先に得点を動かしたのはホームの神戸。9分、FP原田浩平選手が第2PKのポイント付近から相手DFの間を通すシュートを放ち先制する。神戸は10分にもFP森洸選手がゴールを奪い、リードを広げる。2点差を付けられたすみだは11分、CKからボールを受けたFP宮崎暁選手のシュートが決まり、1点を返す。さらに12分には、FP諸江剣語選手が左足のミドルシュートを決め、すぐさま同点に追いつく。追いついたことで勢いに乗ったすみだは、17分にカウンターからFP杉尾浩平選手が決めて逆転に成功。18分には、FP岡山和馬選手、20分にはFP中村歩選手が立て続けに得点を奪い、2-5とすみだが神戸を一気に突き放して前半を終える。ビハインドを負った神戸は25分、FKをFP鈴村拓也選手が直接決めて3-5とする。点差を詰めたい神戸は、33分にFP渡井博之選手をゴレイロの位置入れてパワープレーを開始すると、直後にその渡井選手がゴールを奪い1点差に詰め寄る。その後もゴールに迫る神戸だったが、あと1点が奪えずに試合終了。すみだが打ち合いを制した。