プレーオフFinal Round第1戦レビュー:6-3で名古屋勝利、1戦で優勝を決める

SuperSports XEBIO Fリーグ2015/2016 プレーオフ Final Round 第1戦。リーグ戦1位でプレーオフに進出した名古屋オーシャンズと、5位で進出し1st Roundでペスカドーラ町田を、2nd Roundでシュライカー大阪を撃破しFinalへと駒を進めた府中アスレティックFCが激戦を繰り広げた。

名古屋オーシャンズ 6-3 府中アスレティックFC
得点者:セルジーニョ、酒井、森岡×2、ペドロコスタ、シンビーニャ(名古屋)
山田ラファエルユウゴ×3(府中)

pofinal北原

7月のオーシャンカップ・神戸フェスタと同カードとなったこの決勝は、真夏のカップ戦の再来と謳われた。名古屋以外が手にしたことのないリーグチャンピオンの座。カップ戦につづく2冠を目指す府中の谷本監督は「リーグ戦5位の自分たちが決勝を戦えることはご褒美。とにかく楽しみたい」とFinalに臨んだ。

序盤からテンション高く、スピーディーなフットサルを展開した両者。名古屋に先んじて積極的に攻撃を仕掛ける府中が5分に山田ラファエルユウゴのゴールで先制する。しかしおよそ3分後には名古屋のセルジーニョが同点弾。「試合に”たられば”はない」と前置きしながらも府中の谷本監督は「先制はプランどおりだったが次の1点をすぐに取られすぎた」と話す。しかし、カップ戦王者として、府中の選手たちは焦ることなく得点を目指す。先制点を決めた山田がパスカットからこの日2点目となるゴールを決め、再度リードを奪う。ここから名古屋はさらにギアを上げ、果敢に府中ゴールに迫る。府中も堅い守備でこれをしのいでいたが、17分に酒井ラファエル良男の左足から強烈なシュートが放たれ、再度名古屋が同点にすると18分にはエース・森岡薫がCKに合わせ強烈なゴール。3-2と名古屋の1点リードで前半を終える。

「ハーフタイムも暗い雰囲気ではなかった」とキャプテンの上福元俊哉が話すとおり、1st、2ndの連戦の疲労を感じさせず、府中の選手たちは躍動した。しかし8シーズン王者の座を守り抜く名古屋はやはり試合巧者だった。26分、右サイドからの北原亘のアシストに合わせ、ペドロコスタがシュートを突き刺すと、30分には星龍太との連携でシンビーニャが得点を挙げて5-2。ここで府中は2ゴールの山田をGKにパワープレーを開始する。

府中が第2戦には進むには勝利あるのみ。少なくとも4得点が必要だった。しかし森岡のこの日2点目となるパワープレー返しで6-2とする。府中は山田のハットトリックで1点を追加するも6-3でタイムアップ。王者の貫禄を見せつけた名古屋がFinal Round初戦で優勝を決めた。

この激戦の模様はJ SPORTSでの放送が決定している。放送予定はこちらから。