【代々木セントラル】浜松が開幕戦初勝利!すみだは大薗のハットトリックで快勝!

6月10日(土)、11日(日)に東京・国立代々木競技場第一体育館で開幕した、DUARIG Fリーグ2017/2018。開幕戦全6試合が行われ、白熱した戦いが繰り広げられました。

 

6月10日(土) 第1試合
シュライカー大阪 4-3 エスポラーダ北海道

昨季王者の大阪と、今季こそプレーオフ進出を目指す北海道が、2017/2018シーズンの初戦に登場しました。立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛ける北海道に対し、やや受けに回っていた大阪でしたが、先制点を挙げたのはその大阪。堀米将太選手のアシストから、チアゴ選手が開幕ゴールを決めます。7分にはフリーキックの流れから相井忍選手、直後にはアルトゥール選手がフリーキックを直接突き刺し、さらに2点を追加。北海道は3点を追う苦しい展開となります。

しかし、ここから北海道が追い上げを見せます。10分、これまで開幕戦で数多くの得点を水上玄太選手が1点を返すと、つづく12分には室田翔伍選手のキックインに、今季キャプテンを務める酒井遼太郎選手が合わせて1点差へと迫ります。点の取り合いとなった前半は、両チーム合わせて7得点が生まれ4-3と大阪が1点リードし終了。1点を追う北海道は、粘り強くチャンスを窺いますが、ゴールを割ることができません。終了間際に仕掛けたパワープレーは、大阪GK冨金原徹選手の好セーブにも阻まれ、リードを守り切った大阪が辛勝。連覇に向けて、まずは1勝を挙げました。

 

6月10日(土) 第2試合
ペスカドーラ町田 4-1 デウソン神戸

序盤から果敢にゴールに迫った町田が、いきなりの得点を挙げました。1分、中央でボールを受けた森岡薫選手がゴール前右手からシュートを放ちます。強烈なシュートは神戸GK福良一至選手の手をはじきゴール。町田が1点を先制します。これに勢いを得た町田は、さらに追加点を狙い、対する神戸はなかなかチャンスを作ることができません。14分には日根野谷建選手が室田祐希選手との連携から追加点。2点をリードして前半を折り返します。

後半、巻き返しを図りたい神戸でしたが、町田の守備に阻まれ、決定機を作れません。少ないチャンスを決めきりたい神戸は、カウンターから岡崎チアゴ選手がシュートを放ちますが、これは町田GKピレス イゴール選手が好セーブ。33分には町田の金山友紀選手が1点を追加。3点を追う展開となった神戸は稲田瑞穂選手をGKに置きパワープレーを開始しますが、得点を挙げることができません。さらに1点を追加された神戸は、終了間際に岡崎チアゴ選手が1点を返しますが追撃及ばず。4-1で町田が勝利を収めました。

 

6月10日(土) 第3試合
バルドラール浦安 0-1 アグレミーナ浜松

初日最終試合、Fリーグオーシャンカップ2017で見せた好調の波が、息をひそめたかのような浦安が、開幕戦を落としています。序盤から積極的に仕掛けたのは浜松。6分、新加入の前鈍内マティアスエルナン選手から縦のパスを受けた野嶋倫選手。ゴール前に折り返し、これをキャプテンの萩原洪拓選手が左足で押し込み、先制に成功します。1点を追う浦安は、バサジィ大分から新加入のディドゥダ選手の強烈なフリーキック、荒牧太郎選手の左サイドからのシュートと、浜松ゴールに迫りますが、GK石黒紘久選手の好セーブの前に、ゴールを割ることができません。

1点をリードし、いきいきとプレーする浜松は、カウンターを受けても奪い返すなどアグレッシブなプレーを見せ、対する浦安は星翔太選手のシュートがゴールポストを叩くなど、1点を返すことができません。猛攻を仕掛けるも決めきることができない浦安は、ディドゥダ選手をGKに置き、パワープレーを開始します。しかし、全員が体を張った守備を見せる浜松は、34分間リードを守りきり、2013/2014シーズンのFリーグ参入以来初めてとなる、開幕戦勝利を収めています。

 

6月11日(日) 第1試合
フウガドールすみだ 9-1 バサジィ大分

2日目初戦は、すみだが快勝を収めました。キックオフ直後から積極的にゴールを狙うすみだは3分、開幕直前に下部組織からの昇格が発表された丹羽脩人選手が先制点。直後にはGK矢澤大夢選手からのロングボールに、名古屋オーシャンズサテライトからフウガドールすみだバッファローズに新加入し、Fリーグ特別指定選手として出場する大薗諒選手が頭で合わせて2点をリードします。勢い止まらぬすみだはその後も得点を重ねます。6点を追う大分は、前半終了間際に山蔦一弘選手が、GK矢澤選手の右手を打ち抜き1点を返し、6-1で前半が終了。

後半、巻き返しを図りたい大分でしたが、すみだは攻撃の手をゆるめずさらに2点を追加します。仁部屋和弘選手をGKに置きパワープレーを仕掛ける大分でしたが、追加点を挙げることができず、37分にはすみだの大薗選手が強烈なフリーキックを決めてハットトリックを達成。新加入の選手から、中堅、ベテランとバランスよく得点を挙げたすみだが9-1で圧勝しました。

 

6月11日(日) 第2試合
名古屋オーシャンズ 1-0 府中アスレティックFC

2試合目は1試合目とは異なり、1点を争う接戦となりました。開始2分、GK篠田龍馬選手からのロングボールを受けた星龍太選手のマイナスのパスに、酒井ラファエル良男選手が飛び込みます。しかし、これは府中のGKクロモト選手が枠外にはじき出す好セーブ。対する府中も上福元俊哉選手の落としたボールに合わせ、中央の岡山洋介選手がシュートを放ちますが、GK篠田選手が体に当ててセーブします。名古屋・西谷良介選手のフリーキックは、府中GKクロモト選手が顔面でブロックするなど、両チームのGKが躍動し、前半は得点が生まれないまま終了します。

後半も先制点を狙う両者。府中の皆本晃選手の左足でのミドルシュートは、GK篠田選手がセーブ。柴田祐輔選手がゴール前右手、角度のないところからフリーで放ったシュートは惜しくもポストを叩きます。迎えた33分、待望の先制点が名古屋に生まれます。星龍太選手の右からのシュートを府中GKクロモト選手が足を閉じてセーブ。はじかれたボールを拾った齋藤功一選手、粘ってキープし反転シュートを突き刺します。この1点を守った名古屋が1-0で勝利。王座奪還へまずは1勝を挙げました。

 

6月11日(日) 第3試合
湘南ベルマーレ 6-0 ヴォスクオーレ仙台

代々木セントラル最終戦も多くの得点が生まれました。4分、昨季まで監督を務めた横澤直樹選手がGKフィウーザ選手のロングフィードを頭で落とし、これを中央で拾ったロドリゴ選手がシュートを突き刺します。14分には左サイドからの刈込真人選手の鋭いパスを、本田真琉虎州選手がファーで詰めて追加点。前半終了間際に2点目をアシストした刈込選手がゴールを決め、湘南が3点をリードし折り返します。

まずは1点を返したい仙台でしたが、25分にはオウンゴールで1点を献上し、4点を追う展開に。U25フットサル日本代表では全試合で得点を挙げた堀内迪弥選手が、自陣左サイドから切り込み、湘南FPをかわしてシュートを放ちますが、代わって入った湘南GK上原拓也選手がこれをセーブ。1点が遠い仙台に対し、湘南はさらに2点を追加。6-0で完封勝利を収め、Fリーグオーシャンカップ2017で見せた新生・湘南の快進撃をさらに印象づける結果となりました。