加藤未央Fリーグ報道官コラム『良きサプライズとなったFリーグ選抜と、プレーオフ出場を決めたチームの最終節の戦い方に注目』

昨年6月16日に開幕を迎えたFリーグのリーグ戦は、今シーズンも残すところ2月9日~11日にかけて行われる最終セントラルのみとなりました。
 
今年のFリーグの見どころとして、開幕の時に書かせていただいたコラムのなかで「2部制になり、F1にFリーグ選抜が誕生」「テレビやスマホ、タブレット端末などからの観戦でFリーグがもっと身近に」「お客さんとFリーグの見方を楽しむ『F撮り』」について触れましたが、中でも良きサプライズとなったのがFリーグ選抜の存在だったように感じています。未来のフットサル日本代表の育成を兼ねて、若手選手で構成されたFリーグ選抜は、そのフレッシュな勢いをリーグ全体に吹き込んでくれました。
 
今季は、暫定で9勝6分16敗の戦績を残しているFリーグ選抜は12クラブチーム中9位という結果ですが、上位陣との戦績でいうと名古屋から1分を掴み取り、立川・府中に至っては1勝1分という好成績を収めています。印象的なのは結果だけではなく、その内容。勢いと、タフネスと、若いながらの荒々しさと必死さがそこにはあって、私を含め観客の多くを魅了させたことだと思います。
 
さて、リーグ戦の最終節が近くなってくると気になるのがプレーオフですね。シーズンを通して圧倒的な強さを見せ続けた名古屋オーシャンズに続き、前節を終えてシュライカー大阪、そして立川・府中アスレティックFCがプレーオフ出場を決めました。今シーズンからレギュレーションの変更により上位3チームで戦われるプレーオフは、最終節の翌週から行われます。チーム内のコンディション調整を含めて、プレーオフ出場を決めたチームがどのように最終節を戦うのかも一つ注目して観たいところです。
 
最後に、非常に個人的なご報告になり恐縮ではありますが、2015年の9月よりFリーグ報道官として様々な形でみなさんの前に出させていただいております私は、今春に出産を控えておりますため、しばらくの間Fリーグの現場から離れることとなりました。特にFリーグ報道官としてAbemaTVの中継に携わるようになってからは、ピッチレベルで選手の息遣い、目線、表情、足音など生々しく伝わる環境でFリーグに触れられ続けたおかげで、よりこのスポーツの魅力を強く感じるようになりました。それらを観客、視聴者のみなさんにダイレクトにお伝えできないことをとてももどかしく思います。ただ、もちろん現場から離れている時も試合はチェックしますし、みなさんのSNS投稿やF撮り、中継などからFリーグのことはウォッチし続けるので、みなさんの投稿を一層楽しみにしています!引き続きたくさんの投稿をお待ちしていますね。
 
各々の思いを持って、これからもFリーグを是非楽しんでください!