名古屋が7対0で完封勝利!残り3秒で追いついた仙台は勝点1を獲得【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第8節】

Fリーグ2019/2020 ディビジョン1は、7月6日(土)、7日(日)の2日間、第8節の6試合を行いました。
 

Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第8節

7月6日(土)
シュライカー大阪 2 – 5 湘南ベルマーレ

前節今季初黒星を喫した大阪は連敗を避け、上位をキープするべく湘南をホームに迎えました。新加入のドゥドゥ選手をスターティングメンバーに据え、先制点を狙う大阪は5分、稲田瑞穂選手のシュートを湘南GKフィウーザ選手がはじくと、こぼれたボールを田村友貴選手がシュートし、先制に成功します。このままリードを広げたい大阪でしたが16分、湘南FP4人の連係から高溝黎磨選手に同点ゴールを決められると、18分には本田真琉虎洲選手が右サイドからのシュートを突き刺し1対2。湘南リードで迎えた後半、なかなか得点を奪えない大阪は稲田瑞穂選手をGKに置いたパワープレーから相井忍選手がゴールし同点に追いつきます。しかし、さらなる得点を狙いパワープレーを続ける大阪に対し、湘南はパワープレーで3得点を追加。2対5で湘南が勝利し、大阪はこれで2連敗となりました。
 
ヴォスクオーレ仙台 1 – 1 フウガドールすみだ
固い展開となったこの試合。前半のシュート数は仙台4本、すみだ7本とチャンスも少なく、得点が生まれません。スコアレスで前半を終了し、後半も試合が動かないまま試合は終盤を迎えます。すると試合時間残り14秒、諸江剣語選手が自陣でカットしカウンターを仕掛けたすみだは、これを左サイドからガリンシャ選手が突き刺し先制に成功。この失点直後にパワープレーを仕掛けた仙台は、残り3秒でクシヤマ イザケ選手がFリーグ初ゴールで値千金の同点弾を押し込み1対1。このまま試合は終了し、勝点を分ける結果となりました。
 
エスポラーダ北海道 1 – 2 立川・府中アスレティックFC
北海きたえーるで今季初のホームゲームを迎えた北海道。ここまでわずか一勝で下位に沈む中、2,000人を越える観客を前に今季2勝目を狙いました。しかし試合を動かしたのは立川・府中。開始わずか2分でジョー選手に先制点を許します。1点を追う北海道は、ホームの声援に後押しを受け、これまで以上に積極的にシュートを放ちますが、決めきることができません。0対1と立川・府中リードで迎えた後半、開始早々にカウンターから十川祐樹選手が同点弾を挙げた北海道でしたが、25分にはジョー選手にこの試合2得点目となるゴールを決められ1対2。1点を追う北海道は、4分近くを残しパワープレーを開始しますが、この攻撃を粘り強く跳ね返した立川・府中が勝利。北海道は6連敗となりました。
 
バルドラール浦安 0 – 7 名古屋オーシャンズ
名古屋での共同開催を2連勝で終え、勢いに乗る浦安は、名古屋をホームに迎えました。両チーム集中した入りを見せた序盤、拮抗した展開が続きます。その均衡を破ったのは名古屋でした。セットプレーからラファ選手がゴールし先制に成功すると、16分にはヴァルチーニョ選手がこぼれ球を押し込み追加点。2点を先行された浦安はここでタイムアウトを取りますが、17分にはミスから3点目を失ってしまいます。0対3で迎えた後半、流れの中から得点を奪えない浦安は、15分近くを残しパワープレーを選択します。しかし得点が奪えないまま、パワープレー返しやセットプレーから失点を重ね、0対7で試合終了。名古屋が完封勝利を収めました。
 
7月7日(日)
ボアルース長野 4 – 5 ペスカドーラ町田

リーグ戦7試合を終え、7連敗中の長野が今季初勝利を目指し、町田をホームに迎えました。1,300人を越える観客から期待を受け、集中した試合運びを見せる長野は、町田に先制を許しますが、9分には田口剛志選手のゴールで同点に追いつきます。しかしそのわずか16秒後には、伊藤圭汰選手のゴールで町田に再度リードを奪われます。前半のうちに追いついた長野は、後半も開始直後に失点を喫しますが、粘り強く食らいつき、取られては取り返すシーソーゲームに。32分、この試合4度目の同点に追いついた長野でしたが、試合終盤に中村充選手のゴールで勝ち越した町田がこの1点を守り4対5で勝利。開幕からなかなか波に乗れず苦しんだ町田でしたが、前節の勝利に勢いを得て勝点3をもぎ取りました。
 
バサジィ大分 6 – 1 Fリーグ選抜
開幕から7戦無敗の大分が、F選抜をホームに迎えました。序盤から攻勢に出る大分は4分、仁部屋和弘選手のゴールで先制すると、その後も連係の良さを見せポゼッションを譲りません。9分に森洸選手が追加点を挙げると、前半終了間際にも得点を奪い3対0で前半を折り返します。後半も試合巧者ぶりを見せる大分は、27分、29分、31分と立て続けに追加点、さらにリードを広げます。6点を追う苦しい展開となったF選抜は最後までゴールを狙い残り55秒で畠山勇気選手が1点を返しますが、追撃及ばず試合終了。大分がホームで快勝し、無敗記録を「8」に伸ばしました。