湘南が立川・府中に逆転勝利!浦安が大分を下し、6連勝の名古屋が首位に浮上【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第9節】

Fリーグは7月12日(金)から14日(日)の3日間にわたり、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第9節の6試合を行いました。ここまで無敗のバサジィ大分がバルドラール浦安に敗戦し、湘南ベルマーレが立川・府中アスレティックFCに逆転勝利を挙げるなど、1巡目の終盤に混戦模様を見せています。
 

【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第9節】

ペスカドーラ町田 4 – 2 Fリーグ選抜
シーズン序盤に苦しみながら、ここにきてチームのまとまりを見せ始めた町田。2連勝で迎えたこの試合では、若手選手が活躍を見せました。7分、中村充選手のアシストから毛利元亮選手が先制点を決め1点をリードすると、16分にはセットプレーから倉科亮佑選手がゴールを挙げリードを広げます。対するFリーグ選抜は、バサジィ大分戦から中4日での試合ということも影響し、動きに重さがあり決定機を作ることができません。町田GK小野寺優介選手の好セーブにも阻まれ、得点を奪えないまま迎えた後半、序盤にキックインを得たF選抜は、畠山勇気選手のゴールで1点を返しますが直後に滝田学選手のコーナーキックに合わせた森岡薫選手のゴールで3対1。29分には倉科選手のこの試合2点目となるゴールで町田がリードを広げると、3点を追うF選抜は4分を残して新田駿選手をGKにパワープレーを開始します。この流れから磯村直樹選手のゴールで2点差に迫ったF選抜でしたが、追撃及ばず、4対2で町田が3連勝を挙げました。
 
バサジィ大分 1 – 4 バルドラール浦安
ここまで無敗の大分が、浦安をホームに迎えました。新たに外国籍選手のパカット選手を迎え、さらなる補強を図る大分。しかし、試合を動かしたのはアウェイの浦安でした。9分、ゴール前で粘り強くゴールを狙う浦安は、野村啓介選手がこぼれ球を押し込み先制に成功します。18分にはGK藤原潤選手が起点となり、永島俊選手が追加点。対する大分もチャンスは作りますが、得点を奪うことができません。0対2で迎えた後半、開始わずか27秒で加藤竜馬選手が追加点を挙げた浦安は、32分にもカウンターからダメ押しの4点目を挙げ、首位・大分を追い詰めます。流れの中から得点を奪えない大分は、4分半を残しパワープレーを開始。田村龍太郎選手のゴールで1点を返しますが、その後は得点を重ねることができずに試合終了。今季初黒星を喫しました。名古屋での共同開催で無敗のシュライカー大阪に土をつけた浦安は、首位の大分からも勝点を奪い取りました。
 
シュライカー大阪 2 – 2 フウガドールすみだ
2連敗でフウガドールすみだをホームに迎えた大阪。この試合を終えると名古屋オーシャンズとの対戦が控えており、上位に留まるためにも落とせない一戦でした。前半は拮抗した展開が続き、両チームに得点が生まれないまま終盤を迎えます。スコアレスのまま折り返すかに思われた前半終了間際、自陣でボールを奪ったガリンシャ選手が前進し、ラストパスを受けた宮崎曉選手が先制点。0対1とすみだリードで前半を折り返します。まずは追いつきたい大阪でしたが、30分にもカウンターからすみだが得点し2点をリードします。得点を奪えない大阪は、7分以上を残し相井忍選手をGKに置きパワープレーを開始。するとこれが功を奏し、相井選手の得点で1点を返します。さらにパワープレーを続ける大阪は、小曽戸允哉選手が同点弾を挙げ2対2に。勝ち越しを狙うすみだは直後にパワープレーを仕掛けますが、大阪がこれをしのぎ試合終了。勝点1を分け合う結果となりました。
 
立川・府中アスレティックFC 2 – 3 湘南ベルマーレ
今季唯一の駒沢体育館開催を迎えた立川・府中。前節シュライカー大阪に3点差をつけ快勝した湘南ベルマーレと対戦しました。負傷者に苦しみながらも連勝を目指す立川・府中は開始28秒、内田隼太選手のコーナーキックからジョー選手が先制点を挙げます。10分にはFリーグデビュー以来、コンスタントに得点を重ねる堤優太選手が追加点。立川・府中が2点をリードします。2失点目の後、すぐにタイムアウトを取った湘南は、高溝黎磨選手がボールを押し込み1点を返します。2対1と立川・府中リードで迎えた後半、28分にロドリゴ選手がロングシュートを決め湘南が同点に追いつくと、35分には植松晃都選手が逆転ゴールを決め2対3。試合時間残り3分を切り、タイムアウトを取った立川・府中は内田選手をGKにパワープレーを開始しますが、この攻撃をしのいだ湘南が逆転勝利を収めました。
 
エスポラーダ北海道 6 – 2 ボアルース長野
ここまで1勝7敗で11位と振るわない北海道と、ディビジョン1参入後リーグ戦8戦全敗の長野が対戦しました。今季ホーム初勝利を目指す北海道に対し、序盤こそ粘り強く攻撃を跳ね返す長野でしたが、徐々に北海道がペースをつかむと、9分には高山剛寛選手のゴールで先制に成功します。その1分後にも、高山選手のこの試合2点目となるゴールで2点をリードした北海道は、早い時間帯にファウルを重ねながらもリードを守り切り、2対0で前半を折り返します。2点を追う長野は25分、田口剛志選手の2試合連続となるゴールで1点差に迫りますが、26分に水上玄太選手、27分には小幡貴一選手が得点し、北海道がリードを広げます。2点を追う長野は流れの中から得点を奪うことができず、8分近くを残してパワープレーを開始します。パワープレー返しを浴びながらも終了間際に有江哲平選手のゴールで1点を追加しますが、6対2でタイムアップ。今季2勝目を挙げた北海道は、1試合6得点で今季チーム最多得点も更新し、10位に順位を上げました。
 
名古屋オーシャンズ 7 – 1 ヴォスクオーレ仙台
ここまで8試合で55得点13失点と攻守ともに強さを見せる名古屋が、6連勝を懸け仙台をホームに迎えました。序盤から試合巧者ぶりを見せる名古屋は、徐々に圧力を強めると8分、ペピータ選手のゴールで先制に成功します。その後も得点を重ね、前半終了間際にヴァルチーニョ選手がゴールし4対0で折り返すと、後半もペースを握り続けます。仙台は退場者を出し、ファウルを溜めて第2PKを献上するなど苦しい状況が続き、残り41秒で堀内迪弥選手のゴールで1点を返すも追撃及ばずタイムアップ。前後半を通し、仙台のシュート数10本に対し、名古屋は38本と4倍近くの差をつけ終始圧倒した名古屋が6連勝を収めました。今節の結果により名古屋が単独首位に躍り出ました。次節の3位シュライカー大阪との対戦が、1巡目の山となりそうです。