立川・府中を下したすみだが3位に浮上!名古屋8発快勝で首位をキープ【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第10節】

Fリーグは、7月19日(金)から21日(日)の3日間にわたり、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第10節の6試合を行いました。
 

【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第10節】

バルドラール浦安 2 – 3 ペスカドーラ町田
6位の浦安が8位の町田をホームに迎えました。前節、バサジィ大分に今季初の土をつけた浦安は、この勢いに乗り連勝を狙います。しかし試合は序盤から波乱の展開に。開始わずか52秒、町田にオウンゴールを献上し、先制点を奪われてしまいます。7分には長坂拓海選手が同点ゴールを挙げ、試合を振り出しに戻しますが、そのわずか1分後にクレパウジ ヴィニシウス選手に勝ち越し点を奪われ再度1点を追う展開に。1対2で迎えた後半、まずは追いつきたい浦安は流れの中からチャンスを作りますが、決めきることができません。試合も終盤に差し掛かり、退場者を出し劣勢に追い込まれた浦安は、数的不利の状態から室田祐希選手のゴールを決められ点差が開きます。3分弱を残しパワープレーを仕掛けた浦安は、残り32秒、宮﨑岳選手のゴールで1点差に迫りますが、追撃及ばずタイムアップ。これで浦安は、ホームで勝利を挙げられずに1巡目を終えることになりました。
 
湘南ベルマーレ 6 – 1 エスポラーダ北海道
シュライカー大阪、立川・府中アスレティックFCと強豪を下し2連勝と波に乗る湘南が、連勝を狙う北海道と対戦しました。序盤は拮抗した展開となりましたが、均衡を破ったのはホームの湘南でした。12分、セットプレーからマルロン選手が先制点を挙げ、1点をリードします。ペースをつかむ湘南は16分、刈込真人選手のドリブルから林田フェリペ良孝選手を経由し、ロドリゴ選手が追加点。リードを広げます。2対0で迎えた後半、開始わずか15秒で北海道の連係ミスから植松晃都選手が追加点を奪った湘南は、その後もコンスタントに得点を重ね5点をリードします。34分、水上玄太選手のゴールで1点を返した北海道は、さらなる追加点を狙い十川祐樹選手をGKに置きパワープレーを開始。しかし、逆に今節の結果を返しを浴び6対1になると、その後は追撃及ばずタイムアップ。湘南が3連勝を収めました。今節の結果を受け、湘南は4位に浮上しています。
 
フウガドールすみだ 5 – 2 立川・府中アスレティックFC
4位すみだと5位立川・府中、上位に食らいついていくためにも両者にとって勝たなくてはならない一戦となりました。まず試合を動かしのたのはホームのすみだ。田口元気選手が落としたボールをガリンシャ選手がシュートし、はじかれたところに田口選手が詰めて先制に成功します。しかし、わずか30秒足らずで横パスに合わせた完山徹一選手が得点を挙げ、立川・府中が試合を振り出しに戻します。拮抗した展開が続く中、12分、デネル選手のゴールで勝ち越したすみだは、前半のうちにさらに1点を追加。立川・府中を突き放します。3対1で迎えた後半、22分には堤優太選手がミドルシュートを突き刺し、1点差に追いついた立川・府中でしたが、終盤に失点し、再度2点を追う展開に。4分弱を残し、皆本晃選手をGKにパワープレーを仕掛けた立川・府中でしたが、残り38秒、三笠貴史選手にパワープレー返しを浴び5対2。このまま試合が終了し、すみだがホームで勝利を収めました。
 
Fリーグ選抜 3 – 1 ボアルース長野
Fリーグ選抜が今季2勝目を挙げました。11位のF選抜と最下位の長野の下位対決となった今節。開始3分、新田駿選手のゴールでF選抜が先制に成功すると、12分にはロングパスに合わせた計盛良太選手が追加点を挙げ、長野を突き放します。このまま前半が終わるかに見えた前半残り11秒、長野が松永翔選手のゴールで1点を返し、2対1で前半を折り返します。まずは追いつきたい長野は後半立ち上がりから攻勢を強め、いくつもチャンスを作りますが、F選抜の守備に阻まれ、決めきることができません。F選抜が1点差を守り、迎えた試合終了間際、平井雅大選手がダメ押しの追加点を挙げたF選抜が、3対1で勝利。今季2度目の白星を挙げました。敗れた長野は次節、1巡目の初勝利を懸け、横澤直樹監督の古巣、湘南ベルマーレと対戦します。
 
ヴォスクオーレ仙台 1 – 5 バサジィ大分
仙台が年に一度の由利本荘開催に、前節初黒星を喫した大分を迎えました。序盤から積極的に攻撃を仕掛ける大分は、11分、瀧澤太将選手のゴールで先制に成功します。仙台のシュート数6本に対し、3倍以上の21本ものシュートを放ち、仙台ゴールを脅かす大分でしたが、その後はゴールを奪うことができず、0対1で前半を折り返します。まずは追いつきたい仙台は、開始わずか52秒、森村孝志選手のゴールで同点に追いつきます。しかし試合巧者ぶりを見せる大分は、後半も得点を量産。24分、レイチ選手が勝ち越しゴールを挙げると、34分にもレイチ選手がこの試合2点目となるゴールを挙げ仙台を突き放します。35分、仁部屋和弘選手のゴールでリードを広げた大分は、試合時間残り5秒で田村龍太郎選手がダメ押しのゴールを挙げ1対5で快勝。敗れた仙台は2連敗を喫しています。
 
名古屋オーシャンズ 8 – 2 シュライカー大阪
前節首位に浮上した名古屋が、3位の大阪をホームに迎えました。まずは5分、GK関口優志選手のスローからチャンスを迎えた名古屋が、これを星翔太選手がゴールし先制に成功します。1点を追う大阪は9分、フリーキックを獲得すると、アルトゥール選手が直接ゴールに突き刺し試合を振り出しに戻します。その後、早い段階でファウルを重ねた名古屋は6つ目のファウルで大阪に第2PKを献上。これを加藤未渚実選手が危なげなく決め、大阪が逆転に成功します。1対2で迎えた後半、26分にヴァルチーニョ選手が同点ゴールを決めた名古屋は、その1分半後にペピータ選手のゴールで再度リードを奪います。その後も勢いの止まらない名古屋は、セットプレーからヴァルチーニョ選手がこの試合2点目となるゴールを決め4対2。さらに名古屋が得点し、3点を追う大阪は、6分半を残し稲田瑞穂選手をGKに置きパワープレーを開始。しかし、パワープレー返しを3発浴び、パワープレーを中止します。しかし、その後も決定機を作ることができずに8対2で試合終了。名古屋が勝負強さを見せ、7連勝を収めています。今節の結果を受け、大阪は5位に順位を落としています。