すみだ9発快勝で3位をキープ!仙台、清水新監督の初陣を勝利で飾る【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第13節】
Fリーグは8月16日(金)から18日(日)の3日間にわたり、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第13節の5試合を行いました。
【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第13節】
フウガドールすみだ 9-2 ボアルース長野
3位をキープするすみだが、最下位の長野と対戦しました。最下位とはいえ、2戦連続で引き分けに持ち込む粘り強さを見せる長野に対し、すみだは序盤から集中して試合に臨みます。すると開始わずか1分3秒、絶妙な連係を見せるすみだが宮崎曉選手のゴールで先制に成功。6分には長野が仕掛けたカウンターを奪い返したすみだが、ガリンシャ選手の追加点でリードを広げます。12分にも追加点を挙げ、3対0で迎えた後半、すみだの勢いは衰えず積極的に長野ゴールに迫ると、24分、デネル選手のアシストから上福元俊哉選手がゴール。28分には特別指定の仲篠正祥選手のゴールで1点を返した長野でしたが、そのわずか8秒後にはガリンシャ選手のこの試合2点目となるゴールで追加点を挙げたすみだ。その後1点ずつを追加し、4点を追う長野は田口剛志選手、西巻広直選手とGKを変えながらパワープレーで追加点を狙いますが、すみだの集中した守備の前に得点を奪うことができず、第2PKを含む3失点を喫してしまいます。最後までゴールを狙った長野でしたが追撃及ばず9対2で試合終了。勝利したすみだは、次節でAFCフットサルクラブ選手権を制した名古屋オーシャンズと対戦します。
シュライカー大阪 6-1 Fリーグ選抜
猛暑の中、851名の来場者に加え、永野耕平岸和田市長も来場されたこの試合。2分、相井忍選手のゴールで先制に成功した大阪でしたが、その後はなかなかペースをつかむことがdきません。対するF選抜は立ち上がりの失点から奮起し徐々に攻撃を仕掛けると、何度かチャンスを作るものの決めきれず、1対0と大阪リードで前半を折り返します。後半開始2分、F選抜はGK田淵広史選手がハーフウェイラインまで上がり攻撃参加。しかし、小曽戸允哉選手にボールを奪われ失点し、大阪がリードを広げます。25分には熊谷利紀選手のゴールでF選抜が1点を返しますが、プレーオフ出場を狙う上位チームの大阪はパススピードの速さやコントロールの正確さでF選抜を圧倒し、昨季F選抜で経験を積んだ齋藤日向選手の得点を含む4得点を追加。6対1と圧勝で試合を終えました。1巡目終盤に調子が上がらず順位を落としていた大阪ですが、優勝候補として名前の上がるチームらしく復調を見せ、4位をキープしています。
バサジィ大分 5-2 エスポラーダ北海道
2位のバサジィ大分が11位のエスポラーダ北海道戦と対戦しました。アウェイの北海道は、前節で首位の名古屋オーシャンズを破り、勢いのあるままこの試合に臨みました。序盤から高い緊張感を持った一戦は、両チーム相手の出方を見ながら進みます。すると6分、芝野創太選手のゴールで大分が先制に成功。先制点の直後には、大分が右サイドから上げた早いクロスを北海道がオウンゴール。大分が2点をリードします。2失点を喫した北海道は早い段階でタイムアウトを取り、その後は激しい攻防が繰り広げられます。7分には木村優太選手の得点で1点を返した北海道でしたが、大分も譲らず追加点。お互い一歩も引かず見応えのある前半戦は、前半終了間際に堀米将太選手が追加点を挙げ、3対2で折り返します。迎えた後半、白方秀和選手、仁部屋和弘選手といったベテラン選手を中心にさらに激しい攻撃を仕掛ける大分は試合巧者ぶりを見せ北海道の倍以上のシュート数で圧倒し2得点を追加。リーグ戦1位を目指し選手全員が集中してまとまりを見せた大分が5対2で北海道を下しました。
ヴォスクオーレ仙台 4-2 バルドラール浦安
ホセ・フェルナンデス監督退任、清水誠新監督の就任が発表された仙台。その清水監督が指揮を執ったこの試合は立ち上がりから慎重な入りとなりました。4分、加藤翼選手のゴールで先制に成功した仙台は、そのわずか6秒後に内野脩麻選手が追加点を挙げ、一気に浦安を突き放します。その後は両者少ないチャンスを生かすことができず、2対0と仙台リードで前半を折り返します。前半、決定機を決めきることができなかった浦安でしたが、後半序盤に宮﨑岳選手のゴールで1点を返します。このままの勢いで同点を狙う浦安でしたが、アルベルト・リケル監督が再三口にしている決定力不足から追加点を奪うことができず、34分、36分と立て続けに失点。3点を追う苦しい展開となった浦安はタイムアウトを取ると、長坂拓海選手をGKに置きパワープレーを開始します。この流れから、ペナルティーエリア内に侵入した長坂選手のヒールシュートで1点を返した浦安でしたが、追撃及ばずタイムアップ。仙台は清水新監督の初陣を勝利で飾りました。
ペスカドーラ町田 5-4 立川・府中アスレティックFC
毎回激しい試合が繰り広げられる”東京ダービー”。今回の対戦も試合終了まで目の離せない展開となりました。まず試合を動かしたのはアウェイの立川・府中でした。7分、皆本晃選手のゴールで先制に成功すると、8分には上村充哉選手が町田GKイゴール選手をかわして追加点。一気に2点をリードします。しかし、ホームの意地を見せる町田は12分、室田祐希選手のゴールで1点を返すと、15分には菅谷知寿選手が絶妙なコースにシュートを突き刺し同点に。そのわずか15秒後、関尚登選手のゴールで立川・府中が再度リードを奪い、2対3で前半終了。迎えた後半、立ち上がりから積極的にゴールを狙う町田は27分、室田選手のアシストからヴィニシウス選手が突き刺し再度同点に追いつくと、29分にはカウンターの流れから金山友紀選手がゴールし4対3。この試合で初めて、町田がリードを奪います。1点を追う立川・府中は4分半を残し内田隼太選手をGKにパワープレーを開始し、37分、ジョー選手のゴールで同点に追いつきます。このままリードを奪いたい立川・府中でしたが、金山選手にボールを奪われ、森岡薫選手にゴールを許すと、試合終了間際には第2PKを献上。これはGK田中俊則選手が止めましたが、5対4で試合が終了し、町田に軍配が上がりました。
※名古屋オーシャンズのAFCフットサルクラブ選手権出場により、第13節未消化の「名古屋オーシャンズ vs. 湘南ベルマーレ」は9月14日(土)に開催いたします。