水上選手ハットトリックで北海道が逆転勝利!【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第20節・第21節 かみすセントラル】

Fリーグ2019/2020 ディビジョン1は4日(金)、第20節・第21節 かみすセントラルの2試合を行いました。
 

【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第20節・第21節 かみすセントラル】

フウガドールすみだ 5-3 立川・府中アスレティックFC
 
かみすで行われた”東京ダービー”は、序盤から激戦となりました。立ち上がりから積極的にゴールを狙うすみだの攻撃を立川・府中GK田中俊則選手が粘り強く跳ね返すと、立川・府中はその田中選手のリスタートからFP4人が連係しすみだゴールを脅かします。前半終盤、まず試合を動かしたのはすみだ。宮崎曉選手のアシストからガリンシャ選手がゴールし、先制に成功します。およそ1分後には先制をアシストした宮崎選手が追加点を挙げ、2点をリード。GK田中選手が負傷するアクシデントにも見舞われた立川・府中は得点を奪うことができず、2対0で前半を折り返します。迎えた後半、2点ビハインドの立川・府中はまず1点を返したいところでしたが、開始わずか36秒、ガリンシャ選手のこの試合2点目となるゴールですみだがリードを広げます。23分には渡邉知晃選手のアシストから、鹿島アントラーズユース出身の内田隼太がゴールし立川・府中が1点を返しますが、その後はチャンスを作りながらも決めきることができません。34分、4点目を奪われた立川・府中は、渡邉選手をGKに置きパワープレーを開始。しかし、セットプレーからすみだに得点を許し、4点を追う展開に。しかしここから立川・府中の反撃が始まります。「ポゼッションを多くするためにパワープレーを選択し、切替のスピードを速くするためにGKを新井選手に変えた」と話す山田マルコス勇慈監督の采配が功を奏し、その後立川・府中は皆本晃選手、完山徹一選手が得点を追加。点差を縮められたすみだはここでタイムアウトを取ると、その後は落ち着いて立川・府中の攻撃をしのぎ、5対3で勝利を収めました。両者が50本近いシュート数を記録した激しい攻防戦を制したすみだは6日(日)に湘南ベルマーレと、敗れた立川・府中アスレティックFCは6日(日)に名古屋オーシャンズと対戦します。
 
エスポラーダ北海道 7-3 ボアルース長野
 
初日の2試合目は11位の北海道と、今季初勝利を狙う最下位のボアルース長野が対戦しました。開始わずか21秒、北海道のボールをカットした特別指定選手・仲條正祥選手が左足でシュートを突き刺し先制に成功。しかし、およそ40秒後には水上玄太選手が同点ゴールを挙げ、北海道が試合を振り出しに戻します。粘りを見せる長野は10分、セットプレーから仲條選手がこの試合2点目となるゴールを決め再度1点をリード。新加入のGK、ウィリアン選手の好セーブにも助けられ、このリードを守りながら前半終盤を迎えます。しかし18分、水上選手にこの試合2点目となるゴールを決められ、2対2の同点で前半を折り返すと、後半は北海道ペースで試合が進みます。29分、高山剛寛選手のゴールで逆転に成功した北海道は、退場者を出した長野に対し数的優位を生かして追加点。そのわずか20秒後にも得点を挙げ、一気に長野を突き放します。33分には高山選手がミドルシュートを決め6点目。ここで長野は田口剛志選手をGKにパワープレーを開始します。しかし38分には水上選手がパワープレー返しを決め、ハットトリックを達成。4点を追う長野はGKを西巻広直選手に変えパワープレーを継続しますが得点を奪うことができずに試合終了。逆転勝利を収めた北海道は5日(土)に湘南ベルマーレと、敗れた長野は5日(土)にFリーグ選抜と対戦します。