3連勝の湘南が5位に浮上、プレーオフ出場へ望みをつなげる【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第29節】

Fリーグは14日(土)、15日(日)の2日間、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第29節の6試合を行いました。
 

Fリーグ 2019/2020 ディビジョン1 第29節

12月14日(土)
フウガドールすみだ 4-7 湘南ベルマーレ

 
前節、エスポラーダ北海道との接戦で敗戦し、ホーム最終戦を迎えたすみだ。プレーオフ出場に向け、必勝を目指す湘南との一戦は、序盤から激しい攻防が繰り広げられました。まず試合を動かしたのはアウェイの湘南。内村俊太選手が先制点を挙げ、1点をリードします。しかし、そのわずか40秒後には中田秀人選手のシュートがはじかれたボールをデネル選手が拾ってループシュートを決め同点に追いつきます。その後も1点ずつを追加し、2対2の同点となるとカウンター合戦を繰り広げる両者。10分、ロドリゴ選手のキックインがオウンゴールを誘い、湘南が再び1点をリードすると、およそ30秒後にはこぼれ球に詰めたロドリゴ選手のゴールですみだを突き放します。攻勢を強める湘南は前半終了間際にも追加点を挙げ2対5で前半終了。迎えた後半、ホームの声援に後押しを受けるすみだは序盤から積極的にゴールを狙い、22分に渡井博之選手、25分には上福元俊哉選手がゴールを挙げ1点差に追いつきます。勢いを増すすみだはその後も湘南ゴールに迫りますが、28分、ロドリゴ選手のアシストから内村選手がこの試合2点目となるゴールを決めると、35分にはこの日が誕生日の浦上浩生選手がバースデーゴールを決め4対7。すみだのパワープレーをしのいだ湘南が、勝点3を獲得しています。
 
12月15日(日)
Fリーグ選抜 3-2 ヴォスクオーレ仙台

 
前節8位に浮上したF選抜が、今季最後の武田テバオーシャンアリーナでの試合を迎えました。対する仙台は、前節ペスカドーラ町田に大勝し、連勝を狙います。先制したのはその仙台。チームのトップスコアラー、加藤翼選手のゴールで1点をリードします。18分には計盛良太選手がミドルシュートを決め、F選抜が試合を振り出しに戻すと、1対1のドローで前半が終了。迎えた後半、25分に森村孝志選手のゴールで再度1点をリードした仙台でしたが、松川網汰選手のアシストから畠山勇気選手がゴールしF選抜が同点に追いつくと、30分には畠山選手のこの試合2点目となるゴールで逆転に成功。森村選手をGKに置いたパワープレーで得点を狙う仙台でしたが、これをしのいだF選抜が3対2で逆転勝利。勝点3を獲得し、7位の立川・府中アスレティックFCに6ポイント差まで迫っています。
 
バサジィ大分 4-0 立川・府中アスレティックFC
 
プレーオフ出場確定を目前にしながら、前節シュライカー大阪に大敗した大分が、立川・府中アスレティックFCをホームに迎えました。この試合で勝利し、ホームでのプレーオフ出場を決めたい大分は、前半から積極的にゴールを狙いますが、立川・府中も集中した守備からチャンスを作り、拮抗した展開が続きます。しかし、試合を動かしたのはホームの大分。18分、セットプレーから仁部屋和弘選手がゴールし1点をリードすると、続く19分には小門勇太選手のゴールで一気に立川・府中を突き放します。2対0で迎えた後半、両者チャンスを作りながらも決めきれず、試合も終盤を迎えると、逆転を狙う立川・府中はパワープレーを開始。しかし、大分GK岩永汰紀選手にパワープレー返しを浴びると、残り25秒で岩永選手に再度パワープレー返しを決められ4対0。最後までゴールを狙う立川・府中の攻撃をしのいだ大分が完封勝利を収め、名古屋オーシャンズに次ぎプレーオフ出場を決めました。
 
ボアルース長野 0-2 バルドラール浦安
 
今季のホームゲームもこの試合を含めると2試合。未だ白星のない長野が、9位の浦安をホームに迎えました。出場停止選手が多く、1試合14名の登録に対し12名で臨んだ浦安。しかし、序盤から長野を圧倒し、5分には二宮秀文選手のFリーグ初ゴールで先制に成功します。その後もチャンスを作る浦安は、長野の倍近いシュートを放ちながらも決めきれず、0対1で前半を折り返します。迎えた後半、27分に長野が退場者を出すと、このファウルで得たフリーキックからディドゥダ選手がゴールし0対2とリードを広げます。13分以上を残し一度パワープレーを仕掛けた長野は、その後も得点を奪うことができずに6分を残しパワープレーを再開。しかし、ゴールを決めることができずに0対2で試合終了。浦安は第21節かみすセントラル以来の白星となりました。
 
名古屋オーシャンズ 6-1 エスポラーダ北海道
 
プレーオフ出場をいち早く決め、リーグ戦1位通過に王手がかかる名古屋が、北海道をホームに迎えました。この試合に勝利すると他会場の結果に関わらずリーグ戦1位が決まる名古屋は、序盤から積極的にゴールを狙います。開始から2分足らずで吉川智貴選手が先制点を挙げた名古屋は、その後も効率よく得点を重ね3対0で前半を折り返します。迎えた後半も立ち上がりに八木聖人選手のゴールで追加点を奪った名古屋は、26分、北海道のミスからすかさず星翔太選手がゴール。35分にはセットプレーからペピータ選手がゴールし、北海道を突き放します。6点を追う苦しい展開の北海道は39分、水上玄太選手のゴールで一矢報いますがその後は追加点を奪うことができずに試合終了。この試合の結果により、名古屋は3年連続となるリーグ戦首位でのプレーオフ出場を決めました。
 
ペスカドーラ町田 2-4 シュライカー大阪
 
熾烈なプレーオフ出場争いを繰り広げる5位の町田が、ホーム最終戦に3位の大阪を迎えました。前節2位のバサジィ大分に大勝し、勢いに乗る大阪は3分、アルトゥール選手が滑り込みながらゴールし先制に成功します。6分には田村友貴選手が追加点を挙げ、リードを広げると、リズムを立て直したい町田は早い段階でタイムアウトを取ります。しかし、大阪の勢いは止まらずさらに追加点。0対3と大阪リードで前半を折り返します。迎えた後半、ヴィニシウス選手が自陣でフリーキックを得た町田は、この流れからヴィニシウス選手がゴールし1点を返すと、35分には左サイドを突破した室田祐希選手が大阪GK檜山昇吾選手との1対1を制し1点差に迫ります。逆転を狙う町田は室田選手をGKに置きパワープレーを開始。しかし、終了間際にボールを奪った相井忍選手が無人のゴールにシュートを決め2対4。このまま試合が終了し、プレーオフ出場に向け大阪が一歩前進しました。敗れた町田は勝点48で湘南ベルマーレと並び、得失点差で6位に後退しています。
 
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