【日本代表】トレーニングキャンプ2日目を実施

11月9日(月)から千葉県・高円宮記念JFA夢フィールドで行われているフットサル日本代表候補トレーニングキャンプは、本日2日目を終了しました。
 
今回のキャンプに参加しているFリーグ所属各選手のコメントを紹介します。
 

西谷良介選手(名古屋オーシャンズ)

―メンタル面も技術面も浮き沈みを感じない西谷選手のようなタイプの選手から見て、コロナ禍での代表活動やクラブチームとのトレーニングマッチで連敗していることでピッチの中に変化は生まれていると感じることはありますか?
「コロナ禍の中で合宿や国内でのトレーニングマッチが行われていることに対して、選手1人1人が感謝の気持ちを持っています。代表活動を再開した茨城での合宿でも、スタッフからもそういったことは伝えられましたし、1人1人が感謝の気持ちを持って取り組んでいることは間違いないと思います。活動できなかった時間も長かったですし、今までになかったような感覚もあり、実践するにもフィットする時間が必要でした。その段階を経ているのかな、と個人的には思っています。クラブチームに2連敗しているという現実からも逃げないで向き合わないといけないと思いますし、1人1人が危機感を持っていることは練習からも伝わってきます。一番大事なものは自分たちの自信だと思うので、結果を出して自信につなげていきたいと思っています」
 
―コロナ禍で調整が難しい部分もあると思いますが、誰も体験したことのない状況でのプレシーズンからのコンディション作りや例年と違う心掛けている点があれば教えてください
「コロナ禍でシーズンのスタートが遅れたこともあって、今まで以上に自分の体と向き合えたと思います。自分が課題にしていることがあっても普段だと向き合う時間が少なかったりもしますが、ウィークポイント、ストロングポイントをはっきりさせることができたことはポジティブに捉えていました。AFCフットサル選手権も延期になっていますし、本戦に向かって不透明な部分もあるとは思いますが、いつ何が起きてもいいように準備は怠らないように心がけています。しっかり現実を受け入れて、その時にできる最善を尽くすだけだとシンプルに考えることができています」
 
―名古屋オーシャンズは1カ月近くリーグ戦がありませんが、この1カ月はどのように過ごしたりコンディションを調整したりしていますか?
「試合の期間が開くことによって、試合の感覚からは少し遠ざかってしまいますが、チームの中ではプレシーズンのような強度を持って練習に取り組めています。その中で怪我から復帰してくる選手や、ペネジオ選手やスパウット選手のような新加入選手が合流してくるので、競争意識もまた強くなると思います。プレシーズンに似たような感覚で、ここで自分たちの歩みを止めるのではなく、しっかりチームとしてまとまっていい準備をして次の試合に臨みたいと思います」
 

小門勇太選手(バサジィ大分)

―先日のボルクバレット北九州戦では2ゴールの活躍をしましたが、リーグ戦も含めた今のコンディションやこの合宿でどういったことを示したいか教えてください
「選手同士で話していた前からのプレスとセットプレーから得点ができ、コミュニケーションを取ったことが結果につながったと思っています。今回の合宿に参加するに当たっては、自分がなぜ呼ばれているのか、世界を相手に戦っていくために何が求められているかをしっかり理解して、それを示していきたいと考えています」
 
―周囲の期待も小門選手ご自身も今の代表候補に風穴を開ける存在として、気合いが入っていると思います。ご自身としてはどのような気持ちを持っていますか?
「自分のパーソナリティは、今の代表の他の選手にはないところがあると思います。左利きであったり、体格やポジションだったり。それを考えた上で、国内のクラブチームに2連敗しているということももちろんですが、世界で戦うために必要とされて呼ばれていると思います。自分の良さ、どれだけ脅威になれるか、試合を決定づける得点ができるか、というところを意識しています」
 
―大分が3連敗していた時は、内容が悪くないのに勝てなかったと思いますが、復調した要因はどのように考えていますか?
「よくなかった試合を振り返ると、シュートの意識が低かったというのがありました。『うまいことやってやろう』という感じがチームの中にあったので、ゴールが遠ざかっていたと思います。3連敗をしてしっかり決めきるというところを練習から行ったことが、結果に繋がってきていると思います」
 

上村充哉選手(立川・府中アスレティックFC)

──立川・府中ではキャプテン、中心選手としてチームをまとめる存在ですが、代表ではどんな存在感を出していきたいですか?
「チームではキャプテンですが、正直に言うと僕のマインドは去年とそこまで変わっていません。まずは自分が一生懸命やる。そして、周りにいい影響を与えられたらいいのかな、と捉えています。代表でも自分がまず一生懸命、ひたむきにやることが大事だと思っています」
 
―コロナの影響で開幕が遅れ、立川・府中はリーグ戦の前半がかなりタイトでした。2連戦での移動もあった中で、コンディションや疲労の蓄積はどうですか?
「毎年、毎週試合があってたまに2連戦もあったので、立川・府中はいつもの流れと同じ感じでした。なので、コンディション的には問題ないかな、と思います。逆に試合が開いているチームのほうが難しいのではないかと個人的には感じました」
 
―立川・府中は今、若手の活躍が目立ちますが、日本代表も若手の台頭を求められています。立川・府中が開幕直後に苦しみながら一気に調子を上げたことは、日本代表で若手が台頭していくために必要なことにも通じると思いますがいかがでしょうか?
「若手がピッチ内外で盛り上げて、ベテランを脅かすパフォーマンスを出すことが大事だということは、今シーズン負けている時に思いました。勝っていくと自然と雰囲気が良くなるので、負けているときにどれだけみんなで盛り上げられるか。(明日の)トレーニングマッチでも相手が立川・府中だということは抜きにして、若い選手が結果を残さないといけないと思っています」
 
フットサル日本代表の情報は公益財団法人日本サッカー協会公式サイト