Road to COLOMBIA vol.6 『俺たちもなでしこに続け!!』

12 町田 イゴール 

 FIFA女子ワールドカップ カナダ2015準優勝という成績を収めたなでしこジャパンの活躍は、サッカーファミリーの一員として大きな拍手を送るほどの素晴らしい活躍であった。「世界の強豪と互角に闘う!!」というひたむきな姿に、感銘を受けた方も多いだろう。

 次はFリーガーが世界に挑む番だ。FIFAフットサルワールドカップ コロンビア2016でベスト4入りを目指すFリーグの戦士たち。リーグ戦の一戦一戦も、世界を見据えた勝負になる。第12節、怒涛のゴールを決めて圧勝したのはシュライカー大阪。前半4点、後半3点の大量得点で勝利。警告、退場もなく素晴らしい闘いで勝利した。ベテランと若手が融合して手にした勝利は、今後のリーグ戦を戦う上でも好材料となる。

 絶対王者・名古屋オーシャンズは開幕から12連勝。他のチームが闘志をむき出しにして挑んでくる中での無敗は「素晴らしい」の一言。現在、得点ランキングトップの森岡薫をはじめ、酒井ラファエル良男、中村友亮などの破壊力もさることながら、相手の厳しい攻撃をいぶし銀の様に防ぐペドロ コスタの存在は大きい。

 ペスカドーラ町田と府中アスレティックFCの対戦も、激闘という言葉がふさわしい試合だった。府中はこの試合で勝利し、上位進出を狙っていた。日本代表、皆本晃を中心に怒涛の攻撃を展開したが、町田の最後まで諦めない守備に加え、GKイゴールの存在大きい。

 3位のバサジィ大分はヴォスクオーレ仙台と対戦。清水誠を中心とした厳しい守備の中、日本代表の仁部屋和弘が得点を挙げ勝点3をもぎ取るところはやはり、上位をキープできるチームの証であろう。

 また、エスポラーダ北海道、フウガドールすみだは両チームともホームゲームで勝点3を挙げ、上位にきっちり追走し、プレーオフ進出を虎視眈々と狙っている。

 今週末に行われる第13節終了後には、ブラジル、スペイン、ラトビアなど世界の強豪と闘う「SFIDA Fリーグオーシャンカップ・神戸フェスタ2015 supported by LIFEGUARD」が開催される。各クラブの選手の疲労もピークに達する頃ではあるが、リーグ戦、そしてこのカップ戦を乗り越えて世界の強豪に挑むことを目標にレベルアップを図る。なでしこジャパンの選手と同様に世界との闘いの場に臨むフットサル日本代表の座を勝ち取るのは誰だ!ファン、サポーターの皆さんも厳しい視線で選手を叱咤激励してほしい。

 「次は、俺達が世界の頂点を目指す!!」