オーシャンカップ・神戸フェスタ2015 準々決勝レビュー:ベスト4出そろう!PK戦を制したニカラス・リガ、北海道が準決勝へ
15日(水)に開幕した「SFIDA Fリーグオーシャンカップ・神戸フェスタ2015 supported by LIFEGUARD ~阪神・淡路大震災復興20年事業~」もいよいよ佳境を迎える。グリーンアリーナ神戸で準々決勝4試合が行われ、準決勝進出4チームが出そろった。
町田、PK戦で敗れる FKニカラス・リガが準決勝へ
ペスカドーラ町田 2-2(PK 4-5) FK Nikars Riga
一発勝負の決勝ラウンド。海外チームから唯一勝ち上がったラトビアの強豪、FKニカラス・リガを迎えたペスカドーラ町田は序盤からリガにプレッシャーをかけ続けた。一進一退の攻防が続き、0-0で迎えた後半、まずは町田が金山友紀のゴールで先制する。しかし、直後にタイムアウトを取りペースを立て直したリガがフリーキックから得点。試合が振り出しに戻る。海外チームらしい激しいボディコンタクトにもしっかりと対応し、両者1点ずつを追加し後半が終了。決着はPK戦に委ねられた。町田もリガも1人目は成功、2人目は失敗と息を飲む展開が続き、町田は6人目で失敗。リガの6人目が成功し、PK戦を制したリガが準決勝進出を決めた。
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経験の差が表れたすみだvs名古屋
フウガドールすみだ 0 – 8 名古屋オーシャンズ
序盤から緊張感のある、スピーディーなプレーで魅せた両者。6分にセルジーニョのミドルシュートで先制すると、百戦錬磨の絶対王者・名古屋が勢いづく。ヘディングシュート、パス回しからの得点など、バリエーション豊かな攻撃ですみだを翻弄し、前半だけで4得点。迎えた後半、開始直後からパワープレーに出たすみだだったが、名古屋の勢いを止めることはできなかった。シュート数はすみだ24本、名古屋30本とそれほど差はなかったが、選手層が厚く、カップ戦の戦い方も心得ている名古屋との経験の差が如実に表れた結果となった。
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巧みに試合をコントロールした府中が地元神戸に完封勝利
デウソン神戸 0 – 3 府中アスレティックFC
リーグ戦で何度も対戦している両者。6分に柴田祐輔の得点で府中が先制すると、ハードワークと落ち着いた守備でそのままペースをつかんだ。対する神戸もプレスをかけ、森、山元、岡崎らがチャンスを作るも、府中GK田中の好セーブにも阻まれ、なかなか決めきることができない。後半もリードを守りきり、残り1秒で渡邉知晃がゴールを決めタイムアップ。地元神戸はここで敗退、完封勝利の府中が準決勝に駒を進めた。
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PK戦を制した北海道が準決勝へ
シュライカー大阪 3 – 3 (PK2-3) エスポラーダ北海道
連戦の疲れも見え始める大会4日目だが、美しいゴールが生まれた。大阪の先制はアルトゥール。ヴィニシウスとの連携で華麗なゴールを決めた。北海道も負けじとハードワークを続け、吉田、室田らのゴールで会場を沸かせた。両者一歩も譲らず前後半を終えて3-3。1試合目に続き、決着はPK戦へ。先攻の大阪が1人目で失敗すると、北海道は3人連続危なげなくPKを決め2-3で勝負あり。準決勝へ駒を進めた。
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▽準決勝
7月19日(日)
14:00 FK Nikars Riga vs. 名古屋オーシャンズ
16:30 府中アスレティックFC vs. エスポラーダ北海道