名古屋セントラル1日目レビュー:町田、プレーオフ出場決定!残る出場枠は1つ
1月27日(金)、愛知・テバオーシャンアリーナでSuperSports XEBIO Fリーグ 2016/2017 第30節 名古屋セントラル1日目の2試合が行われました。
熾烈なプレーオフ出場争いが繰り広げられる終盤戦。初日の2試合も会場が熱気に包まれ、ペスカドーラ町田が4つ目となるプレーオフ出場の座を獲得しました。
1月27日(金) 16:45キックオフ
バルドラール浦安(6位) 1-1(前半0-1) 湘南ベルマーレ(11位)
立ち上がりからチャンスを作った両者。長期離脱から復帰した星翔太選手や、中島孝選手のセットプレーからチャンスを作る浦安。対する湘南はその攻撃を粘り強く跳ね返し、GKフィウーザ選手が相手陣内まで上がり攻撃に参加します。しかし両者ゴールを割ることができず、拮抗した展開の中、試合を動かしたのは湘南でした。7分、中央の岡村康平選手からパスを受けたロドリゴ選手が左サイドからシュートを放ちます。浦安GK藤原潤選手がこれをはじきますが、ゴール前右手に飛び込んでいた上村充哉選手がこぼれ球を押し込み先制。プレーオフ出場に望みをつなぐ浦安が、1点を追う展開となります。奪われても奪い返す浦安でしたが前半のうちに追いつくことができず、0-1と湘南リードで折り返します。
後半立ち上がり、リードする湘南は追加点を狙うべく、GKフィウーザ選手を上げてパワープレーを仕掛けます。対する浦安もコーナーキックやケニー選手と野村選手の連携などから得点を狙いますが、ゴールを奪うことができません。その後、湘南がファウルを重ね、第2PKを献上。しかし、これを外した浦安は、貪欲にゴールを狙い続けます。39分、加藤竜馬選手のアシストから星選手が復帰後4戦連続となるゴールを決め、同点に追いつくと、残り30秒強で小野大輔選手をGKに置いたパワープレーを開始します。しかし、これを湘南がしのぎ、1-1でタイムアップ。
湘南の浦上浩生選手は試合後の会見で、「勝利という結果に結びつけることができていないので、残り3試合、3勝を目指して戦っていきたい」と話しました。また、プレーオフ出場を目指しながら痛い引き分けとなった浦安の米川正夫監督は、「悪くはなかったですが、非常に残念です。とは言え、あと3試合あるのでやり続けるしかありません」と残りの試合への意欲を見せました。
1月27日(金) 19:00キックオフ
ペスカドーラ町田(4位) 7-3(前半3-1) アグレミーナ浜松(10位)
2試合目は町田が攻撃力を見せつける結果となりました。立ち上がりから積極的にゴールを目指す町田は2分、中井健介選手の左足のシュートで先制します。浜松がセットプレーやカウンターで同点を狙う中、先制点を決めた中井選手が室田祐希選手の折り返しに合わせてこの試合2点目となるゴールを挙げると、2点を追う浜松はセットプレーから萩原洪拓選手が得点し、1点差に迫ります。しかし、2点目をアシストした室田選手が巧みなドリブルで相手をかわし3点目を挙げ、前半を3-1で折り返します。
迎えた後半も勢いの止まらぬ町田は、23分に中井選手がこの試合3点目となる得点を挙げハットトリックを達成した他、新倉康明選手が今季初得点を挙げるなど4ゴールを追加。浜松も小池良平選手をGKに置いたパワープレーで2得点を挙げますが、追撃及ばずタイムアップ。1試合目の結果によりプレーオフ出場を確定した町田が快勝し、セントラル1日目を終えました。
試合後の会見で「実力の差が明確だった」と話した浜松の保田監督は「修正や目指すべきところ、このカテゴリで中盤以上にいくには何を変えていくか、何が必要なのかを考えていかなくてはいけないと思います。悲観的にならずに次の試合もがんばっていきたいです」と話しました。また、快勝した町田の金山友紀選手は「今日は新しい若い選手が出て、結果を残しました。来週の試合はプレーオフで当たる相手でもっともっとシビアな試合になると思うので、そこに向けてがんばっていきたいです」と次節への意気込みを覗かせました。
SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第30節 名古屋セントラル
2017年1月27日(金)・28日(土)
愛知・テバオーシャンアリーナ
◆チケット情報→http://www.fleague.jp/ticket/central/nagoya30/
◆イベント情報→http://www.fleague.jp/ticket/central/nagoya30/event.html