大分が立川・府中を下し2位をキープ!大阪逆転勝利、長野は2戦連続で勝点を獲得【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第12節】

Fリーグは8月3日(土)、4日(日)の2日間、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第12節の6試合を行いました。エスポラーダ北海道が名古屋オーシャンズを下し、シュライカー大阪は2点ビハインドからの逆転勝利。ボアルース長野が試合終盤に追いつき2試合連続で勝点を獲得するなど、混戦を極める12節を終え、Fリーグは中断期間に入ります。
 
【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第12節】
立川・府中アスレティックFC 2-4 バサジィ大分

3連敗の立川・府中が、大分をホームに迎えました。3分、セットプレーから芝野創太選手に先制ゴールを許した立川・府中でしたが、5分、ジョー選手のゴールで同点に追いつきます。その後は激しいぶつかり合いの中、両者とも得点を奪うことができず、1対1で前半を折り返します。迎えた後半、25分に仁部屋和弘選手のゴールで大分が1点をリードすると、29分にはレイチ選手のアシストから森洸選手がゴールし、リードが広がります。2点を追う立川・府中は4分を残しタイムアウトを取ると、内田隼太選手をGKに置きパワープレーを開始しますが、オウンゴールを献上し失点。直後にジョー選手のゴールで1点を返しますが、試合終盤に退場者を出し、追加点を挙げることができずに試合終了。立川・府中が4連敗を喫しています。
 
湘南ベルマーレ 2-4 フウガドールすみだ
前節4位に順位を上げた湘南が、すみだとの上位対決に臨みました。試合を動かしたのはアウェイのすみだ。9分、湘南のパスをカットした上福元俊哉選手が湘南GKフィウーザ選手の頭上を抜くループシュートを決め、先制に成功します。13分には湘南がカウンターからオウンゴールを誘発し、試合を振り出しに戻しますが、前半終了間際、すみだがコーナーキックに合わせた田口元気選手のゴールで1点をリードし、1対2で前半を折り返します。迎えた後半、まずは追いつきたい湘南でしたが、開始わずか24秒、湘南ゴール前でボールを奪ったガリンシャ選手がそのままゴールを決め、2点をリードします。28分にはまたもカウンターからオウンゴールを誘発し、1点差に迫った湘南は、ロドリゴ選手をGKにパワープレーを仕掛けますが、上福元選手にパワープレー返しを決められ2対4。最後まで追加点を狙った湘南でしたが追撃及ばず敗戦し、6位に順位を落としました。
 
エスポラーダ北海道 3-2 名古屋オーシャンズ
11位の北海道が、首位の名古屋をホームに迎えました。序盤から試合巧者ぶりを見せる名古屋は3分、ラファ選手のゴールで先制に成功します。さらなる追加点を狙う名古屋は攻勢を強めますが、5分、阿部恭也選手のゴールで北海道が同点に追いつくと、その後は猛攻を粘り強くしのぎ、1対1の同点で前半を折り返します。迎えた後半、勝ち越し点を狙う名古屋はペピータ選手のゴールで勝ち越しに成功しますが、粘りを見せる北海道はわずか10秒で三浦憂選手がゴールし、再度試合を振り出しに戻します。少ないチャンスを生かす北海道は、27分に十川祐樹選手のゴールでリードを奪い、名古屋のパワープレーでの猛攻もしのいで3対2で勝利。2009シーズンのFリーグ参入以来初めてとなる、ホームでの名古屋への勝利を収めました。敗れた名古屋ですが首位をキープしたまま中断期間を迎え、Fリーグを代表してAFCフットサルクラブ選手権に臨みます。
 
ヴォスクオーレ仙台 1-2 Fリーグ選抜
9位の仙台が10位のF選抜をホームに迎えました。序盤から固く拮抗した展開がつづいたこの試合。前半のシュート数は仙台7本、F選抜9本と、両者ともなかなか決定機を作ることができません。スコアレスで迎えた後半、28分に森村孝志選手のゴールで仙台が待望の先制点を挙げますが、その後も拮抗した展開はつづきます。35分、吉田愁平選手のゴールでF選抜が同点に追いつき1対1の同点に。このまま試合が終わるかに思えた残り3秒、畠山勇気選手のゴールでF選抜が逆転に成功し、1対2で試合終了。少ないチャンスを生かしたF選抜が、今季3勝目を挙げました。この結果で仙台とF選抜が勝点10で並びましたが、得失点差で仙台が9位をキープしています。
 
シュライカー大阪 3-2 ペスカドーラ町田
どちらも上位につける実力がありながら中位に沈む6位の大阪と7位の町田が対戦しました。試合を動かしたのはアウェイの町田。室田祐希選手がヒールで落としたボールを日根野谷建選手が突き刺し、先制に成功します。さらに先制から1分足らずで室田選手が追加点を挙げ、町田が2点をリードします。町田ゴールを脅かしながらも決定機を決めきれない大阪に対し、シュート数わずか9本で効率よく得点を重ねた町田が2点をリードし、0対2で前半を折り返します。迎えた後半、まずは1点を返したい大阪はさらに攻勢を強めると30分、コーナーキックに合わせた相井忍選手のシュートをドゥドゥ選手が押し込みFリーグ初ゴール。35分には加藤未渚実選手のアシストから稲田瑞穂選手がゴールし、大阪が同点に追いつくと試合終盤には加藤選手が逆転ゴールを挙げ、逆転に成功します。同点ゴールを狙う町田の攻撃をしのいだ大阪が3対2で勝利し、4位に順位を上げました。
 
バルドラール浦安 3-3 ボアルース長野
5位の浦安が前節Fリーグ昇格後初の勝点を挙げた長野をホームに迎えました。序盤からペースをつかむ浦安は2分、セットプレーから野村啓介選手がゴールし先制に成功。その後もさらなる追加点を狙い長野ゴールを脅かしますが、10分にはオウンゴールを献上し、同点に追いつかれてしまいます。14分には加藤竜馬選手のゴールで勝ち越しに成功し、2対1で前半を折り返した浦安は、後半序盤に永島俊選手が長野GK山本佳輝選手の頭上を越えるシュートを決め、リードを広げます。幾度となく決定機を作る浦安が追加点を奪えない中、28分、花嶋悠選手に得点を許し3対2。39分には特別指定選手の仲條正祥選手のアシストから、同じく特別指定の橋本潤也選手がゴールを挙げ、3対3の同点に。ここでタイムアウトを取った浦安は長坂拓海選手をGKに置きパワープレーを開始します。しかし得点を挙げることができず、パワープレーを受ける長野もパワープレー返しのチャンスを作りながら決めきることができません。その後も両者に得点は生まれず3対3でタイムアップ。勝点1を得た浦安は5位をキープし、長野は2試合連続で勝点1を獲得しました。
 
中断期間を挟み、第13節は8月16日(金)から18日(日)の3日間で行われます。また、名古屋オーシャンズはFリーグを代表し、AFCフットサルクラブ選手権2019に出場し、4度目の優勝を目指して8日(木)に初戦を迎えます。
 
AFCフットサルクラブ選手権2019の情報は、公益財団法人日本サッカー協会公式サイトをご覧ください。