ウーゴ弾炸裂の北九州がF1初戦を勝利で飾る!【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1 第1節 2日目】
Fリーグは9月6日、Fリーグ2020-2021 ディビジョン1 第1節の3試合を行いました。
<Fリーグ2020-2021 ディビジョン1 第1節>
ボルクバレット北九州 3-2 湘南ベルマーレ
F1昇格初戦を迎えた北九州と、昨季5位の湘南が対戦しました。チャレンジャーらしく果敢に攻撃を仕掛ける北九州は6分、パスを回しながら湘南ゴールに近づき、ウーゴ サンチェス選手のゴールで先制に成功します。1点を追う湘南もセットプレーからロドリゴ選手がロングシュートを放つなど惜しいシーンを作りますが、GK小島義瑛選手の好セーブに阻まれ得点を奪うことができません。追加点を狙う北九州は15分、自陣でボールを持つ湘南にプレスをかけ後退させると田村研人選手のパスにウーゴ選手が合わせてシュート。一度ははじかれたボールをウーゴ選手が押し込み、リードを広げます。17分にもウーゴ選手が得点しハットトリックを達成。北九州の3点リードで前半を折り返します。迎えた後半、根気よく攻撃を仕掛ける湘南は34分、コーナーキックを受けた高溝黎磨選手が一人かわしてのシュート。これがゴールネットを揺らし、1点を返します。38分にはロドリゴ選手が自陣から長い距離を走り自らゴール、1点差に迫りますがその後は追加点を奪うことができずにタイムアップ。前半に3ゴールを挙げた北九州が、F1昇格初戦で白星を獲得しました。
シュライカー大阪 2-2 エスポラーダ北海道
昨季4位の大阪と同11位の北海道が対戦しました。ともに新監督が就任し迎えた初戦。序盤は慎重な試合運びとなりました。両者ともに少ないチャンスの中、均衡を破ったのは北海道。17分、木村優太選手が左サイドから放ったパスが大阪FPに当たり、こぼれたところに三浦憂選手が詰めて先制に成功します。前半のうちに追いつきたい大阪もチャンスを作りますが決めきることができず、0対1で前半を折り返します。迎えた後半、まずは同点に追いつきたい大阪でしたが、開始わずか8秒、キックインに頭で合わせた水上玄太選手の得点で北海道がリードを広げます。2点を追う展開となった大阪は積極的に攻撃を仕掛けると、31分、後方からのパスを受けた加藤翼選手がシュートを突き刺し1点を返します。そのわずか2分後には、堀内迪弥選手のゴールで同点に追いついた大阪。北海道GK坂桂輔選手が敵陣まで上がって攻撃に参加した隙を狙い、齋藤日向選手がシュートを放ちますがゴール前に戻った鈴木裕太郎選手が体を張ってブロック。得点を許しません。試合終了間際、セットプレーのチャンスを得た大阪はタイムアウトを取って逆転のチャンスを狙いますが、得点を奪うことができず2対2で試合終了。勝点1を分ける結果となりました。
フウガドールすみだ 2-4 バサジィ大分
2019/2020シーズンのプレーオフ準決勝と同カードとなったこの対戦。戦前の予想どおり、激しい攻防戦が繰り広げられました。その均衡を破ったのはすみだ。12分、田口元気選手から右サイドから強烈なシュートを突き刺し先制に成功します。1点を追う大分は19分、右サイドからペナルティエリアに侵入した芝野創太選手が体勢を崩しながらも粘ってゴールし、試合を振り出しに戻します。前半残り45秒、大分の6つ目のファウルで勝ち越しのチャンスを得たすみだでしたが、第2PKは大分GK矢澤大夢選手がストップ。しかし直後に右のコーナーキックから大分のオウンゴールが決まり、すみだが勝ち越しに成功します。2対1とすみだリードで迎えた後半も、どちらも譲らぬ攻防戦が続くと、32分、今度はすみだのオウンゴールで大分が再度同点に追いつきます。そのわずか30秒後には、昨季Fリーグ選抜で経験を積んだ山田凱斗選手が右サイドから移籍後初となるゴールを決め、この日初めて大分がリードを奪います。これに勢いを得た大分は35分、PKを得るとこれを芝野選手が危なげなく決めリードを広げると、その後は集中した守備ですみだの攻撃を防いで2対4で勝利。大分が激戦を制し、勝点3を獲得しました。