9月14日(月)から千葉県・高円宮記念JFA夢フィールドで行われているフットサル日本代表候補合宿は、本日2日目を迎えました。Ｆリーグ所属各クラブの選手のコメントを紹介します。
 
八木 聖人選手（名古屋オーシャンズ）
―怪我からの復帰後、コンスタントに招集されていますが、手応えや代表に対する思いはいかがでしょうか。
「怪我で半年くらいプレーできない時期があり、そこからコンディションが上がり呼んでもらえるようになりました。今はコンスタントに呼んでもらい、戦術もだいぶ理解が深まりつつあります。より自分の立ち位置を分かっているので、もう一歩先にいきたい、中心選手に近づきたいと思っています」
 
―Ｆリーグが開幕し2試合を終えて代表合宿があり、今週末からまたリーグ戦が続きます。コンディションを保つために特に気をつけている点があれば教えてください。
「去年の8月、9月あたりに復帰をしたので、プレシーズン自体も2年ぶりでした。コロナウイルスの影響でプレシーズンが長かったので、コンディションを保つのがなかなか難しくて、例年よりも疲労を感じていました。コンディションを保つ上では、チームの練習と並行して、（元名古屋オーシャンズの）齋藤功一さんが働いているアスリートラボで週に1回程度体の使い方や可動域を見てもらっています。怪我をしてから見てもらうようになりましたが、それを今も継続しています」
 
―待ちに待ったＦリーグが開幕し、試合ができることに対しての感想と、2月の親善試合以来の日本代表での試合となる16日のトレーニングマッチに向けての意気込みを教えてください。
「Ｆリーグに関しては、だいぶ開幕が遅れましたがシーズンの最初から自分がいられること、試合に出場させてもらえることがまず、とてもうれしいです。前回の代表戦、パラグアイ戦では、僕はスタートから使ってもらいながらも納得のいくプレーができませんでした。その後は、コロナウイルスの影響で期間が空いてしまったので、トレーニングマッチではもっともっと自分の特徴を出せるようにしたいと思います」
 
篠田 龍馬選手（名古屋オーシャンズ）
―代表に招集されていない期間もありましたが、コンスタントに呼ばれるようになり、メンバー争いについてどう捉えていますか？
「今回はGK2名の中に入っていますが、ポジションを確立している感覚があるかと言われるとそうではありません。ずっと呼ばれていなかったという状況もありましたが、呼ばれるようになってからは自分のパフォーマンスや持ち味は出せていると思います。それをもっとアピールしていくためにも、いつ入替があってもおかしくないという危機感を持って、毎セッション取り組んでいます」
 
―Ｆリーグが開幕し2試合を終えて代表合宿があり、今週末からまたリーグ戦が続きます。開幕戦には出場し、2戦目では出場はありませんでしたが、そのような状況であってもコンディションを保つために、意識をしていることはありますか？
「プレーをする際に意識をしている安定感にも関わってきますが、アスリートとしては当たり前のこととして、食事と睡眠にはとても気を使っています。リーグ戦に出場するかしないかは当日にならないと分からないので、出場した週は通常のサイクルで、出なかった週は体調と強度の面を考えて個別のトレーニングを自分で入れるなどをしています。あとはチームの練習以外にも練習の合間や終了後に週に5回ほど、ストレッチのジムに通っています。トレーニングというよりは体のケアを重視し、疲労を抜くなどのコントロールをしています」
 
―コロナウイルスの影響でチーム練習ができない期間はFPより苦労をされたと思いますが、シーズン序盤からいいパフォーマンスを見せています。試合勘を失わないような工夫はされていましたか？
「GKに特化したトレーニングはしていませんが、体の使い方、股関節や肩甲骨の可動域を出すトレーニングは行っていました。それが反応と関わってくるので、成果として出ているのではないかと思います。あとはチーム練習が始まってから最初の2週間程度、GKコーチがしっかりコントロールをしてくれて、目から慣らすトレーニングを行いました。家の中では近いものしか見ないので、遠くのものを見る機会が少なくなります。今までは毎日のように受けていたシュートを2カ月ぐらい受けられない状況だったので、遠くを見るトレーニングなど目を慣らすトレーニングから徐々に入ってくれ、そのおかげで違和感なくスタートができました。そこから段階を踏んで普通のトレーニングに戻ったので、その2つが大きかったと思います」
 
■フットサル日本代表候補トレーニングマッチ
日時：2020年9月16日(水) 14:30キックオフ（予定）
対戦カード：フットサル日本代表候補 vs バルドラール浦安
会場：高円宮記念JFA夢フィールド ※一般、メディア共に非公開
配信開始時間：13:40（予定）
 
詳しくは公益財団法人日本サッカー協会公式サイトまで