ホーム開幕戦で勝利した町田が開幕2連勝! 名古屋は中1日での2戦を連勝で終える【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

Fリーグは9月19日、20日、22日にFリーグ2020-2021 ディビジョン1の6試合を行いました。
 

<Fリーグ2020-2021 ディビジョン1>

バサジィ大分 6-2 ボアルース長野
開幕節でフウガドールすみだに勝利した大分が、連勝を目指しホームに長野を迎えました。対する長野はF1参戦2年目。初年度は未勝利に終わり、今季開幕節でも名古屋オーシャンズに敗戦。今季2戦目の対戦相手が大分と、シーズン序盤から強豪チームとの対戦が続きますが、F1初勝利を目指します。1試合に14選手が登録できるFリーグのレギュレーションにあって、11選手でこの試合に臨んだ大分は前半から積極的に攻撃を仕掛けますが、長野も集中した守備でゴールを守り、チャンスを作ります。しかし、16分、カウンターの流れから森洸選手のゴールで大分が先制すると、その後は一転して大分ペース。18分に小門勇太選手がキックインから追加点を挙げると、第1ピリオド残り18秒でまたもカウンターの流れから仁部屋和弘選手のアシストで芝野創太選手がゴールし、3点リードで第1ピリオドを折り返します。第2ピリオドも巧みなパスワークからチャンスを作る大分。しかし、長野GK矢内大介選手の好セーブを前に決めきることができません。30分にはGK矢澤大夢選手のロングスローを瀧澤太将選手が受け、最後は仁部屋選手がゴールし、大分がリードを広げますが、33分、今季新加入の青山竜也選手が振り向きざまにシュートを突き刺し、長野が1点を返します。このまま追加点を狙いたい長野は攻勢を強めますが、その隙を突かれ得点を奪われてしまいます。終了間際まで得点の奪い合いは続き、その後もそれぞれ1点を追加し6対2で試合終了。少数精鋭で試合巧者ぶりを見せた大分が、ホーム開幕戦を勝利で飾りました。
 
ペスカドーラ町田 6-3 ボルクバレット北九州
ホームアリーナ、町田市立総合体育館でのホーム&アウェイ共同開催でホーム開幕戦を迎えた町田。開幕節で湘南ベルマーレに対し、”ジャイアントキリング”を起こしたF1昇格初年度の北九州と対戦しました。クレパウジ ヴィニシウス選手のファーストシュートから、リズムを掴むかに見えた町田でしたが、テンション高く試合に入った北九州も負けじとボールを回し、2分、花嶋悠選手のゴールで先制に成功します。1点を追う町田はカウンターから何度かいい形を作りますが、決めきることができません。そこで町田は早い段階でタイムアウトを取ると、13分、自陣から右サイドを独走した福田亮選手が自らシュートを突き刺し、1対1の同点に。さらに18分にはキックインの流れから毛利元亮選手が粘ってキープし落としたボールに中村充選手が合わせ逆転に成功します。開幕2連勝を狙う北九州も負けてはいられません。第1ピリオドの終了間際には、横山巧選手が滑り込みながら合わせたボールがゴールネットを揺らし、2対2の同点に。両者一歩も譲らない展開のまま、第1ピリオドを折り返します。迎えた第2ピリオド、序盤からペースを掴む町田は、細かくパスをつなぎ北九州ゴールに迫るなどチャンスを作ると、24分、こぼれ球に反応したヴィニシウス選手のゴールで再度リードを奪います。29分にもヴィニシウス選手に得点を奪われた北九州は、8分以上を残して田村研人選手をGKにパワープレーを開始します。開始直後にパワープレー返しで失点しながらもパワープレーを続けた北九州は38分にクシヤマ イザケ選手の得点で2点差に追いつきますが、およそ40秒後にはヴィニシウス選手に距離の長いパワープレー返しを決められ6対3に。ヴィニシウス選手のハットトリックの活躍もあり、町田がホーム開幕戦を勝利で飾りました。
 
立川・府中アスレティックFC 3-3 フウガドールすみだ
どちらも東京にホームタウンを構える立川・府中とすみだの”東京ダービー”は、目の離せない接戦となりました。立川・府中がGK黒本ギレルメ選手を起点にチャンスを作ると、すみだは守備からの攻撃でチャンスを作り、序盤から激しい攻防が繰り広げられます。5分、キックインのチャンスを得たすみだは、立川・府中のオウンゴールを誘発し先制に成功します。1点を追う立川・府中はGK黒本選手が右サイドをドリブルで上がり、すみだFPをかわして完山徹一選手へ。このパスを受けた完山選手がシュートを放ちますが、決めきることができません。しかし17分、キックインに合わせた渡邉知晃選手のゴールで同点に追いつくと第1ピリオド終了間際は立川・府中がセットプレーから怒涛の攻撃を見せます。どちらも譲らない一戦は、同点のまま第2ピリオドを迎えると、開始2分、宮崎曉選手のコーナーキックに合わせたガリンシャ選手のゴールですみだが勝ち越します。すると32分、今度は立川・府中が内田隼太選手の強烈なゴールで再度同点に。そのわずか1分後には、今季立川・府中に復帰した上福元俊哉選手が前所属先であるすみだから得点し、この試合で初めてリードを奪います。1点を追うすみだは中田秀人選手をGKにパワープレーを開始すると、これが功を奏し中田選手のゴールで同点に追いつきます。その後もパワープレーを続けるすみだに対し、立川・府中も集中した守備を見せ、3対3の同点でタイムアップ。勝点1を分ける結果となりました。
 
湘南ベルマーレ 1-1 バルドラール浦安
ホーム&アウェイ共同開催3試合目も、1点を争う接戦となりました。開幕節で北九州に敗戦し、連敗は避けたい湘南と、同じく開幕節で立川・府中に1対0で勝利した浦安の一戦は、序盤から激しい攻防が繰り広げられました。リズムよくゴールに迫る湘南ですが、浦安のベテランGK藤原潤選手の好セーブに阻まれてしまいます。少ないチャンスを生かしたい浦安も、ゴールを決めきることができません。第1ピリオド終盤、ファウルを溜めた浦安は、終了間際に6つ目のファウルで第2PKを献上。これを湘南・ロドリゴ選手が危なげなく決め、1対0で第1ピリオドを折り返します。迎えた第2ピリオドもどちらもチャンスを作りながら、両GKの活躍もあり得点は生まれません。残り時間3分を切り、加藤竜馬選手をGKに置いたパワープレーを仕掛けた浦安でしたが、これも得点に結びつかず、時間が経過していきます。残り1分半でタイムアウトを取った浦安は、根気よくパワープレーを続けると、40分、滝田学選手から石田健太郎選手とつなぎ、最後はゴール前右手の長坂拓海選手が左足でゴールに流し込み1対1の同点に。追いつかれた湘南は、少ない残り時間の中、ロドリゴ選手をGKにパワープレーで勝ち越しを狙いますが、得点を奪うことができずにタイムアップ。どちらも譲らない接戦で、勝点1を分け合う結果となりました。
 
名古屋オーシャンズ 2-1 エスポラーダ北海道
今季は変則的な試合日程となり、3週間で4試合を戦う名古屋。開幕節ではボアルース長野に6対2で勝利し、前節では立川・府中アスレティックFCに7対0と大勝と、4連覇を目指す今季も好スタートを切っています。対する北海道は、開幕節でシュライカー大阪と対戦し、2点を先取するも追いつかれて引き分けており、今季初勝利を目指して名古屋戦に臨みました。序盤から攻勢に出る名古屋に対し、北海道も集中した守備を見せ、スコアが動かず時間が経過していきます。カウンターからチャンスを作る北海道ですが、堺頼人選手のシュートはポストに嫌われ、決めきることができません。シュート数で北海道を圧倒する名古屋は13分、ペピータ選手のコーナーキックから吉川智貴選手を経由し、最後はアルトゥール選手のシュートで先制に成功します。この1点を守った名古屋が、第1ピリオドを1対0でリードし前半を折り返しました。迎えた第2ピリオド、追加点を狙いたい名古屋でしたが、得点を挙げたのは北海道。開始わずか27秒、アルトゥール選手から強引にボールを奪った佐藤明生選手のアシストから、堀米将太選手がシュートを放ち、試合を振り出しに戻します。その後も攻撃の手を緩めない名古屋に対し、北海道も集中した守備を見せ、スコアが動かず時間が経過します。すると残り4分を切り、アルトゥール選手をGKに置きパワープレーを仕掛けた名古屋はこの流れから星翔太選手がゴールを決め2対1。終了間際にフリーキックのチャンスを得るなど、同点のチャンスを窺った北海道でしたが、追撃及ばず、2対1で名古屋が開幕3連勝を収めました。
 
名古屋オーシャンズ 3-1 シュライカー大阪
中1日でこの試合を迎え、開幕4連勝を狙う名古屋。対する大阪は前節、今季初勝利を挙げており、連勝を目指してこの試合に臨みました。例年、激しい試合を見せる両者の対戦ですが、今季はこれまで大阪を支えてきたアルトゥール選手が名古屋に移籍後初めての公式戦での対戦ということもあり、より注目が集まりました。試合は疲労の影響もあってかリズムが合わない名古屋に対し、大阪も攻め手を欠きなかなか得点が生まれません。しかし7分、左サイドで大阪FPをかわした吉川智貴選手が中に切り込み、送ったパスに平田ネト アントニオ マサノリ選手が合わせて先制に成功します。ここから畳みかけたい名古屋でしたが、追加点を奪うことができず、1対0で第1ピリオドを折り返します。迎えた後半、まずは同点に追いつきたい大阪でしたが、GK関口優志選手やアルトゥール選手の堅い守備に阻まれ、決めきることができません。しかし31分、自陣からのロングボールを加藤翼選手が頭で落とし、相井忍選手が拾ってゴール。大阪が1対1の同点に追いつきます。同点の状態を守り、追加点を奪いたい大阪でしたが、32分、吉川選手、アルトゥール選手とつないで星翔太選手が落ち着いてゴールを決めた名古屋が、再度リードを奪います。3分弱を残し、前鈍内マティアス エルナン選手をGKにパワープレーを仕掛けた大阪でしたが、一瞬の連携ミスも見逃さない名古屋が星翔太選手のパワープレー返しで追加点。試合はこのまま終了し、3対1で名古屋が連勝を4に伸ばしました。
 

F1リーグ2020-2021 試合日程・結果

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