15周年目のシーズンがいよいよ開幕! 各チームが熱戦を繰り広げる【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第1節】
6月5日(土)、6日(日)、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1の6試合が行われました。
バルドラール浦安 1-2 湘南ベルマーレ ▶▶▶試合ハイライト
2021-2022シーズンのオープニングゲームは浦安vs湘南! 緊張感の漂う試合序盤、まずは湘南のロドリゴ選手がファーストシュートを放ちます。その後も湘南がチャンスを作りますが、徐々に浦安も圧力を強め、激しい攻防が繰り広げられました。両者決定機を作りながらも得点を奪えずに迎えた第1ピリオド終盤、均衡を破ったのは湘南。高溝黎磨選手が左サイドから放ったシュートをゴール前の鍛代元気選手が押し込み、今シーズンのF1初ゴールを挙げます。しかし、その2分後には湘南の6つ目のファウルで浦安が第2PKを得ると、これをディドゥダ選手が危なげなく決め1-1の同点で第1ピリオドを折り返しました。第2ピリオドも激しい攻防が続きますが、37分、ロドリゴ選手が左サイドから鋭いシュートを突き刺した湘南が再度1点をリードします。ホームでの初戦を勝利で飾りたい浦安は直後にタイムアウトを取得すると、加藤竜馬選手をGKに置きパワープレーを開始。しかし、得点を奪うことができずに1-2で試合終了。アウェイの湘南がオープニングゲームで勝利を収めました。
立川・府中アスレティックFC 3-5 ペスカドーラ町田 ▶▶▶試合ハイライト
毎回熱戦が繰り広げられる”東京ダービー”。昨季5位の立川・府中が比嘉リカルド新監督の元、同3位の町田をホームに迎えました。まず試合を動かしたのはアウェイの町田。開始わずか37秒、中村充選手がカウンターを仕掛け、長い距離を走って自らシュートを突き刺します。ホームで出鼻をくじかれた立川・府中は同点ゴールを狙い幾度となくチャンスを作ると、皆本晃選手、内田隼太選手の連係から新井裕生選手がゴールを挙げ試合を振り出しに戻します。このまま勢いに乗りたい立川・府中でしたが、1分足らずで失点すると、第1ピリオドを1-2で折り返します。第2ピリオドも早い段階で失点を喫した立川・府中は残り5分を切りパワープレーを仕掛けようとした直後にジョー選手のシュートを新井選手が左足のアウトサイドで押し込むと、37分にも得点を挙げハットトリックを達成。3-3の同点に追いつきます。2点差から追いつかれた町田はタイムアウトを取得すると、パワープレーを続ける立川・府中からパワープレー返しで2点を奪います。このまま試合は終了し、今季初の東京ダービーは、3-5で町田が勝利を収めました。
ボアルース長野 1-2 フウガドールすみだ ▶▶▶試合ハイライト
昨季最終戦で最下位に転落した長野が、荻窪孝新監督の初采配となるすみだをホームに迎えました。昨季F1初勝利を収め、確かな手ごたえを感じていた長野は4分、この試合がデビュー戦となる金須恭弥選手が右サイドを突破し自らシュートを突き刺して先制に成功します。追いつきたいすみだも果敢にゴールに迫りますが、長野GK矢内大介選手の好セーブにも阻まれ、得点を奪うことができません。しかし、第2ピリオドは一転、すみだがペースを握ると、25分には畠山勇気選手のラストパスを受けた中田秀人選手が左足でシュートを突き刺し、同点に追いつきます。その後も長野の3倍ものシュートを放ち長野ゴールを脅かすすみだでしたが、追加点を奪うことができません。しかし、このまま試合が終わるかに思えた残り14秒、田口元気選手がゴール前に放ったシュートを宮崎曉選手が流し込み逆転に成功します。このまま試合は終了し、1-2ですみだが勝利。長野にとっては痛い敗戦となりました。
バサジィ大分 2-2 Y.S.C.C.横浜 ▶▶▶試合ハイライト
昨季準優勝の大分が、同11位の横浜をホームに迎えました。ホームで迎える今季の開幕戦を勝利で終えたい大分でしたが、横浜の守備に苦しみなかなかチャンスを作ることができません。第1ピリオドのシュート数は大分9本、横浜7本にとどまり、0-0とスコアレスで折り返します。第2ピリオドでは25分に今季新加入の堤優太選手が右サイドからGKの頭上を越えるシュートを決め、横浜が先制に成功すると、そのわずか17秒後には小門勇太選手のFKにファーポストの瀧澤太将選手が合わせて同点に追いつきます。攻勢を強める大分は第1ピリオドと打って変わってシュートを量産しますが決めきることができずに試合終盤を迎えると、35分には大分のCKが壁に当たりこぼれたボールを堤選手が拾って独走し自らゴール。最後横浜がリードを奪います。負けるわけにはいかない大分は37分、自陣でのキックインからパスを回し、前線の森村孝志選手にパスを出すと森村選手が逆サイドに回り込み自らゴールを突き刺します。再度同点に追いついた大分は流れの中やセットプレーから幾度となくチャンスを作りますが、横浜も集中した守備でゴールを守り切り、2-2で試合終了。開幕戦唯一の引き分けとなりました。
シュライカー大阪 8-1 エスポラーダ北海道 ▶▶▶試合ハイライト
昨季7位の大阪が、同10位の北海道をホームに迎えました。リモートマッチ(無観客試合)で行われたこの試合。ホームで勝利を目指す大阪は、開始わずか8秒で加藤翼選手がファーストシュートを放つなど、序盤から北海道ゴールに迫ります。すると5分、相井忍選手のFKに合わせた加藤翼選手のゴールで大阪が先制し、1点をリードします。追いつきたい北海道もチャンスを作りますが、大阪GK檜山昇吾選手の好セーブに阻まれゴールを奪うことができません。10分にはPKを得た大阪は、これを加藤未渚実選手が危なげなく決めリードを広げると、その後も得点を重ね、清水寛治選手のFリーグ初ゴールを含めた5点をリード。第1ピリオドを5-0で折り返します。ハーフタイムを挟み戦況を立て直したい北海道は25分、右サイドから切り込んだ三浦憂選手のゴールで1点を返します。このまま勢いに乗りたい北海道でしたが、得点源の室田祐希選手や水上玄太選手、攻撃参加を得意とするGK坂桂輔選手に対する大阪のマークに苦しみ、追加点を挙げることができません。試合終盤には加藤翼選手が30m近いロングシュートを直接決めてハットトリック、相井選手も第2PKを含むダメ押しの2ゴールを決めハットトリックを達成します。終始試合を支配した大阪が8-1で勝利し、幸先のいいスタートを切っています。
ボルクバレット北九州 1-3 名古屋オーシャンズ ▶▶▶試合ハイライト
F1参入2年目の北九州が、昨季王者の名古屋をホームに迎えました。まず試合を動かしたのは北九州。4分、チャオ・パルメイロ・クリスチャン選手のキックインがはじかれたところに樋口岳志選手が詰めて先制に成功します。勢いを得た北九州は、その後も果敢に名古屋ゴールに迫ります。リードを奪われリズムに乗れない名古屋は、早い段階でタイムアウトを取得。するとこれが功を奏し、タイムアウト明けすぐに八木聖人選手のCKに合わせたスパウット・トゥエンクラーン選手のゴールで同点に追いつきます。1-1で迎えた第2ピリオド、試合巧者ぶりを見せる名古屋は、26分に星翔太選手のアシストから吉川智貴選手が相手GKの脇を抜く技ありゴールを決めて逆転に成功。リードを奪われた北九州は終盤にパワープレーで得点を狙いますが、39分、昨季の得点王であり2年連続最優秀選手賞に選ばれたペピータ選手が利き足と逆の右足でシュートを流し込みリードを広げます。最後までゴールを目指した北九州でしたが、追撃及ばずタイムアップ。リーグ5連覇、14度目の優勝を目指す名古屋が新シーズンの好スタートを切っています。