逆転勝利を収めた名古屋が開幕2連勝! 町田vs北海道の乱打戦は北海道に軍配【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第2節】
6月11日(金)~13日(日)の3日間にわたり、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第2節の6試合が行われました。
フウガドールすみだ 1-2 名古屋オーシャンズ ▶▶▶試合ハイライト
開幕節で終了間際に逆転し、荻窪孝新監督の初陣を勝利で飾ったすみだが、昨季の王者・名古屋をホームに迎えました。毎回熱戦を繰り広げる両者の対戦は、序盤から激しい攻防を繰り広げます。7分、カウンターを仕掛けた栗本博生選手のアシストから畠山勇気選手がゴールし、ホームのすみだが1点をリード。しかし、2試合連続で先制を許す形とな名古屋は、およそ1分後には平田ネト アントニオ マサノリ選手が右サイドから折り返したボールを西谷良介選手がワンタッチで流し込み試合を振り出しに戻します。1-1で迎えた第2ピリオドでは、攻勢を強める名古屋に対しすみだも粘り強い守備を見せ、スコアが動かないまま時間が経過します。3分強を残し、ペピータ選手をGKに置いたパワープレーで勝負に出た名古屋はスパウット トゥエンクラーン選手が左サイドから飛ばしたボールを水谷颯真選手が押し込み逆転に成功。直後にパワープレーを仕掛けたすみだでしたが追撃及ばず、名古屋が開幕2連勝を記録しています。
湘南ベルマーレ 3-1 ボアルース長野 ▶▶▶試合ハイライト
昨季特別功労賞を受賞した、故・久光重貴選手の追悼試合としても行われたこの試合。ホーム開幕を迎えた湘南と、長年、選手、監督として久光選手と親交のあった横澤直樹監督率いる長野との対戦は注目を集め、入場制限がある中、700人を超える観客が来場しました。2連勝を目指す湘南と、前節終了間際で逆転され痛い敗戦となった長野の対戦は序盤から熱戦となりました。両者チャンスを作りながら得点が生まれずに第1ピリオド中盤に差し掛かると、試合を動かしたのは湘南でした。鍛代元気選手のパスを受けた高溝黎磨選手が左サイドから中央に切り込み、先制ゴール。これに勢いを得た湘南は、わずか42秒後に靏谷春人選手がゴールを決めリードを広げます。2-0で迎えた第2ピリオド、まずは1点を返したい長野もゴールを目指しますが、湘南の圧力もあり得点を奪うことができません。26分には高溝選手のこの試合2点目となるゴールでさらにリードを広げます。その後カウンターを仕掛けた長野は、湘南GK上原拓也選手のはじいたボールを坂井佑駿選手が押し込み1点を返しましたが、終盤に仕掛けたパワープレーでは得点を奪うことができずに3-1で試合終了。湘南が開幕2連勝を収めています。
立川・府中アスレティックFC 1-0 バルドラール浦安 ▶▶▶試合ハイライト
開幕戦を落とした同士、立川・府中と浦安の対戦は、1点の重みを感じる一戦となりました。ホームで今季初勝利を挙げたい立川・府中は序盤から積極的に先制点を狙います。開始2分足らずで皆本晃選手がシュート、こぼれ球を前節ハットトリックの活躍を見せた新井裕生選手が押し込もうとしますが、浦安GK税田拓基選手の好セーブに阻まれゴールを割ることができません。その後もチャンスを作る立川・府中に対し、浦安も加藤竜馬選手と石田健太郎選手のコンビネーションから惜しいシーンを作りますが、立川・府中GK山田正剛選手がしっかりとゴールを守ります。9分には浦安自陣でのキックインをジョー選手がカットし、浮いたボールを内田隼太選手が押し込んで先制に成功。その後も両者チャンスを作りながら得点が生まれず、1-0で第1ピリオドを折り返します。第2ピリオドではまずは同点に追いつきたい浦安が攻勢を強めますが、立川・府中が堅い守備でこれを跳ね返し、パワープレーもしのいで試合終了。立川・府中は今季初勝利、浦安は開幕から2連敗となりました。
ボルクバレット北九州 5-3 バサジィ大分 ▶▶▶試合ハイライト
今季初の九州ダービーは、今季初勝利を目指す両者が対戦しました。開幕節で強豪・名古屋と対戦し、先制しながらも逆転負けを喫した北九州は、この試合でも序盤から積極的にゴールを狙います。すると3分、大分がゴールクリアランスからリスタートした隙を突き、クシヤマ・イザケ選手が先制ゴール。6分にはクシヤマ選手の追加点を挙げリードを広げます。2点を追う大分は、GK矢澤大夢選手がハーフウェイラインを越えて攻撃に参加したところを、チャオ・パルメイロ・クリスチャン選手がパスカットからロングシュート。これがゴールネットを揺らし、北九州がリードを広げました。勢いの止まらない北九州はさらに1点を追加。12分には野口芽斗選手のCKを北九州がカットしカウンターを仕掛けようとしたところを芝野創太選手が奪い返して自らゴールを奪います。しかし、直後には今季大分から北九州に移籍した田村龍太郎選手が移籍後初ゴールを挙げ、目まぐるしい展開に。北九州20本、大分21本ものシュートが飛び交った第1ピリオドは、5-2と北九州がリードし折り返します。3点差をひっくり返したい大分は、第2ピリオドも積極的にゴールを目指します。23分には小門勇太選手のPKで追加点を挙げますが、その後は、北九州の堅い守備の前にゴールを奪うことができずに5-3でタイムアップ。北九州は今季初、そして九州ダービー初の勝利を収めました。
ペスカドーラ町田 4-7 エスポラーダ北海道 ▶▶▶試合ハイライト
ホーム開幕戦を迎えた町田が、北海道と対戦しました。ホームでの勝利を目指す町田と、開幕節でシュライカー大阪に大敗し連敗は避けたい北海道の一戦は、想像以上にタフな展開となりました。まず試合を動かしたのはホームの町田。5分、クレパウジ ヴィニシウス選手がFKを直接突き刺し、先制に成功します。ホームの後押しを受け追加点を狙う町田でしたが、12分、木村優太選手との連係から宮原勇哉選手がゴール。試合を振り出しに戻します。その後は両者ともに得点は生まれず、1-1で迎えた第2ピリオドでは一転、激しい点の取り合いとなりました。追加点を狙う町田の攻撃を押し返しながらチャンスを狙っていた北海道が24分、西村啓選手のアシストから田辺陸選手のゴールで逆転に成功すると、ホームの後押しを受ける町田が27分、30分とヴィニシウス選手の連続ゴールでリードを奪う混戦に。その後両者ともに得点を追加し4-5となると、町田は4分弱を残しパワープレーを開始します。しかし、パワープレー返しで2失点を喫し、追撃及ばず試合終了。激しい打ち合いは北海道に軍配が上がりました。
Y.S.C.C.横浜 1-3 シュライカー大阪 ▶▶▶試合ハイライト
前節、昨季準優勝の大分と引き分けた横浜が、8得点を挙げ大勝した大阪をホームに迎えました。格上との対戦が続く横浜ですが、集中した試合への入りを見せると9分、後方からのパスを受けた菅原健太選手のゴールで先制に成功します。これに勢いを得てリードを広げたい横浜は安井嶺芽選手のサイド突破から決定機を作りますが、決めきることができません。1点を追う大阪は14分、加藤未渚実選手が右サイドライン際からゴール前にピンポイントでパスを送ると、これを加藤翼選手が落ち着いて流し込み試合を振り出しに戻します。18分には相井忍選手がゴールし、開幕節でハットトリックを達成した2選手が2試合連続でゴール。第1ピリオドを1-2と大阪リードで折り返します。第2ピリオドの早い段階で追いつきたい横浜でしが、大阪の圧力を前にチャンスを作ることができません。第2ピリオド中盤には、ペナルティエリア内でのファウルにより大阪にPKを献上。これを加藤(未)選手が決めて1-3。3分強を残し、堤優太選手をGKに置きパワープレーを仕掛けた横浜でしたが、得点を奪うことができずにタイムアップ。大阪が開幕2連勝を収めました。