残り2秒で激戦を制した横浜が今季初勝利! 名古屋、7発快勝で開幕4連勝【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第4節】
6月26日(土)、27日(日)の2日間、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第4節の6試合が行われました。
湘南ベルマーレ 9-2 フウガドールすみだ ▶▶▶試合ハイライト
勝点6で並び、連勝を目指す湘南とすみだが対戦しました。コロナ禍で入場制限がありながら、600人を超える観客の後押しを受ける湘南は4分、ロゴリゴ選手が距離のあるFKを直接決め先制に成功します。これに勢いを得た湘南は1分足らずで鍛代元気選手、林田フェリペ良孝選手とつないで浦上浩生選手が追加点。その後も集中した守備を見せると12分には本田真琉虎洲選手、さらに第1ピリオド終了間際に高橋広大選手がゴールを挙げ、4-0で第2ピリオドを迎えます。その後も湘南の勢いは止まらず、さらに3点を追加。7点を追う厳しい展開となったすみだはパワープレーで反撃のチャンスを窺うと、37分に中田秀人選手が1点を返し、38分には諸江剣語選手が強烈なシュートを突き刺します。このまま得点を重ねたいすみだでしたが、湘南も攻勢を弱めることはなく、39分にはロドリゴ選手が自ゴール前から40メートル近いロングシュートを決めハットトリックを達成。さらに残り43秒でロドリゴ選手がこの試合4点目のゴールを挙げて試合終了。GK2名を含む登録14選手全員がピッチに立ち、チーム力を見せた湘南が2連勝を収めました。
バルドラール浦安 5-6 Y.S.C.C.横浜 ▶▶▶試合ハイライト
アリーナ立川立飛での共同開催1試合目は、連勝を狙う浦安と今季初勝利を目指す横浜が対戦しました。予想外の打ち合いとなったこの試合。まずは3分、宿本諒太選手が奪ったボールを小林拓夢選手が突き刺し、横浜が先制に成功します。つづく6分には、キックインの流れから菅原健太選手が追加点。浦安を突き放します。2点ビハインドの浦安も根気よくゴールを目指すと、横浜GK田淵広史選手のロングスローを滝田学選手が自陣でカットし前線に送ります。これを受けた長坂拓海選手の落としに滝田選手が合わせて浦安が1点を返しました。しかし、これまでの試合以上にゴールに向かう姿勢を見せる横浜が第1ピリオドのうちに2点を追加。1-4と横浜リードで第2ピリオドを迎えます。序盤に横浜のオウンゴールで2点差に迫った浦安でしたが、その後は得点を重ねることができず、32分にはセットプレーから高橋響選手にゴールを許してしまいます。しかし、第1ピリオドからパワープレーを効果的に使って攻撃を仕掛けていた浦安は、33分に長坂選手、35分、38分と石田健太郎選手が得点を奪い5-5の同点に。その後も浦安はパワープレーを続け、このまま試合が終わるかに見えた残り2秒、一瞬の隙を見逃さずにボールを奪った横浜の北野聖夜選手が無人のゴールにボールを流し込み5-6で試合終了。劇的な幕切れとなったこの試合で、横浜は今季初勝利を収めました。
立川・府中アスレティックFC 1-7 名古屋オーシャンズ ▶▶▶試合ハイライト
共同開催の2試合目では、2連勝中の立川・府中が、開幕から唯一3連勝を遂げている名古屋と対戦しました。森岡薫選手のFリーグ復帰でも注目を集めたこの試合。しかし、好調の名古屋はこの試合でもコンスタントに得点を重ねます。9分、吉川智貴選手のCKに合わせた星龍太選手のダイレクトボレーで先制に成功すると、14分には星翔太選手が奪ったボールを受けたオリベイラ アルトゥール選手がゴールを決め、名古屋がリードを広げます。0-2で迎えた第2ピリオドは、名古屋が本領を発揮。うまくボールを保持しながらチャンスを見逃さず、22分のペピータ選手のゴールを皮切りに得点を重ねます。4点を追う立川・府中は8分以上を残し、早い段階でパワープレーを開始。しかし、星翔太選手にパワープレー返しを浴びてしまいます。その後もパワープレーを続けた立川・府中は34分、ジョー選手のアシストから上村充哉選手がゴールし、1点を返します。しかし、集中した守備からゴールを狙う名古屋の西谷良介選手、GK関口優志選手に追加点を許し1-7で試合終了。名古屋が連勝を4に伸ばしています。
シュライカー大阪 5-1 ボルクバレット北九州 ▶▶▶試合ハイライト
前節で連勝が途絶えた大阪と、連敗は避けたい北九州が対戦しました。ABEMAのリクエスト中継でも盛り上がったこの一戦。大阪はチームのトップスコアラー、加藤翼選手がこぼれ球に詰め、4試合連続のゴールで先制に成功します。その後は両GKの好セーブもあり、両者に得点が生まれず、第1ピリオドは1-0で終了します。すると第2ピリオド序盤に今度は北九州が、自陣からのキックインに合わせた樋口岳志選手のゴールで同点に追いつきます。一進一退の攻防を繰り広げ、スコアが動かずに終盤に差し掛かった31分、PKを得た大阪はこれを加藤未渚実選手が危なげなく決め、今季3度目のPKでの得点をマーク。するとそのわずか40秒後には相井忍選手がゴールし、一気にリードを広げます。33分には加藤翼選手がこの試合2点目のゴール、33分には水田貴明選手の今季初ゴールでダメ押しの追加点を挙げた大阪が北九州の攻撃をしのいで5-1で勝利し、2連勝を挙げています。
バサジィ大分 4-4 ペスカドーラ町田 ▶▶▶試合ハイライト
前節今季初勝利を挙げた大分が、2連勝を目指しホームに町田を迎えました。第1ピリオド序盤は両GKの活躍もありスコアの動かない展開となりましたが、14分に町田ゴール前の芝野創太選手を狙ったボールがオウンゴールを誘発し、大分が先制に成功します。これに勢いを得て追加点を狙う大分でしたが、18分にはセットプレーからクレパウジ ヴィニシウス選手が同点ゴールを挙げた町田が、試合を振り出しに戻します。1-1で迎えた第2ピリオド、芝野選手のゴールで再度1点をリードした大分でしたが、町田も負けじとキックインから金山友紀選手のゴールで同点に追いつきます。36分に大分の仁部屋和弘選手がゴールを挙げると、そのわずか21秒後には町田の毛利元亮選手がゴールを挙げ、両者一歩も譲らぬ展開に。終盤に1点ずつを追加し、最終スコア4-4で試合終了。激しい攻防を繰り広げた一戦は、勝点1を分ける結果となりました。
エスポラーダ北海道 2-1 ボアルース長野 ▶▶▶試合ハイライト
今節最後の一戦は、ホームでの今季初勝利を目指す北海道と今季初勝利を目指す長野が対戦しました。開幕節、第3節を終了間際で落としている長野は3分、米村尚也選手、田口友也選手とつないで、左サイドから松原祥太選手がゴール。1点をリードします。しかし、ホームの後押しを受ける北海道は6分、右サイドから水上玄太選手がシュートを放つと、長野GK山口友輔選手がはじいたところに鈴木裕太郎選手が走り込みシュートを流し込んで同点に追いつきます。その後も激しい攻防を繰り広げる中、ファウルがかさんだ長野は北海道に第2PKを献上。これを室田祐希選手がしっかりと沈め、移籍後初ゴールで勝ち越しに成功します。さらに第2PKを与えた長野でしたが、代わって入ったGK矢内大介選手がこれを防ぎ、2-1で第1ピリオドを折り返します。次なる1点を狙う両者でしたが、スコアが動かないまま迎えた試合終盤。長野は上林快人選手をGKに置きパワープレーを開始します。登録メンバー14名で試合終了まで戦い抜いた長野でしたが、追撃及ばず2-1で試合終了。北海道がホームでの今季初勝利を挙げています。