中断期間を控えた第6節、各地で熱戦が繰り広げられる【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第6節】

7月10日(土)、11日(日)の2日間、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第6節の6試合が行われました。
 
Y.S.C.C.横浜 3-2 名古屋オーシャンズ ▶▶▶試合ハイライト
 
今節最初の試合は小田原アリーナでのホーム&アウェイ共同開催。2連勝で勢いに乗る横浜が、開幕5連勝の名古屋と対戦しました。序盤から試合巧者ぶりを見せる名古屋に対し、横浜はカウンターでチャンスを窺います。14分には横浜が4秒以内にボールを蹴り入れられずに失ったキックインから、名古屋がチャンスを作ります。吉川智貴選手のキックインを受けた星翔太選手のゴールで先制に成功。しかし、そのわずか21秒後には高い位置でボールを奪った荒川勇気選手が同点ゴールを挙げ、横浜が試合を振り出しに戻します。1-1で迎えた第2ピリオド序盤には、伊藤玄選手が逆転弾を決め横浜が1点をリード。1点を追う名古屋は9分弱を残し、ペピータ選手をGKに置きパワープレーを仕掛けます。この流れから星翔太選手がこの試合2点目となるゴールを決め同点に追いつきますが、勝利を目指す名古屋はその後もパワープレーを続けます。同点のまま試合が終わるかに見えた残り2秒、宿本諒太選手の守備から伊藤選手がパワープレー返しを決め3-2で試合終了。横浜が3連勝を挙げ、名古屋は今季初黒星となりました。
 
湘南ベルマーレ 5-3 立川・府中アスレティックFC ▶▶▶試合ハイライト
 
共同開催の2試合目では、湘南と立川・府中が対戦しました。前節、ボルクバレット北九州と勝点を分けた湘南と、3試合勝利から遠ざかっている立川・府中、どちらにとっても落とせない一戦は、序盤から激しい攻防を繰り広げます。立川・府中ボールでキックオフした試合は、ボールを奪った鍛代元気選手との連係から内村俊太選手がシュートを放ち、これがオウンゴールを誘発してわずか55秒で湘南が先制に成功します。しかし、負けてはいられない立川・府中も3分、キックインから森岡薫選手が移籍後初ゴールを挙げ試合を振り出しに戻します。両者譲らぬ攻防の中、9分、11分と立て続けにゴールを奪った湘南が2点をリード。第2ピリオド序盤にも内村選手がゴールを挙げ、さらにリードを広げます。幾度となくチャンスを作る立川・府中は、28分にジョー選手のゴールで2点差に迫りますが、その後高溝黎磨選手にGKの肩口を抜く絶妙なシュートを決められ再度3点を追う展開に。完山選手をGKに置いたパワープレーを仕掛け、1点を追加した立川・府中でしたが追撃及ばず試合終了。湘南が中断前最後のホームゲームを勝利で終えています。
 
エスポラーダ北海道 1-1 フウガドールすみだ ▶▶▶試合ハイライト
 
中断前のホーム2連戦を連勝で終えたい北海道が、連勝を目指すすみだをホームに迎えました。ABEMAのリクエスト中継対象試合としても注目を集めた一戦は、固い試合運びとなりました。第1ピリオドはシュート数が北海道7本、すみだはわずか2本にとどまり、両者ともに少ないチャンスを生かせずに0-0で第2ピリオドを迎えます。すると25分、木村優太選手のパスカットから水上玄太選手、室田祐希選手が連係し、水上選手が滑り込みながらボールを押し込んで先制に成功します。ホームの後押しを受け追加点を奪いたい北海道でしたが、次の1点を奪えずに時間が経過すると32分には鬼塚祥慶選手のアシストから栗本博生選手がゴールしすみだが同点に追いつきます。その後は同点のまま拮抗した展開がつづき、どちらも得点を奪えずにタイムアップ。勝点1を分け合う結果となりました。
 
ペスカドーラ町田 4-3 ボルクバレット北九州 ▶▶▶試合ハイライト
 
町田市立総合体育館でのホーム&アウェイ共同開催の1試合目では、町田と北九州が対戦しました。中断期間前最後のホームゲームを勝利で終えたい町田は2分、自陣からの縦パスを受けた本石猛裕選手のゴールで先制に成功します。しかし、今季2勝目を目指す北九州は3分、高い位置でプレスをかけていた清水誠也選手が同点ゴールを挙げ、試合を振り出しに戻します。その後も激しい攻防を繰り広げ、両者ともに1点を追加し、第1ピリオドは2-2で終了。第2ピリオドでは26分に毛利元亮選手が得点を挙げ、町田が1点をリードする時間が続きます。しかし、試合終盤には北九州の横山巧選手が同点ゴールを挙げ、どちらに転ぶか分からない展開に。37分にはGKピレス イゴール選手のフィードを受けた伊藤圭汰選手がゴール前に送り、これを中村充選手が押し込み町田が勝ち越しゴール。1点を追う北九州は1分を残し樋口岳志選手をGKに置きパワープレーを仕掛けますが、得点を奪うことができずに試合終了。4-3で町田が勝利を収めました。
 
バルドラール浦安 3-3 シュライカー大阪 ▶▶▶試合ハイライト
 
共同開催2試合目では、今季2勝目を狙う浦安が大阪と対戦しました。この試合を是が非でも勝利し、名古屋と勝点で並びたい大阪は開始わずか23秒でキックインから加藤未渚実選手がゴールを挙げ、先制に成功します。しかし、浦安もこれまでの試合以上に積極的にゴールに向かう姿勢を見せ、2分にはディドゥダ選手のフリーキックから加藤竜馬選手が同点ゴール。試合を振り出しに戻します。9分にもセットプレーから追加点を挙げた浦安は16分、原辰介選手の今季初ゴールで3-1に。このまま第1ピリオドを折り返すかに見えた残り40秒、大阪は磯村直樹選手がゴールを挙げ1点差に追いつきます。第2ピリオドは一転、両者に得点が生まれず試合は終盤に。7分を残しファウルを5つ溜めた浦安は、ここでパワープレーを選択します。しかし37分、大阪は加藤(未)選手が浦安の三笠貴史選手を抜き去り右足で豪快なシュート。これがゴールネットを揺らし、3-3の同点に。このまま試合は終了し、勝点1を分ける結果となりました。
 
ボアルース長野 3-5 バサジィ大分 ▶▶▶試合ハイライト
 
今節最後の一戦では、今季初勝利を目指す長野と連勝を狙う大分が対戦しました。まず試合を動かしたのはアウェイの大分。7分、芝野創太選手のアシストから野口芽斗選手がゴールし、先制に成功します。その後もペースを握る大分は、12分にも追加点を挙げリードを広げると第1ピリオド終了間際には先制点をアシストした芝野選手がゴールを決め、0-3で第1ピリオドを折り返します。まずは1点を返したい長野は第2ピリオド開始直後、青山竜也選手がゴールし、1-3に。しかし、効率よく得点を重ねる大分は森村孝志選手の2ゴールで長野を突き放します。4点を追う長野は、6分近くを残し上林快人選手をGKにパワープレーを開始。するとこれが功を奏し、増山太一選手が追加点。タイムアウトを取りながらパワープレーを続ける長野は39分、青山選手のこの試合2点目となるゴールで2点差に迫ります。しかし、その後は大分の守備を崩すことができずに3-5で試合終了。大分が2連勝を挙げています。