【日本代表】国内トレーニングキャンプ3日目を終える/選手コメント掲載
7月22日(木・祝)から千葉県・高円宮記念JFA夢フィールドで行われているフットサル日本代表候補合宿は、昨日3日目のトレーニングを終えました。キャンプ中のFリーグ所属各選手のコメントを紹介します。
<トレーニングキャンプ3日目コメント>
西谷良介選手(名古屋オーシャンズ)
―Fリーグが中断期間に入り、いよいよワールドカップに向けた時期に入りました。チームは今までと雰囲気の違いはありますか?また現在はどのようなことに取り組んでいますか?
「大きく変わることはありませんが、最終フェーズに入ってきたという緊張感は少しずつ出てきていると感じています。今まで積み重ねてきたことをベースに、ディテールですね。それぞれのコンディションが違うのでまずはコンディションを合わせるところからですが、これからもっと細かいセットプレーなど、戦術の確認が行われていくと思います」
―ご自身で調子がいいと感じるプレーや、長所を教えてください。また、現在の手応えはいかがですか?
「僕自身、派手にプレーする方ではないですが、その分、判断の速さなどには重きをおき、自分のストロンポイントだと理解してプレーしています。「脅威になれている」と感じる時は、ワンタッチでピヴォにボールを出したり、シンプルなプレーでゴールまでの道のりを描けたりしている時です。そういった時は自分の良さやストロングポイントが出ている流れにあると感じています。名古屋オーシャンズでもそうですが、自分の役割が大きく変わることはありません。ですが、クラブと代表の全体的な戦術は違うので、頭を代表に切り替えて自分のところで脅威になれるように常に意識したい、と。その部分を出すことによって、より攻撃の厚みや幅を広げられると思うので、積極的にそういう場面を増やしていけたらと思います」
―西谷選手にとって、今回が初めてのワールドカップになります。ワールドカップは西谷選手にとってどういう大会でしょうか。
「小さい頃は「サッカーの日本代表になってワールドカップに出る」という夢を持っていました。ですが、フットサルを始めた時からは、フットサルワールドカップを大きな目標として置いてきました。その目標が間近に近づいてきているので、緊張感がないと言えば嘘になるかもしれません。どんな大会になるかは出てみないと分かりませんが、準備をできることはしっかりと突き詰めて、全力を尽くすだけです。頭はシンプルに、自分の集大成という部分をぶつけたいと思っています。その目標の達成に向け、ワクワクしています」
オリベイラ アルトゥール選手(名古屋オーシャンズ)
―22日からトレーニングキャンプが始まりましたが、ここまでの練習を終えていかがですか?
「毎日2部練習があるのでそれがきついですね。名古屋オーシャンズは2部練習が毎週火曜日と水曜日だけなので、代表の方がきついです。ですが、監督はまだ(ワールドカップの)登録メンバーを決めていないので、メンバーに入れるように頑張りたいと思います。トレーニングキャンプでフィジカルコンディションが作れるようにしているので、いい感じです」
―ワールドカップまでに個人としてよくしてきたいところはありますか?
「攻撃です。守備はフィクソだからできています。セットプレーじゃない、攻撃のところを上げたいです。僕の経験を使わなければいけないですし、他の選手とも話さないといけませんが、みんなにもサポートしてもらって前回よりもよくなってきています」
―まだワールドカップのメンバーは決まっていませんが、楽しみな気持ちや高まる気持ちはありますか?
「はい、高まります。子どもの時からその夢はいつも考えていました。今からその夢が現実になることを、本当に楽しみにしています。」
矢澤大夢選手(バサジィ大分)
―Fリーグの試合を見ていてもGKは選手層がかなり厚いと感じますがその中でW杯を直前に控えるこのタイミングで代表活動に呼ばれていることを矢澤選手自身どう捉えていますか?
「今回、選ばれなかったFリーグで出場しているGKの選手たちと比べてそんなに差がないと思っていますが、4年前にトルクメニスタンで若い世代の代表(25歳以下)として大会に出場した経験も含めて選んでいただいたと思っています。自分が他の選手と比べて優れているとは思っていないですし、自分としてはこの代表チームがワールドカップで少しでもいい結果を出すために、全力を注いでいきたいです」
―バサジィ大分では攻撃に参加する回数が増えたと思いますが、ワールドカップに向けて自分を高めるために意識していますか?
「クラブと代表では、攻撃参加という面でもまったく異なります。大分ではゴールに直結するような攻撃参加、代表ではプレス回避をするための攻撃の起点になることが求められています。種類は違いますが、バックパスがきた時にいかに冷静に、一番いいところにボールを配球できるか。一見簡単そうに見えますが、それがすごく難しいのでもちろんチームでも意識してやっていました。ただ、やはり種類が違うこともあって、代表では攻撃への関わりがまったく違うので、そこは課題だと感じています。今回のキャンプはいつもより長いので、代表モードに切り替えて合わせていきたいと思っています」
―名古屋オーシャンズ、ヴォスクオーレ仙台、フウガドールすみだと様々なチームでプレーしたことが、プラスに働いたと感じていることはありますか?
「それぞれにチームの状況が違い、例えば僕が最初に移籍した仙台はずっと下位に位置しているチームでした。そこで自分は、チームにどういう関わりをしなければいけないのか。すみだの時も同様ですが、移籍を重ねることによって自分はどういう立場で何をしなければいけないのかということを客観視する力はついたと思います」
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