北海道、水上玄太選手の記念試合も立川・府中に惜敗【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第8節】

9月8日(金)~10日(日)の3日間にわたり、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第8節の5試合が行われました。およそ2カ月半の中断期間を経て再開したF1リーグでは、各地で熱戦が繰り広げられました。
 
Y.S.C.C.横浜 1-3 湘南ベルマーレ ▶▶▶試合ハイライト
 
再開初戦は”神奈川ダービー”! 元サッカー日本代表の松井大輔選手の加入で注目を集めた横浜が、湘南をホームに迎えました。試合は開始わずか48秒で内村俊太選手のカットから鍛代元気選手がゴールし、アウェイの湘南が先制に成功します。その後も落ち着いた試合運びを見せる湘南は9分に佐藤玲惟選手のゴールで追加点を挙げ、リードを広げます。0対2で迎えた第2ピリオドは一転、横浜がチャンスを作りますが、集中した守備を見せる湘南はロドリゴ選手の技ありゴールで追加点を挙げます。3点ビハインドの横浜も登録メンバー全員がピッチに立ち湘南ゴールに迫ると、35分、小林拓夢選手が湘南GKフィウーザ選手の肩口を抜くゴールで1点を返しますが、その後は得点を奪うことができずに1対3で試合終了。湘南が暫定首位に順位を上げています。
 
ボルクバレット北九州 3-3 バルドラール浦安 ▶▶▶試合ハイライト
 
今季唯一の鹿児島・サンアリーナせんだい開催で、8位の北九州と暫定11位の浦安が対戦しました。両者とも立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛け、下位同士の対戦とは思えないほど攻守の切り替えの激しい一戦となったこの試合は、キックオフ直後に動きを見せました。低い位置でボールを持つ北九州に対し、東出脩椰選手が前からプレスをかけると、こぼれ球をガリンシャ選手が突き刺し開始わずか8秒で浦安が先制に成功します。その後は両者チャンスを作りながらも両GKの活躍もあり、得点が生まれないまま第1ピリオド終盤を迎えます。すると18分、1点を追う北九州は花嶋悠選手のCKに樋口岳志選手が合わせ、最後はクシヤマ イザケ選手のゴールで試合を振り出しに戻します。1対1で迎えた第2ピリオドも撮っては取られる攻防は続き、23分に浦安の東出脩椰選手がFリーグ初ゴールを決めると、28分には北九州が今季大分から加入した田村龍太郎選手のゴールで追いつくシーソーゲームを繰り広げます。31分に藤山翔太選手のゴールで三度目のリードを奪った浦安でしたが、パワープレーを仕掛けた北九州が試合終了間際に前鈍内 マティアス エルナン選手のゴールで追いつき3対3で試合終了。勝点を分ける結果となりました。
 
バサジィ大分 1-1 フウガドールすみだ ▶▶▶試合ハイライト
 
実力がありながら中位に沈む大分とすみだが対戦しました。14名が登録できるレギュレーションの中、大分は11名、すみだは12名と限られたメンバーで迎えたこの試合。中断前まで大分に在籍し、すみだに期限付き移籍をした荒牧太郎選手がスターティングメンバーで出場し注目を集めました。試合は開始1分、ホームの大分がパカット選手の15メートルを越えるロングシュートで先制し、幸先のいいスタートを切ります。その後は堅い試合展開が続きますが、14分にはすみだの鬼塚祥慶選手が頭でボールを競ると、こぼれだボールを左足で突き刺し同点に追いつきます。1対1で迎えた第2ピリオドも両者ともに次の一点を狙い惜しいシーンも作りますが、ゴールは生まれずそのまま試合が終了し、勝点を分ける結果となりました。
 
エスポラーダ北海道 2-3 立川・府中アスレティックFC ▶▶▶試合ハイライト
 
北海道の水上玄太選手が前人未踏の400試合出場を達成したこの試合。記念すべき試合で、北海道が立川・府中をホームに迎えました。先制したのはホームの北海道。GK坂桂輔選手がハーフウェイラインまで上がって放ったシュートをゴール前で三浦憂選手が触り、1点をリードします。しかし、中断期間前4連敗の立川・府中も負けじと反撃をし、新井裕生選手のゴールで追いつき試合を振り出しに戻します。その後は立川・府中が猛攻を仕掛け、第1ピリオドだけで21本のシュートを放ちますが決めきることができずに1対1で第1ピリオドを終了します。24分には内田隼太選手のゴールで逆転に成功した立川・府中に対し、ホームでの勝利を目指す北海道は34分、フットサルワールドカップを終えて帰国した室田祐希選手が同点弾を決め2対2に。その後も次の一点を目指す両者でしたが、39分、セットプレーから完山徹一選手がゴールを決め、北海道が1点を追う展開となります。GK坂選手を上げたパワープレーでゴールを狙う北海道でしたが、追撃及ばず試合終了。立川・府中が5試合ぶりの勝利を収めました。
 
ボアルース長野 0-6 ペスカドーラ町田 ▶▶▶試合ハイライト
 
中断前のシーズン序盤では先制を奪うなど惜しい試合を演じながらも勝ち切ることができず、今季未勝利の長野が町田をホームに迎えました。ホームでの勝利を目指しまずは先制がほしい長野でしたが、試合巧者ぶりを見せる町田が序盤からペースをつかみます。開始わずか39秒で本石猛裕選手のアシストから髙橋裕大選手が先制点を挙げると、4分にはクレパウジ ヴィニシウス選手が距離のあるFKをループシュートで直接決める技ありゴールで一気に2点をリードします。13分にはこの日キャプテンを務めた伊藤圭汰選手のゴールで3点目を挙げた町田が3点リードで第1ピリオドを折り返します。まずは1点を奪いたい長野も惜しいシーンを作りますが、この日が初先発となった町田GK伊名野慎選手が集中した守備を前にゴールを奪うことができません。町田は第2ピリオドも雲切啓太選手のFリーグ初ゴールを含む3得点を挙げ長野を圧倒し、0対6で完封勝利。暫定4位をキープしています。