立川・府中、ジョー弾2発で逆転勝利! 長野、名古屋から先制を奪うも1対2で惜敗【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第11節】
10月30日(日)、31日(日)の2日間、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第11節の5試合が行われました。
ボルクバレット北九州 2-1 Y.S.C.C.横浜 ▶▶▶試合ハイライト
リーグ戦再開後、1勝2分と無敗ながら勝ち切れない試合が続く北九州が、ホームで横浜と対戦しました。まず試合を動かしたのはアウェイの横浜でした。序盤から積極的にゴールを狙うと7分、ゴール前の混戦からボールがゴールラインを割り、菅原健太選手のゴールが認められ先制に成功します。さらに追加点を狙う横浜でしたが、10分には左CKに合わせた田村研人選手のゴールで北九州が試合を振り出しに戻します。さらに17分には右サイドを突破した田村龍太郎選手が深い位置から落としたボールをゴール前の高橋健選手が伸ばした足の先でボールを押し込み、北九州が逆転に成功しました。2対1で迎えた第2ピリオドでは1点を追う横浜が多くのチャンスを作りますが、北九州のGK鈴木陽太選手が古巣からの攻撃をしっかりと押さえ、スコアが動かないまま試合終了。リードを守り切った北九州がホームで勝利を収めました。
バサジィ大分 8-3 エスポラーダ北海道 ▶▶▶試合ハイライト
Fリーグ最南端のチームである大分と最北端の北海道の一戦は、想像を超える乱打戦となりました。開始わずか14秒、GK坂桂輔選手のロングフィードを山本航平選手が胸で落とし、三浦憂選手のゴールで北海道が先制に成功します。するとホームの大分も負けじと野口芽斗選手のゴールで試合を振り出しに戻すと、その後は一転、大分がペースを握ります。8分には右のCKに合わせた小門勇太選手のゴールで逆転に成功すると、その後も得点を重ね、第1ピリオドを4対1と大分リードで折り返しました。第2ピリオドも大分の勢いは止まらず、序盤に吉田圭吾選手の左CKにニアサイドで合わせた小門選手のゴールでリードを広げました。その後、2点差に迫った北海道はGK坂選手をハーフまで上げて得点を狙いましたが、隙を突かれパカット選手に無人のゴールにシュートを決められると、さらに2点を追加して8対3で試合終了。リーグ戦再開後勝利から遠ざかっていた大分が大勝を収めました。
湘南ベルマーレ 1-2 ペスカドーラ町田 ▶▶▶試合ハイライト
2007年のFリーグ開幕以来、毎回注目を集める湘南と町田の”境川決戦”が行われました。暫定首位の湘南は前節で同3位の大阪に敗戦しており、終盤戦に向けて何としてでも勝ちたい一戦。序盤から積極的にゴールを狙うと5分には左CKを中央で受けたロドリゴ選手が左足でシュートを突き刺します。6分には後方からのパスを受けた浦上浩生選手が技ありのループシュートを決め、一気に町田を突き放しました。しかし、伝統の決戦で負けてはいられない町田も15分に自陣でのキックインから本石猛裕選手がゴールを決め1点を返します。2対1で迎えた第2ピリオドでは退場者を出し数的不利となった湘南に対し、2分間での得点は奪うことができなかった町田でしたが、湘南が同数に戻った直後に毛利元亮選手のゴールで2対2の同点に。町田も退場者を出す混戦模様となりましたが、その後両者1点ずつを追加し3対3で試合終了。勝点を分け合う結果となりました。
立川・府中アスレティックFC 4-3 シュライカー大阪 ▶▶▶試合ハイライト
立川・府中は、暫定3位の大阪をホームに迎えました。まず試合を動かしたのはアウェイの大阪でした。序盤から積極的にゴールを狙うと2分、齋藤日向選手のゴールで先制に成功します。1点を追う立川・府中は15分にキャプテンの上村充哉選手が同点ゴールを挙げますが、チームファウルがかさみ大阪に第2PKを与えると、これを加藤未渚実選手に決められ再度1点を追う展開となりました。しかし、1対2で迎えた第2ピリオドではホームの雰囲気に後押しを受けた立川・府中が反撃を開始します。23分にジョー選手との連係から酒井遼太郎選手が絶妙なコースにゴールを決めると、30分にはコーナーキックの流れからこぼれ球をジョー選手が押し込みこの試合で初めてのリードを奪いました。さらにその3分後には完山徹一選手の後方からのパスに合わせたジョー選手のゴールで立川・府中がリードを広げます。2点ビハインドの大阪はGK高見政顕選手の攻撃参加やパワープレーでゴールを狙い1点差に迫りましたが、追撃及ばず4対3で試合終了。立川・府中が逆転勝利を収めました。
ボアルース長野 1-2 名古屋オーシャンズ ▶▶▶試合ハイライト
前節、今季初の勝点を獲得した長野が、強豪・名古屋をホームに迎えました。5連覇を目指す名古屋に対し堂々たる戦いぶりを見せた長野は12分、左サイドの松永翔選手のアシストからゴール前の田村佳翔選手が右足で流し込み先制に成功します。1点ビハインドの名古屋は長野の4倍ものシュートを放ち長野ゴールを脅かしますが、GK山口雄介選手の好セーブに阻まれ得点を奪うことができません。1対0と長野リードで第2ピリオドを迎えると、長野は防戦一方の中、集中力を切らさず試合終盤を迎えます。しかし、ペピータ選手をGKに置いたパワープレーを仕掛けた名古屋はオリベイラ アルトゥール選手が立て続けにゴールを奪い1対2で試合終了。わずか2分足らずで試合をひっくり返された長野でしたが、強豪との善戦に会場からは惜しみない拍手が送られました。