逆に際立った勝負強さ!名古屋オーシャンズが「歴代最少得点優勝」

名古屋オーシャンズが5シーズン連続14度目の優勝を飾りました。今シーズンの名古屋はリーグ最多84得点を挙げましたが、1試合平均の得点数は3.82点。過去15シーズンで唯一、優勝を逃した2016/2017シーズンの3.61点に次ぐ少なさでした。これまでと比べてゴール数の少ないシーズンとなりましたが、「歴代最少失点優勝」という記録が、絶対王者の試合巧者ぶりを逆に際立たせます。

先制点を許しても動じることなく、「逆転ゴール」(同点ゴール後の勝ち越し点)はリーグ最多7点。昨年12月28日のシュライカー大阪戦では3点差を追い付いて5―4で逆転勝利と粘り強く戦い、少ない点差でもきっちり勝ちきる勝負強さが光りました。

昨年9~10月に行われたFIFAフットサルワールドカップ2021 リトアニアには名古屋からクラブ別最多7人がフットサル日本代表に選出され、大会後には新型コロナウイルスの影響で2週間の隔離期間があるなど、チームの強化が難しい時期もありました。リーグ中盤戦までは2位・湘南ベルマーレと優勝争いを繰り広げました。しかし、終わってみれば総合力は一枚上で、湘南に勝点10差をつけてリーグ5連覇を達成しました。

<名古屋オーシャンズの年度別成績と1試合平均得点>
シーズン    順位 平均得点
2007-2008 優勝 4.67
2008―2009 優勝 4.67
2009―2010 優勝 4.00
2010―2011 優勝 5.26
2011―2012 優勝 4.04
2012―2013 優勝 5.26
2013―2014 優勝 4.94
2014―2015 優勝 4.06
2015―2016 優勝 4.33
2016―2017 3位 3.61
2017―2018 優勝 4.73
2018―2019 優勝 5.21
2019―2020 優勝 5.70
2020―2021 優勝 3.91
2021―2022 優勝 3.82
※2016-2017優勝のシュライカー大阪のリーグ戦平均は5.64点、同年度の名古屋はリーグ戦2位もプレーオフで3位