横浜が大分を完封! 室田選手ハットトリックの北海道は7-3で大勝!【Fリーグ2022-2023 ディビジョン1】

6月18日(土)、19日(日)の2日間、Fリーグ2022-2023 ディビジョン1 第1節の6試合が行われました。

Y.S.C.C.横浜 4-0 バサジィ大分 ▶▶▶試合ハイライト
 
鳥丸太作新監督の指揮の元、初めてのリーグ戦を迎えた横浜。昨季4位の大分をホームに迎え、堂々たる戦いぶりを見せました。まずは5分、左サイドからのパスを受けた菅原健太選手が左足でシュートを突き刺し1点をリード。その後は拮抗した展開がつづき、1-0で第1ピリオドを折り返しますが、第2ピリオド立ち上がりには中央での切り返しから芝野創太選手が古巣・大分からの移籍後初ゴールを挙げリードを広げました。2点を追う大分も流れの中やセットプレーから惜しいシーンを作りますが、ゴールを割ることができずに試合終盤を迎えると、ゴール前の混戦から笠篤史選手に得点を許し3点ビハインドの苦しい展開に。大分は高溝黎磨選手をGKに置くパワープレーでまずは1点を狙いますが、底辺でボールを失い芝野選手にパワープレー返しを浴びてリードが広がり4-0で試合終了。2022-2023シーズンのオープニングゲームは横浜に軍配が上がりました。
 
ペスカドーラ町田 3-7 エスポラーダ北海道 ▶▶▶試合ハイライト
 
1500人を超える観客が詰めかけた町田のホーム開幕戦。エスポラーダ北海道をホームに迎えての一戦は、波乱の幕開けとなりました。開始わずか18秒、2020-2021シーズンまで町田に所属していた室田祐希選手に左サイドからゴールを決められ出鼻をくじかれると、5分には今季新加入の仁科佑太選手にゴールを許し2点を追う展開に。8分には左からのキックインにダイレクトで合わせたクレパウジ ヴィニシウス選手が1点を返すと、13分には北海道の水上玄太選手が、15分には町田の倉科亮佑選手が追加点を挙げる点の取り合いになりました。ハーフタイムで立て直し、第2ピリオドに臨みたい町田でしたが、またも序盤に室田選手にゴールを許すとその後は北海道の2倍のシュートを放ちながらも決めきることができずに試合終盤を迎えます。5分を残し、新加入の野村啓介選手をGKに置いたパワープレーを仕掛けますが、失点がかさみ5点を追う苦しい状況に。残り1分を切り野村選手のゴールで一矢報いた町田でしたが、3-7で試合終了。 昨季の第2節でも北海道に4-7で敗れており、苦い敗戦となりました。
 
立川アスレティックFC 1-2 バルドラール浦安 ▶▶▶試合ハイライト
 
関東勢同士の戦いとなったこの試合。序盤からホーム・立川が積極的に攻撃を仕掛け、キャプテンの上村充哉選手のロングパスを新井裕生選手が体勢を崩しながらもダイレクトで合わせ、新加入の中村充選手が躍動するなど、浦安ゴールに迫ります。しかし、5分には石田健太郎選手との連係から大島旺洋選手が放ったシュートパスを、ゴール前の長坂拓海選手がワンタッチで流し込み浦安が先制に成功。1点のリードを奪います。立川アスレティックFCとして初めてのホームゲームで勝利を目指す立川は10分、左サイドから仕掛けた金澤空選手のシュートが相手DFに当たりこぼれたところをすかさず中村選手がゴールし、試合を振り出しに戻します。その後は拮抗した展開がつづき、1-1で迎えた第2ピリオドも両者一歩も譲らぬ攻防で追加点が生まれないまま試合は終盤に。このまま試合が終わるかに思えた残り46秒、右サイドでボールをキープするガリンシャ選手からのマイナスのパスを後方から走りこんだディドゥダ選手がゴールに叩き込み浦安が再度1点をリードします。このゴールが決勝点となり、1-2で試合終了。接戦を制した浦安が開幕勝利を飾りました。
 
フウガドールすみだ 1-3 シュライカー大阪 ▶▶▶試合ハイライト
 
昨季8位のフウガドールすみだは、同6位のシュライカー大阪をホームに迎えました。立ち上がりに左CKを得たすみだは、栗本博生選手のパスに星龍太選手がダイレクトで合わせると、最後は清水誠也選手が詰めて先制に成功します。今季復帰を果たした星選手、清水選手が関わっての得点で幸先の良いスタートを切ったすみだは、このまま勢いに乗りたいところでしたが、4分にはセットプレーの流れから加藤翼選手にゴールを許し、試合が振り出しに。さらに18分には、大阪がカウンターから追加点を挙げ、1-2で第1ピリオドを折り返しました。第2ピリオドでは、長い時間拮抗した展開がつづき、両者ともに追加点を奪えないまま試合終盤を迎えると、1点を追うすみだはおよそ3分半を残し栗本選手をGKにパワープレーを開始。しかし、一瞬の隙から清水寛治選手に追加点を許しリードをに広げられてしまいます。最後までゴールを目指したすみだですが、追撃及ばずタイムアップ。大阪が1-3で開幕勝利を収めました。
 
名古屋オーシャンズ 3-0 ボアルース長野 ▶▶▶試合ハイライト
 
昨季王者の名古屋は、昨季最下位の長野をホームに迎えました。最下位だったとはいえ、リーグ終盤での名古屋との対戦やF2・しながわシティの入替戦での戦いぶりから今季の躍進が期待される長野。その長野に対し、積極的に攻撃を仕掛けながらも得点を奪うことができずに第1ピリオド終盤を迎えた名古屋でしたが、19分には吉川智貴選手の左CKに鬼塚祥慶選手が合わせて先制に成功します。1-0と1点リードで第2ピリオドを迎えた名古屋は、長野の粘り強い守備やGK山口友輔選手の好セーブに阻まれながらも31分には先制点をアシストした吉川選手が自身の300試合出場を祝うゴールを決めてリードを広げます。2点を追う長野は新加入の田中智基選手をGKに置いたパワープレーで反撃を狙いますが、38分には隙を突いた名古屋が水谷颯真選手のゴールで追加点。その後もリードを保った名古屋が3-0で完封勝利を収め、6連覇を狙うシーズンに幸先の良いスタートを切りました。
 
ボルクバレット北九州 3-6 湘南ベルマーレ ▶▶▶試合ハイライト
 
今節最多1576名の観客が詰めかけた北九州のホーム開幕戦。昨季2位の実力派、湘南ベルマーレとの対戦は、40分間目の離せない熱戦となりました。立ち上がりにアウェイの湘南が内村俊太選手のアシストから籔内涼也選手のゴールで先制に成功すると、11分には自陣でボールを奪った内村選手が前線まで上がり昨季の得点王・ロドリゴ選手にパス。これを受けたロドリゴ選手が昨季まで湘南に所属していた北九州GK上原拓也選手との1対1を制して追加点。さらに終盤には新加入の堀内迪弥選手が追加点を挙げ、0-3で第1ピリオドを折り返しました。ハーフタイムを挟み立て直しを図る北九州は攻勢を強めますが、試合巧者ぶりを見せる湘南は24分にキックインの流れから靏谷春人選手がゴールを決めリードを広げます。4点を追う北九州はパワープレーを仕掛けますが、湘南GKフィウーザ選手がキャッチからのパワープレー返しで追加点。34分に北九州の田村研人選手が腿で押し込む意地のゴールで1点を返すと、わずか20秒で湘南の鍛代元気選手がゴールを奪うめまぐるしい展開に。新加入の宮崎岳選手が第2PKを含む2点を挙げた北九州でしたが、追撃及ばず3-6で試合終了。湘南が悲願のリーグ優勝に向けて幸先の良いスタートを切りました。