湘南対町田の”境川決戦”は2-2のドロー! 第1ピリオドで5点リードの横浜が大阪を下し今季2勝目を挙げる【Fリーグ2022-2023 ディビジョン1 第4節】
7月8日(金)から10日(日)の3日間にわたり、Fリーグ2022-2023 ディビジョン1 第4節の6試合が行われました。
【Fリーグ2022-2023 ディビジョン1 第4節】
Y.S.C.C.横浜 6-4 シュライカー大阪 ▶▶▶試合ハイライト
今節最初の試合は、予想を遙かに超える波乱の展開となりました。序盤こそ両者ともにチャンスを作りながらも得点が生まれない拮抗した展開となりましたが、15分に右サイドのキックインの流れから横浜の高橋響選手が先制点を挙げると、そのわずか35秒後には右サイドから切り込んだ笠篤史選手が追加点。その後も勢いが衰えない横浜に対し、既にタイムアウトを使っていた大阪はGKを高見顕政選手から矢内大介選手に変え、永井義文監督から高見選手に指示を伝えます。しかし、この間にオウンゴールを献上する不運な形で、大阪に失点がかさみます。3点リードの横浜は17分にはセットプレーから、18分にはGK矢澤大夢選手のロングスローから芝野創太選手が2得点を挙げ5-0と大量リードで第1ピリオドを折り返します。5点ビハインドの大阪は、第1ピリオド終盤から取り入れていたパワープレーを第2ピリオドでも序盤から仕掛け、24分に計盛良太選手が1点を返すと、その後も幾度となくチャンスを作り、タイムアウトも効果的に使いながら2点差に迫ります。しかし、パワープレー返しで1点を失い再度リードを広げられると、39分に相井忍選手の第2PKで1点を返すも追撃及ばず試合終了。逃げ切った横浜が今季3勝目を挙げました。
バサジィ大分 1-3 立川アスレティックFC ▶▶▶試合ハイライト
ここまで全敗同士、今季初勝利を狙う大分と立川が対戦しました。どちらにとっても負けられない一戦を動かしたのは、アウェイの立川でした。開始からわずか55秒、距離のあるFKをキャプテンの上村充哉選手が直接突き刺し、大分の出鼻をくじきます。まずは同点に追いつきたい大分でしたが、なかなか攻撃の形を作れずに時間が経過。しかし、16分にはU-19フットサル日本代表でも活躍する陣川凌選手がゴール前に送ったボールが相手DFに当たり、こぼれたところに三浦憂選手が詰めて試合を振り出しに戻しました。1-1で迎えた第2ピリオドでは巻き返しを図りたい大分でしたが、28分に立川の中村充選手に試合序盤と同じような距離のあるFKを決められると、36分にも湯浅拓斗選手のアシストから中村選手にゴールを許し、点差が開きました。パワープレーを仕掛けながらも第2ピリオドでのシュート数がわずか5本にとどまった大分は、1-3で敗戦しこれで開幕から4連敗。立川が待望の今季初勝利を挙げました。
湘南ベルマーレ 2-2 ペスカドーラ町田 ▶▶▶試合ハイライト
2007年のFリーグ開幕以来、「境川決戦」として熱戦を繰り広げる湘南と町田が対戦しました。まずゴールをこじ開けたのは、ホームの湘南でした。3分、高橋広大選手のキックインにダイレクトで合わせた堀内迪弥選手のゴールで先制に成功します。しかし、負けてはいられない町田は6分、右サイドからキャプテンの伊藤圭汰選手がシュートを放ち、湘南GKフィウーザ選手がはじいたボールを山中翔斗選手が相手DFに阻まれながらも左足で触れてゴールし試合を振り出しに戻しました。その後も激しい攻防を繰り広げるなか、11分にはロドリゴ選手が鋭いFKを直接突き刺し勝ち越しに成功。2-1と湘南リードで第1ピリオドを折り返します。第2ピリオドでも両者が次の1点を目指しチャンスを作りますが、スコアが動かないまま終盤に差し掛かると4分近くを残してタイムアウトを取った町田が野村啓介選手をGKに置きパワープレーを開始。これが功を奏し、クレパウジ ヴィニシウス選手のゴールで2-2の同点に追いつくと、湘南もタイムアウトを取りパワープレーを仕掛け、パワープレーの応酬が続きます。しかし、その後は得点は生まれず2-2のまま試合終了。因縁の対決は勝点を分ける結果となりました。
エスポラーダ北海道 1-4 バルドラール浦安 ▶▶▶試合ハイライト
今季2勝目を目指す北海道が、開幕4連勝を狙う浦安をホームに迎えました。試合は序盤から大きく動きます。まずはキックオフから30秒でGK戸田貴英選手が前線にロングボールを送ると、これを受けた水上玄太選手が粘って押し込み北海道が先制に成功します。しかし、そのわずか24秒後には浦安のガリンシャ選手が体勢を崩しながらも左足で相手GKの股を抜くゴールを決め同点に追いつき、開始1分足らずで2得点が生まれるスピーディーな展開になりました。乱打戦になることも予想されましたが、その後はスコアが動かず時間が経過します。この均衡を破ったのは浦安でした。14分にディドゥダ選手のアシストからをガリンシャ選手がゴールし逆転に成功。1-2で第1ピリオドを折り返します。迎えた第2ピリオドでは、中盤を過ぎるまで拮抗した展開が続きますが、34分に低い位置でボールを回す北海道の隙を突いたガリンシャ選手が追加点を挙げると、36分にもカウンターからガリンシャ選手が追加点。1-4で試合が終了し、ガリンシャ選手が2試合連続でハットトリックを達成した浦安が、開幕から4連勝をマークしています。
名古屋オーシャンズ 3-2 ボルクバレット北九州 ▶▶▶試合ハイライト
ここまで全勝の名古屋が、今季2勝目を狙う北九州をホームに迎えました。序盤から積極的に攻撃を仕掛ける名古屋は5分、右サイドからのキックインからダルラン選手がグラウンダーのシュートを突き刺し、先制に成功します。その後も名古屋が試合を支配し決定機を作りますが、北九州GK小島義瑛選手の好セーブもあり、ゴールを割ることができません。このまま第1ピリオドを折り返すかに見えた残り22秒、高橋健選手のパスにファーで詰めた田村龍太郎選手が同点弾。北九州が同点に追いつき、1-1で第1ピリオドを終えました。第2ピリオドでも攻勢に出る名古屋は25分、右CKに合わせた平田ネト ネト アントニオ選手のダイレクトボレーで勝ち越しに成功。再度リードを奪われた北九州が終盤にパワープレーに出ると、ボールを奪った名古屋は巧みにボールを回しながら相手を翻弄し、最後には吉川智貴選手が追加点。2点ビハインドの北九州は最後まで粘り強くゴールを目指し、残り7秒で浦上浩生選手が1点を返しますが追撃及ばず試合終了。試合巧者ぶりを見せた名古屋が開幕4連勝を挙げました。
ボアルース長野 1-3 フウガドールすみだ ▶▶▶試合ハイライト
第2節でF1参入以来最速のシーズン初勝利を挙げた長野が、今季2勝目を狙うすみだをホームに迎えました。序盤から引き締まった展開となったこの試合。両者少ないチャンスのなかから先制点を狙います。均衡を破ったのはアウェイのすみだでした。10分、後方からのボールを右サイドで受けた畠山勇気選手の折り返しに中田秀人選手がファーで詰め、先制に成功します。その後も拮抗した展開が続き、0-1で迎えた第2ピリオドでは22分に田中智基選手の右CKに合わせた米村尚也選手のゴールで長野が同点に追いつきましたが、1分足らずで左CKに頭で合わせた田口元気選手ゴールで再度すみだにリードを奪われると、さらに24分には川﨑柊音選手のアシストから諸江剣語選手が追加点。1分強で2点を失った長野は最後までゴールを目指しますが、長野のパワープレーも集中した守備でしのいだすみだが1-3で勝利し、今季2勝目を挙げました。