【日本代表】ブラジルとの国際親善試合を2連敗で終える
9月18日(日)、愛知県・スカイホール豊田で国際親善試合「フットサル日本代表 vs フットサルブラジル代表」が行われました。
1戦目は早い段階で失点がかさんだ日本でしたが、この試合では集中した入りを見せました。先制点を奪われながらも0-1で第1ピリオドを折り返し、1戦目よりチャンスの数も増えた日本でしたが、第2ピリオド中盤には連続失点を喫してしまいます。パワープレーからオリベイラ・アルトゥール選手が1点を返すも、1戦目同様最終スコアは1-5で連敗となりました。
<試合後コメント>
水谷颯真選手/名古屋オーシャンズ
-決定機を逃してしまいました。
試合が終わってダウンをしているときにも選手のみんなに「あれは決めないと」と言われました。足を開きすぎてしまって。
-1戦目よりも積極的に攻撃に関わっていましたが、意識が変わった部分はありましたか?
1戦目の前半の10分間であれだけ押し込まれるということが分かったので、立ち上がりからいいリズムでプレーをすることを意識しました。
-得点を決めていく選手になるために必要なことは?
シュート力はブラジルの選手と日本人の選手では違いますし、アルトゥール選手のようなパンチ力がないとなかなか決めきることができないと感じました。
-ブラジルとの2連戦で得たものはありますか?
日本の感覚でプレーをしていると一瞬の隙を突かれると感じました。日本だとマークが緩くなってしまうようなところを見逃してくれないのがブラジルなので、もっと突き詰めていかないといけないと感じました。
-AFCフットサルアジアカップのメンバーにも選ばれました。8年ぶりのアジアチャンピオンに向けた意気込みを教えてください。
ブラジル戦とはまた違った難しい試合になると思います。もっとチーム一丸となって戦っていかないといけないと思いましたし、個人としても初めて日の丸を背負ってアジアを戦うので自分の持てるものをすべて出し切れたらと思います。
-AFCではゴールを決めてくれることを期待しています。
任せてください!
ピレス イゴール選手/バルドラール浦安
-第2ピリオドからピッチに立ちましたが試合を終えた感想は
木暮監督と内山GKコーチからまずは失点をしないということを言われました。いい仕事をしたらみんなも少しずつ自信を持つし流れも変わる。もちろん失点したくはありませんが、世界トップレベルのチームを相手に失点をしないことは難しいです。でも、最後までその考え方を持つことができたらチームのサポートができると考えていました。
-来日したときから素晴らしいGKでしたが、ベテランになり、昨年のワールドカップも経験しました。今回の対戦に生きていることはありますか?
去年のワールドカップはとてもとても特別な試合でした。フットサル選手にとって、ワールドカップは一番大事な大会です。ブラジルと戦って光栄だったし、素晴らしいチャンスでした。負けたことは残念だし、あのとき日本は素晴らしいプレーを見せ、もっと前に進みたかったけど、もっと世界に日本のフットサルを見せるためには一歩前に進みたいと思っています。ワールドカップが終わり、新しいサイクルに入って木暮監督が就任し、たくさん若い選手も入りました。経験も少ないので、今はまだ道の途中です。ブラジルには世界トップレベルの素晴らしい選手がたくさんいます。勝つことはできなかったけど、日本のフットサルとは違ったテンポやプレーを近くで感じることができたので、日本はこれからもっと成長できると思います。結果は1-5だったけど、1戦目と比べて内容は良かったと思います。
-この2連戦でプラスになったことはありますか?
最初の試合はあまり良くなかったけど、2戦目ではいい試合ができました。みんな自分たちを信じています。それが大事です。AFCでもいいプレーをして優勝を目指します。
-AFCフットサルアジアカップのメンバーにも選ばれました。8年ぶりのアジアチャンピオンに向けた意気込みを教えてください。
8年ぶりに優勝をしたいです。間違いなく簡単ではないし、まずは1試合ずつ勝たないといけません。でも、日本代表はイランと並びアジアの中で強いチームなので決勝までいかないといけません。優勝して日本に帰ってきたいと思います。
清水 和也選手/フウガドールすみだ
-2連戦を通じて、2戦目での手ごたえはありましたか?
1戦目から修正しないといけない部分があり、修正しきれなかった点ももちろんありますが、また違った姿勢を見せられることができたのではないかと思います。ただ、やはり結果が出ていないことはしっかり受け止めなければいけないと思いますし、「ブラジル相手によくがんばった」で終わることではありません。個人的にはスコアも取れず失点に絡んで未熟な部分が多いと感じましたし、こういう試合をいい経験で終わらせるのではなく、出た課題に対してしっかりと向き合って次に同じようなことを起こさないようにしたいと思います。常々、もっと脅威な選手にならないといけないと思っているので、そこに向かって変われるかどうか、しっかり結果に対して向き合っていきたいと思います。
-2試合とも得点に絡めたというところでの評価は?
体格が大きいのでブロックに入ることが多いのですが、2戦ともアルトゥール選手がボールを持ったときにはいかにシュートを打たせてあげられるか、打ちやすいような角度、ディフェンスにばれないような入り方を意識しています。それがゴールに直結しているのは同じセットとしてうれしいことですが、それだけじゃなくアルトゥール選手が警戒されたら他のメンバーが点を取れなくてはいけないと思います。こういったゴールの映像は各国も見ているはずですし、間違いなくAFCではアルトゥール選手へのマークがより厳しくなってくると思います。シューターに入ることも多いので、自分なりに脅威性をもっと出していければと思います。
-チームで2試合を通して2得点という結果はピヴォとしてはどう感じていますか?
やはり数字を求められるポジションですし、そのプレッシャーとは常に戦っていかなければいけないと思います。ただ、大事なのは自分のゴールだけではなくチームの勝利なので、そこに対して仕事ができたかどうかはしっかり考えないといけません。エゴを出していく部分とうまく帳尻を合わせないと難しいと思います。ただ、ゲームを壊しにいくためには積極性を出さないといけないと思っています。ここから先は間違いなく難しい試合が多くなってくると思うので、上の相手と戦うときにはセットプレーもそうですが、しっかりと点を取りに行くというところでピヴォとして仕事をしなければと思います。
-アジアではまだ、準優勝までの経験ですが、優勝に対する思いを教えてください。
前回準優勝をしたときに比べれば立場も変わってきていますし、メンバーももちろん変わっているなかで、自分たちがどこまでできるのか、ブラジルとの2連戦で現在地も分かったつもりです。この2連戦で得たことを各々がしっかりと受け止めて、切り替えて、アジアカップというまた違った大会に臨みたいと思います。映像などで見てきた先輩方の優勝シーンには憧れを持っていますし、今回それを自分たちの手でつかみ取りたいと思っています。
■詳しくは公益財団法人日本サッカー協会公式サイトへ