24日15時の『境川決戦』キックオフを控えた、両クラブの監督、選手のコメントは下記の通りです。
・ペスカドーラ町田 関野 淳太 監督(元ロンドリーナ代表)
「今回チームとして大きく変わったタイミングで私が監督になり、因縁めいたものを感じます。体制が変わり心配しているファンもいるかと思いますが、境川決戦では素晴らしいフットサルを見せられると思っています。」
・ペスカドーラ町田 篠崎 隆樹 選手(昨年まで湘南ベルマーレに所属)
「今回自分は出れないですが、今後あと2回境川決戦があるので、その戦いを大切にしていきたいです。」
・湘南ベルマーレ 前川 義信 監督(元カスカヴェウコーチ)
「心境としては、古巣である町田と対戦するのを楽しみにしていますが、是が非でも勝点3を取りに行きたいと思います。これから先も境川決戦を盛り上げていきたいです。」
・湘南ベルマーレ 阿久津 貴志 選手(元ロンドリーナ)
「町田には主要選手(篠崎選手、大地選手、ジオゴ選手)を取られてしまいましたが、関野監督の手の内は分かっているので、今回はこの対戦を湘南の突破口になるようにしていきたいと思います。」
・果たし状が送られた様子はこちら(ペスカドーラ町田オフィシャルサイト)
・これまでの歴史を振り返る相関図はこちら(湘南ベルマーレオフィシャルサイト)
◆境川決戦とは
町田市相原町大戸付近を水源に、その名のとおり、東京都と神奈川県を分ち、藤沢市片瀬西浜で相模湾にそそぐ川――境川。
東京都町田市をホームとするペスカドーラ町田と、神奈川県湘南地区をホームとする湘南ベルマーレ。境川の対岸に構えるクラブ同士の戦い。人はそれを、「境川決戦」と呼ぶ。
◆前身チームから続く因縁関係
今季開幕前、大地、ジオゴ、篠崎の3選手が湘南から町田に移籍し、一方、湘南には町田から久光が移籍し、町田の前身カスカヴェウでコーチを務めた前川氏が監督に就任した。
ただし、東京都と神奈川県を分つ境川の対岸に構える両チームの因縁は、これらの移籍に端を発している訳ではない。
そもそも、町田と湘南の前身チームであるカスカヴェウとロンドリーナは、エスポルチ藤沢というチームが2つに分かれる形で誕生したチームなのである。
甲斐を中心に結成されたカスカヴェウと、関野新監督を中心に結成されたロンドリーナは、お互いにブラジルの街の名前をチーム名にしており、ブラジルフットサルに強い影響を受けていた。組織的なパスワークをベースとする攻撃が両者の特徴であり、同じようなポリシーを持つ両チームは、選手同士の親交も深く、お互いを認め合う間柄だった。
例えば、カスカヴェウの選手が個人的にロンドリーナの練習に参加することもあれば、全日本選手権で得点を決めたロンドリーナの選手が、中に着込んだ甲斐のユニフォームを見せるゴールパフォーマンスを行なったこともあった。
また、カスカヴェウとロンドリーナの試合はドラマチックなものが多く、その中でも、延長戦の末、ロンドリーナが2-1で勝利した第8回全日本選手権準決勝は、今だに、ファンの間では日本フットサル史上最高の試合と語り継がれている。
◆町田と湘南になってから
カスカヴェウとロンドリーナからペスカドーラ町田と湘南ベルマーレに生まれ変わり、臨んだFリーグ1年目も、両者の対戦にはドラマがあった。
2度目の対戦となった第9節は、東京都町田市と境川隔てて隣接する神奈川県相模原市の相模原市総合体育館で行なわれた湘南ホームの「境川決戦」だったと言える。この試合は、両チームにとって優勝戦線生き残りを懸けた試合であり、3-4敗れた町田は以降3連敗を喫し、優勝は絶望的となった。
また、昨シーズン最後の対戦となったPUMA CUP第13回全日本選手権の準々決勝は、両者の試合には珍しく、荒れた。
ジャッピーニャと曽根田が小競り合いから両者レッドカードで退場し、場外でもジャッピーニャが曽根田に詰め寄り、乱闘寸前の騒ぎとなった。結局、湘南が町田を4-3で破り、ベスト4に進出した。
昨シーズンの対戦成績は2勝2敗の五分。最終成績も、Fリーグは町田が4位、湘南が5位。全日本選手権は、湘南がベスト4、町田がベスト8と、ほぼ、互角と言っていい。
今シーズンの境川決戦ではどんなドラマが生まれ、両チームにはどんな結末が待っているのだろうか。
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