リーグニュース
2010年7月25日
オーシャンアリーナカップ2010 大会四日目レビュー

大会最終日を迎えたFリーグ大洋薬品オーシャンアリーナカップ2010は、3位決定戦と決勝戦が行われました。


 3位決定戦らしいゴールの奪い合いになった対決は、エスポラーダ北海道がバサジィ大分を下した。
 前半は一進一退。北海道は前線でのボール奪取と、ミドルシュートからゴールを決めると、大分はカウンターとFKから点を取り、食らいついていく。
 しかし後半に入ると、北海道は18歳の室田祐希が1得点1アシストと活躍してリズムを作ると、その後も4点を挙げ、合計8ゴールと大量得点を奪って勝利した。
 「昨年の4位を越えるというチームの目標を達成することができた」(小野寺隆彦監督)という北海道は、うれしい3位獲得。
 一方、「負け方がよくなかった」(館山マリオ監督)と反省した大分は、後半途中からパワープレーに入ったが、2得点を返すにとどまった。しかし、この後は2人のブラジル人選手がチームに加わり、「2週間あるので、チーム状態が上がるのは間違いない」(マリオ監督)と、リーグ戦開幕時での好プレーを誓った。

 決勝戦に向けて会場は徐々に観客が増えていき、熱気でいっぱいになった。
大注目のシュライカー大阪対名古屋オーシャンズの決勝は、お互いにスキを見せずにプレーするにらみ合いのようなスタート。
 そして3分。名古屋の背番号7、リカルジーニョがピッチに入ると、会場からは拍手と歓声が起こった。そのリカルジーニョは、他選手を上回るキレのあるプレーで観客を沸かすと、2度目のピッチインとなった15分、ゴール前で見事な反転シュートを決め、会場にどよめきが起こる。
 後半に入って29分。名古屋はラファエル サカイのFKを、ゴール前で森岡薫が頭で合わせて追加点を挙げる。そして35分のゴール正面からのFKの場面。畠山ブルノ タカシが流したボールを、リカルジーニョが大きなキックモーションからチップキックでループシュート。これが大阪の壁を越えてゴール右上にきれいに収まり、名古屋が3点目を挙げた。
 大阪は前半から得意のパス回しを見せる場面もあり、ゴール前のチャンスも作って名古屋に果敢に対抗した。しかし、名古屋の気迫あふれるディフェンスにあってゴールを挙げられない。後半頭にはGKイゴールが右足を負傷。しばらくは足を引きずりながらプレーを続けたが、2点目を決められた時点で退くアクシデントもあった。
 後半途中からは、パワープレーを行って名古屋ゴールに迫ったが、無得点。逆にボールを奪われて4点目を決められ、敗戦した。

 「選手たちはよく頑張り、よく耐え、チャンスも作っていた。結果はこうなってしまったが、いい試合ができた。これからに期待が持てたと思う」(アドリアーノ監督)
初優勝を決めた名古屋はピッチ上で喜びを爆発させた。「2大会連続で負けてきた悔しい思いがあり、いいメンタルで大会に臨めた。2大会勝てなかった相手に打ち勝ったのはうれしい」(北原亘)。期待を上回る大活躍でデビュー戦を飾ったリカルジーニョも、「素晴らしいゴールが生まれて、チームに貢献できたことをうれしく思います」と喜んだ。

 「チームのコンディションがまだ万全ではない中で優勝できたのは、選手たちに(相手に)打ち勝とうという気持ちがあったから。選手たちにはありがとうと伝えたい。このタイトルを取ったことで、いい勢いでリーグに入れると思う」(アジウ監督)
 なお、大会得点王は、名古屋の森岡と丸山哲平。北海道の仲村学の3人が、3得点で並んで獲得する形になった。
 今大会で強さを見せつけた形の名古屋は、リーグでは4連覇を目指す。他チームはこの名古屋にどう対抗していくのか。2週間後のリーグ開幕に注目だ。


■オーシャンアリーナカップ2010特設サイトはこちらFリーグフォトギャラリー Vol.47 オーシャンアリーナカップ2010 4日目
以 上