名古屋セントラル2日目結果:上位陣すみだ、名古屋、大阪は揃って勝利!仙台は3試合ぶりの勝利を惜しくも逃し引き分け

8月27日(土)、SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 名古屋セントラル2日目の5試合が、愛知・テバオーシャンアリーナで行われました。


第1試合 ペスカドーラ町田 4-4 (前半1-2) ヴォスクオーレ仙台

仙台_狩野

 この試合が今回のセントラル初戦となる町田と仙台が対戦しました。先制したのは町田。室田 祐希選手のアシストから横江 怜選手が押し込み、1点をリードします。しかし、仙台も粘り強くチャンスを窺い、町田のオウンゴールで同点に追いつくと、その後も果敢に町田ゴールに迫ります。19分には木島 悠斗選手のシュートのこぼれ球を永村 八一選手が押し込み逆転に成功。1点をリードし前半を折り返しました。
 迎えた後半、町田は立ち上がりから積極的に追加点を狙い、前半1アシストの室田選手のゴールで同点に追いつきます。しかし、勢いに乗る仙台が追加点を挙げ、2点を追う展開に。セットプレーから1点差に迫った町田は、篠崎 隆樹選手をGKにパワープレーを開始。パスワークから本田 真琉虎洲選手のゴールで4-4の同点とすると、その後もパワープレーを続けました。しかし、追加点を奪うことはできずにタイムアップ。勝点1を分け合う結果となりました。
 町田のゲームキャプテン、ピレス イゴール選手は試合後の会見で「特に前半はチャンスが多かった。ゴールを決めることは簡単ではないと僕たちは皆知っていますが、もっともっと決めることが必要です」と話しました。


第2試合 エスポラーダ北海道 3-4(前半1-1) バルドラール浦安

浦安_チュス

 昨日の試合で勝利した北海道が、浦安と対戦しました。連勝を狙う北海道は、昨日2ゴールの活躍を見せた堀米 将太選手が躍動し、水上 玄太選手が守備で魅せるなど先制点を狙います。対する浦安は新加入のチュス選手、ケニー選手がFリーグ初出場をはたし、GK藤原 潤選手のファインセーブもあり得点を許しません。先制したのは浦安。13分にチュス選手が初出場で初ゴールの活躍を見せます。しかし17分、セットプレーからチャンスを窺う北海道が水上 玄太選手の得点で同点に追いつき、1-1で前半を折り返します。
 迎えた後半、開始早々に水上選手のこの日2点目となるゴールで勝ち越しに成功した北海道でしたが、浦安も岩本 昌樹選手との連携から中島 孝選手がゴールを挙げるなど、試合はシーソーゲームの様相を呈しました。3-3と拮抗した展開の中、浦安が第2PKを獲得。これを小野 大輔選手がきっちり決めると3-4で試合を終えました。
 小野寺監督は試合後の会見で「2連戦の中で選手たちはよくがんばってくれました。(初出場の2選手は)やはり経験値もあり、サイドから仕掛けてくる脅威がありました。間違いなく今後キーマンになってくると思います」と語っています。


第3試合 名古屋オーシャンズ 1-0(前半0-0) バサジィ大分

名古屋_セルジーニョ

 3試合目は緊張感のみなぎる試合となりました。序盤から名古屋が攻勢を極めますが、大分も粘り強い守備でこれをしのぎます。両者ともカウンターやセットプレー、個人技と多彩な攻撃を見せますが、名古屋はGK関口 優志選手が、大分はGK檜山 昇吾選手が集中したプレーでゴールを割らせません。
 0-0で前半を折り返すと、攻守ともに両者譲らぬまま試合は終盤へ。残り時間もわずかとなった39分、第2PKを得た名古屋がセルジーニョ選手のゴールで先制すると1点を守りきり試合終了。1-0で名古屋が勝利を挙げました。
 大分の吉武 茂郎監督は試合後の会見で「選手たちは前後半を通じてすごくいい試合をしてくれました。不運な形で失点し、最後は糸が切れてしまいましたが、内容でも気持ちでも名古屋に負けていなかったと思います」と話しました。また、名古屋の星 龍太選手は「固く膠着した試合を勝ち切れたことはプラスになりました。明日も引き続き勝点3を狙います」と意気込みを語りました。


第4試合 フウガドールすみだ 5-3(前半2-1) デウソン神戸

すみだ清水諸江

 現在暫定首位のすみだは、第2節で9-6と激しい撃ち合いを繰り広げた神戸と対戦しました。まず試合を動かしたのはすみだ。西谷 良介選手のキックインに諸江 剣語選手がファーで合わせて先制すると清水 和也選手のアシストからボラ選手が追加点を挙げ、2点をリードします。2点を追う神戸は15分、松宮 充義選手の体ごとゴールに飛び込むような得点で1点差に迫り、前半を折り返します。
 両チーム、前半のいい流れのまま3-3の同点までもつれた後半、首位の意地を見せるすみだが清水選手の粘り強いプレーで勝ち越しに成功します。1点を追う神戸はパワープレーを仕掛けますが、すみだの渡井 博之選手がパワープレー返しで追加点。5-3ですみだが勝利しました。
 敗れた神戸の原田 浩平選手は「2点リードされましたが、我慢すれば必ず追いつけるとチームの皆は分かっていました。最後は勝つことを知っているチームと知らないチームの差が出ました」と悔しさをにじませました。


第5試合 府中アスレティックFC 4-9(前半3-3) シュライカー大阪

大阪

 セントラル2日目の最終戦は、連戦の大阪の得点力が爆発した試合となりました。前半は3分に大阪の小曽戸 允哉選手が先制点を挙げると、直後に府中の永島 俊選手が同点ゴールを挙げるなど拮抗した展開に。1点を追う大阪は終了間際に加藤 未渚実選手のアシストからアルトゥール選手の得点で同点に追いつき3-3のドローで前半を終えます。
 明暗を分けたのは後半でした。立ち上がりから積極的に勝ち越し点を狙う両者でしたが、22分にチアゴ選手が得点すると、26分にはアルトゥール選手がこの日2点目となるゴールを挙げます。GKの田中 俊則選手が第2PKを止め、パワープレーを仕掛けるなど戦況を打破したい府中も善戦しますが、後半だけで6得点の大阪の勢いを止めることができず、4-9と大差をつけて大阪が勝利しました。
 府中の皆本 晃選手は「実力どおりの結果となりました。それ以上でもそれ以下でもありません。やれることはやり切っての結果なので、現実を受け止め、可能な限り準備をして明日は勝てるようにしたいです」と話しました。

 大阪は名古屋セントラルを2連勝で終えています。